歯を食いしばって頑張ってない?50代は虫歯以上に歯茎がヤバイ

歯が痛いとき、実は歯茎も弱っている?

虫歯、歯肉炎、歯根膜炎などの歯周病とは


突然、歯が痛いと自覚したことはありませんか?歯が痛い場合は、ほとんどの場合は虫歯によるものが多いように感じます。しかし、大人になると歯痛の原因は虫歯だけではないことがあります。

 

 

歯が痛いと感じてはいるものの口の中を鏡で見ても何もなく虫歯の痕跡がなく、ただただ痛い。そのような場合、虫歯だけでなく歯の根っこの部分に問題があったり歯茎に問題があったりと原因はさまざまあります。

見た目ではわからない歯の痛みは、鎮痛剤などで誤魔化すのではなく早めに歯科医院に行くことが重要です。自分では見えなくても歯科医師が見ればわかる場合もあります。また、歯の中をレントゲンを撮影すれば原因が見えてきます。

歯が痛いと言うサインを見逃さないようにしましょう。特に大人の歯痛は、虫歯のように歯の表面だけではなく歯髄と言って歯の中に原因がある場合が増えてきます。

こうなると簡単には治りません。そして、治療にも時間が掛かります。歯を削ってその中を殺菌しないとなりません。ひどい場合は歯を抜くことになります。

また、歯が痛く虫歯だと思っていると実は面倒な歯周病の場合もあります。歯周病も歯を失う原因に繋がります。大人の歯は、言うまでもなく、永久歯なので一度失えば二度と生えてこないのはご存じですよね。

歯が痛い場合、治療はやはり歯を削るのでしょうか?虫歯の場合も歯の中に病巣がある歯根膜炎などの場合も歯を削ることになります。歯の中に入り込んだ病原菌を殺菌しないとなりません。

多いのはやはり虫歯です。でもそれだけではないのです。以前に詰めた銀歯などの被せ物が時間とともに緩んでそこから菌が侵入している場合もあります。

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虫歯は、おもにミュータンス菌と言う菌が原因です。ミュータンス菌は、プラーク(歯垢)をつくります。そのプラークが、歯を溶かす酸をつくります。酸で歯が溶かされ神経に達すると歯が痛くなるのです。

 

 

逆に虫歯の原因菌が多くても虫歯にならない人もいます。それは一体なにが違うのでしょう。

すぐに虫歯になる人・虫歯にならない人

すぐに虫歯になりやすい体質歯質などの違いが大きく影響しているからです。また、ライフスタイルなどです。食事や口内環境も影響すると言われています。

①歯質=歯の強さや唾液の量によっても虫歯になりやすいか左右されます。

②虫歯菌=ミュータンス菌は、プラーク(歯垢)を作り歯を溶かす酸をつくります。

③食べ物=糖質など特に砂糖を多く含む食品や飲料が虫歯の発生に影響を与えます。

これらの三つが重なる時間が長い面積が大きいと虫歯になるリスクが高まります。虫歯の予防には歯をしっかりと磨く習慣や歯科医院でのプラークの除去などが有効です。

プラークというのは歯垢のことですが、長い時間放置すると歯石になり歯にこびりつき歯ブラシでは簡単に除去できなくなります。

そして、虫歯菌の活動を抑えるキシリトールやフッ化物の使用なども有効です。最近では、キシリトールガムなどの商品が多くあるので好きなものを使用すれば簡単に口内環境をケア出来ますよね。

歯質を強くするには、よく噛んで唾液を多く出す食べ方が歯質強化に繋がります。よく噛めば沢山の唾液が口の中を流れて衛生的な口内環境を保つことが出来るのです。

治療は、早めに始めることで軽く済みます

やはりお口の中をいつも清潔にしておくのが大切なのです。食後、は、しっかり歯を磨く習慣を身につけることが有効な対処方法と言えるでしょう。また、磨くだけでなく洗口液なども旨く使えば非常に有効な対策になります。

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しっかり磨いているつもりでも、意外と歯垢が残っていることもあります。歯ブラシの仕方を今一度確認すると良いかもしれません。

歯ブラシが古くなっていませんか?

日本人は他の先進国の人とくらべて歯ブラシの使用期間が長いそうです。歯ブラシは、出来れば二週間で交換しましょう。最長でも一ヶ月ほどで交換するのが良いようです。

 

 

長くても一本の歯ブラシは約50回くらい磨いたら終了と言う計算です。意外と早いですよね。

ちゃんと磨いているのに虫歯になってしまう

こんな方には、歯科医院でのプラーク除去やフッ化物を使った治療がおすすめです。また、先程も書きましたがキシリトールの入ったガムやキャンディーを使うのも良いでしょう。

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プラークとは歯垢のことですが放置すると歯石になります。歯石になってしまったら歯科医院で削り取るしかない状態になります。また歯周病の原因にもなります。

歯垢が石のように固くなり歯石となると歯茎を傷つけそこから病原菌が歯茎を侵食します。

日々の口内ケアでは、フッ素が入った歯磨き粉やデンタルリンスの使用も有効なのです。特に磨いているのに虫歯になると言う方は、体質や歯質が弱いと推察されますので定期的に歯科検診を受けると良いでしょう。

歯が抜ける原因になる歯肉炎や歯周病

歯周病とは、プラーク(歯垢)によって歯の周りの骨が溶けて歯がぐらついたり歯茎が赤く腫れたり痛む症状を持つ病気です。最終的には歯が抜けてしまうだけでなく歯を支える骨も溶かします。

初期症状があまり無いのも特徴で気が付かないうちに進行してしまいます。歯が痛いと感じた時には遅いかもしれません。こちらも早期の治療が肝心です。

ここでも、プラーク(歯垢)が、出てきました。歯の健康にはプラーク=歯垢の除去が必須なのです。

虫歯だけではない歯の痛みとは?

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歯が痛いので虫歯だと思ったら実は歯周病だったと言う場合もあります。若いうちはプラーク(歯垢)が、歯茎に悪影響を与えたとしても歯肉炎で治まります。

しかし、免疫力が衰える30歳以降になると一気にプラーク(歯垢)が骨まで溶かしてしまいます。日々の口内ケアでプラーク(歯垢)から歯茎を守る必要あります。

歯科での治療をせずに歯周病が進行すれば、溶けた骨を回復させるために外科的手術が必要になることもあります。かなり大掛かりな病気に繋がりますね。

歯が痛いでは済まされませんし歯を失うことでの健康リスクは非常に高いと言えます。噛むことで食事も美味しくいただけます。

最近では、脳の活性化には良く噛んで食べると言うことも言われています。認知症の予防にも繋がるのです。

噛んだ時に、歯が痛い歯根膜炎

普通に食事をしていて、噛んだ途端にズシーンと尾を引く痛みが続くのが歯根膜炎の特徴です。

噛んだ瞬間「いたぁ〜いぃ〜・・・」って感じの痛さです。かなり?非常に?とっても!尾を引くのです。歯の根の周りに起る炎症です。これも治療をせずに放置すると歯の周りの骨にまで、悪影響を及ぼします。

 

 

このようにあとを引く歯根膜炎の痛みの症状が出た場合は歯に何かのトラブルが発生していることが多いのです。この場合も早めに歯科医院での治療が必要です。

原因は歯根膜に何かしらの病原菌が侵入して炎症を起こしていると言うものです。また、繰り返し機械的な刺激強い力が加わった時に炎症反応が起って痛みます。

炎症が歯根膜を越えてしまうと歯の周りの骨を溶かし歯根嚢胞(しこんのうほう)や歯周病の悪化に繋がります。

では、何故歯根膜炎になるのでしょう?

虫歯が原因の場合もあります。また、歯ぎしりなどで同じ歯に力が掛かり続けると、歯根炎症を起こします。

実に日本人の70%が歯ぎしりで歯を悪くしています。歯ぎしりで歯が割れたり削れたり骨が痩せてしまう。歯ぎしりとは、寝ている間に歯と歯を無意識に擦り合わせてしまうことです。

でも寝ている間なのでわからないですよね。朝起きた時に、顎がこわばったり痛いなどの症状ありませんか?歯ぎしりを治療で改善する方法はマウスピースで対応する方法などがあります。歯列矯正なども有効です。

また、歯ぎしりをする人は昼間も歯を食いしばっている可能性があります。無意識に歯を食いしばり頑張ってしまうのです。

知らず知らずギュッとくいしばっている?

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言われてみればと思う方も居るかもしれません。原因は、不明ですがストレスの可能性が大きいようです。またクセになっている場合もあります。

普段から食縛るクセを無くすよう気を付けたり硬いものを食べるときに同じ方の歯で噛むのを止めるなどの対処で徐々に治して行きましょう。

また、顎や歯が痛いときは柔らかい食事で様子を見て歯科医院で治療してもらうのが良いでしょう。どうしても痛みが酷くすぐに歯科医院に行けない場合は、ロキソニンなどの鎮痛剤が有効です。

ドラックストアの薬剤師さんに相談して様子を見ましょう。鎮痛剤での対処は急場しのぎですので、早めに原因を突き止めるために歯科医院へ行くことをおすすめします。

歯ぎしりや食縛りは筋肉のの緊張や硬直から起る肩こりのようなものと同じといわれています。なんとなくわかりますよね。頑張っている時などに歯を食いしばるのは漫画でも描かれています。

ストレスで体中に緊張やこわばりが起る?

リラックスを心がけ、酷い場合は歯科医院で早めに診てもらうようにしましょう。実は、私も顎と歯の痛みが同時に出て歯科医院に掛かりました。

食縛りによる歯根膜炎でした。かなり痛いです。虫歯は一本も無く痛む歯も治療済みでした。

子供の頃から診て頂いている先生なので私の歯の治療はすべてその先生がしてくれています。歯が、痛いと文句を言ったら「この歯が痛いワケがない!既に神経は抜いてある」と言われました。

では、何故痛くなるのでしょう不思議ですよね。ひとまず口の中を全部検査していただきました。

気が付きにくいストレスからの食縛り

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結果は、歯根膜炎とレントゲンで直ぐにわかりました。最近食縛っていない?と、言われ気が付いた次第です。歯根膜の炎症を止める治療をしていただいてすぐに良くなりました。

歯ぎしりは?こればかりは自分ではわからないですよね。子供の頃は歯ぎしりのクセがあり家族に指摘されていました。神経質な幼児に多いと言われています。

私も神経質な性格の子供であったことは確かです。でも乳歯から永久歯に抜け替わると自然となくなりました。

大人になってからは歯ぎしりはないと思います。ただ、イライラすると硬いものを食べたくなります。お煎餅やナッツ類はお菓子箱に常備しています。

果物もリンゴなどをかじるのが好きです。噛むことが好きなので、ほとんど虫歯はないのですが食い縛りのクセがあります。気をつけたいと思います。

忙しいなどプレッシャーが食縛りの原因に

忙しいなど大きなストレスを抱えていて昼間ふと気がつくと歯を食いしばってしまいます。仕事の納期などが迫ると非常にプレッシャーが掛かります。

常に気を張っていいることが多く肩こり眼精疲労も凄いです。当然食い縛りもしていたりします。

これ?って思いました。普段から何気なく食縛って生活をしていたのです。そして、最近気がついたのは冬に食い縛りが多いのです。

冬に寒いと寒さを我慢するために全身に力が入り奥歯を食いしばっていました。寒がりなので知らず知らずのうちに歯を食いしばって我慢していたのです。

肩こりも冬場に多いですよね。やはり寒いと体に力が入ってしまうようです。ストレスは万病の元と言うのも頷けますよね。

気が付いて食縛らなければ再発はない?

それ以来、昼間は顎の力を抜いて上の歯と下の歯があまりふれない程度の隙間を空けるようにしています。出来るだけ体の力を抜いて暮らすことが大切だと思います。

抱えていたストレスも今は少く安定して来たのかもしれません。歯が痛いと言う意外と多いこの症状ですが、虫歯くらいって思って放置していませんか?

虫歯菌は、体中を蝕み酷い場合は命に関わることもあります。現に虫歯菌が心臓病の原因になったり脳に入り込んで脳症を起こすことも知られています。

虫歯は自然にはなおらない

一旦、虫歯になった歯は自然治癒はしませんので注意が必要です。歯が痛い場合は我慢せず早めに治療をはじめましょう。また、歯周病も歯を失い寿命を縮める原因になります。

歯は物を食べるための大切なものです。丁寧なケアで口内環境を良好にして健康を守りましょう。

虫歯や歯周病で歯を失わないようにしたいですよね。ご長寿の人は沢山噛むと言う報告を読みました。80歳で20本を目標に歯磨きや歯のケアを続けましょう。

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皆様のご健康をお祈りいたします。

長文をお読みいただきまして、ありがとうございます。 ♡香


 

 

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