フリースの黒ずみが落ちない

フリースの洗い方と洗濯で発生する黒ずみの正体


フリース素材の衣類は、冬場に大活躍しますよね。フリースは洗濯も楽だし乾きも早く着用して暖かく寒い季節に助かります。

 

 

でも、お気に入りのフリース。お洗濯をしていくうちにだんだんくすんだような黒ずみが気になりませんか?

たかがフリースですが、暖かく高性能のフリースを長く大切に着用するための洗濯術、フリースの黒ずみやくすみの原因と解決方法について記事にします。

白い紙の上におくと既に白ではなくアイボリーになっています。黒ずんでまでがいませんが黄ばみも気になるものです。このフリースはかなりの年代物です。6年以上前に購入したフリースです。

フリースといえばユニクロ?私も秋から春までユニクロのフリースにお世話になっています。ここ数年フリースも進化してヒートテックのフリースや毛足の長いマイクロフリースなど一段と暖かさを追求した商品が発売されていますよね。

私の場合、特に他の衣類と色を合わせやすい薄いカラーのフリースが気に入っています。でも、白や薄いピンクなどのフリースは洗濯していくうちに黒い汚れのようなくすみや黒ずみがつくことがあります。

はじめは他の洗濯物の色が色移りしたかと思いましたが、再度洗濯してもなかなか落ちてくれません。

フリースが黒くなる原因は?いったいどうして黒いくすみができるのか?使用した洗濯洗剤や柔軟剤の使い方をおさらいしながら説明します。

また、付着した黒ずみの除去方法についても書いて行きますので、ぜひ参考にしてくださいね。知ればなるほどと思うほど簡単に除去出来ますよ。

フリースを洗う洗剤について

洗濯洗剤は、洗う衣類ごとの分けていますでしょうか?ちょっと面倒くさいお話しですが、洗う衣類ごとに洗濯洗剤を使い分けことで、生地を傷めずに洗い上げ、また黒ずみなどの原因を減らすことができます。

フリースの黒ずみの原因のひとつとして考えられるのが洗濯洗剤に含まれる蛍光剤いわゆる蛍光増白剤です。蛍光増白剤は白いものをより白く洗い上げ白く見えるようにする洗剤に含まれる成分です。

蛍光増白剤が含まれる洗濯洗剤が衣類に残っていると柔軟剤の成分との化学反応により衣類に黒ずみが発生するのです。

下の写真は、アリエールの説明書きです。白いタオルなどを洗うときに使用している洗濯洗剤です。蛍光増白剤が配合されています。

蛍光増白剤は、白いものをより白く洗濯したい場合は持って来いの成分ですが、蛍光増白剤を含む洗剤の使用量が多すぎたり、すすぎ不足で洗濯した衣類に染み付いたりしている場合、洗濯後に使用する柔軟剤の成分と反応して黒ずみの原因になることがあります。

 

 

まず、フリースを洗う場合は、蛍光増白剤が含まれていない洗剤を使うことが第一の問題解決への道となります。

おしゃれ着洗い用の洗剤エマールやアクロン、また、通常の洗剤でも蛍光剤・蛍光増白剤を含まないと書かれている洗濯洗剤を使用することです。

蛍光増白剤を含む洗剤も白いタオルやシーツなど白い物に対しては有効ですし、しっかり白くしたい、汚れやニオイをしっかり落としたいという場合には非常に有効な洗剤です。しかし、蛍光増白剤を含む衣類を真っ白に仕上げるという洗濯洗剤のほとんどがアルカリ性の洗剤です。

ちょっとおしゃれ着には強すぎます。でも泥汚れや汗が染み付いた衣類、タオルなどしっかり洗いたい洗濯物には向いています。

要は、洗濯物に適した洗剤があるということを踏まえて洗濯洗剤を選ぶことが肝心ということです。

普段色柄物を着る機会の多い方や、冬場にフリースなどを着用する方の場合は、おしゃれ着用の洗剤や蛍光増白剤を含まない洗剤を一本用意しておくことをおすすめします。

ふんわり柔らかフリースはおしゃれ着洗いを

冬の普段着にちょうどよくリーズナブルなフリースは、どのようなシーンでも着用でき気楽に着回せることから洗うときも洗濯機に気楽に放り込んでしまいがちです。

綿の白いタオルや靴下などしっかり洗いたい白い物と一緒にお洗濯をしていませんか?

そもそも洗濯物を分けて洗う習慣がない方も多くいらっしゃると思います。でも、ふんわり柔らかなフリースを長持ちさせるためには、おしゃれ着用の洗剤を使うことが大切です。

フリースはデリケートなおしゃれ着です

フリースのふんわり感やしっとりした着心地、生地が持つ風合いは丁寧なお洗濯でキープできます。洗濯機に入れる際は、洗濯ネットをつかうと更に風合いが長持ちしますよ。

また、毛足の長いフリースやマイクロフリースの場合もおしゃれ着用の洗剤で手洗いするか洗濯機ならおしゃれ着コースでお洗濯することをおすすめします。

 

 

せっかくの温かいフリースです。いつまでも柔らかくふんわりと楽しみたいものです。

黒ずみがついてしまったフリースへの対処

蛍光増白剤を含む洗濯洗剤で洗濯して、すすぎ不足で生地に洗剤が残留すると柔軟剤の成分が反応を起こして、黒ずみの危険度が高まることはおわかりいただけたと思います。

蛍光増白剤と柔軟剤で起きた黒ずみを落とす方法を考えてみましょう。一旦、衣類に染み込んだ古い洗剤と柔軟剤を落とすことがポイントです。

いろいろすることはなくキッチンから食器用洗剤を持って来ましょう。黒ずみが出来てしまったフリースのシミの部分を中心に食器用洗剤を少し垂らししっかり揉み込みます。

 

 

この時あまりゴシゴシするとフリースのふわふわ感が損なわれ傷ついてしまいますのでやさしく食器用洗剤を馴染ませる感じでフリースに染み込んだ古い洗剤と柔軟剤を揉み出しましょう。

色の薄いフリースから灰色の泡が出てくれば正解です。蛍光増白剤が柔軟剤の油分でロックされて黒ずんでいると考えるとわかりやすいですよね。

脂汚れに最強の力を発揮するのが食器用洗剤というわけです。もちろん食器用の洗剤なので蛍光増白剤は含まれていませんし、漂白剤も含まれていません。私は今回マジカを使ってみました。

チャーミーのマジカは、食器の油汚れをスッキリ落とすという洗剤です。食器用洗剤にも中性のものと弱酸性のものがあります。ひとまず中性なら安心ですよね。ちなみにマジカは中性です。

食器用洗剤は、衣類に使っても泡切れが良いのですすぎが楽です。この場合は手洗いで行いましょう。洗濯機に食器用洗剤を入れるのはやめましょう。

あくまでもくすんで黒ずんでしまったフリース1~2着だけを洗うようにしてくださいね。洗面器や洗面台のシンクなどで手で洗える程度にとどめ、手肌の弱い方は必ず炊事用の手袋を使用しましょう。

食器用洗剤は万能?さまざまな悩みを解消

フリースの黒ずみだけでなく、ワイシャツの襟の黒ずみや黄ばみにも有効です。また靴下の皮脂汚れも落とすことが可能です。

これまで固形の浴用石鹸や洗濯石鹸が良いと書いてきましたが、擦ることなく汚れに浸透する食器用洗剤もお洗濯に利用すれば家事が非常に楽になりますよ。

フリースの黒ずみの場合は、蛍光増白剤と柔軟剤の成分の関係で黒くシミが出来てしまうといったトラブルです。

 

 

しかし、生活をしていると、さまざまなシーンで問題が出て来ます。せっかく洗濯したにもかかわらず、汚れやニオイが取れていない場合や、思ってもいない汚れやシミが発生する?

洗ったばかりの洗濯物が臭くなったり、洗う前より汚くなってしまうなんて本当にイヤですよね。このような場合、今一度汚れの原因を考え直し対処することが重要です。

普段から洗剤の量をしっかり計量します

洗濯機で洗濯をするという自体が本当に便利なことです。昭和のはじめであれば、洗濯は手でするものでした。でも今は、洗濯機が洗って乾燥まで済ませてくれます。

でも、洗濯洗剤の量をしっかり計量して使用しないとすすぎ残しが出てしまいます。最近の洗剤はすすぎは一回となっており節水型になっています。当然、全自動洗濯機にもすすぎ一回コースがありますよね。便利です。

しかし、洗濯洗剤の量を適当にしていると思わぬトラブルが発生します。フリースの黒ずみもそのひとつです。

衣類によって洗濯洗剤を変更することが出来ない場合はしっかり計量して洗剤の量を計って洗濯をしましょう。すすぎの回数が減ったことで、洗剤によっては衣類に残留してシミや黒ずみの原因になります。

また、肌の弱い方がいる場合、湿疹や肌荒れの原因にもなりかねません。洗剤は適量を使用して経済的にお洗濯をしましょう。

でも、忙しい毎日お洗濯も手間がかかりさまざまな部分でいい加減になりがちですよね。

だって忙しいのですもの、洗濯機に一気に突っ込んでエイヤーと済ませたい気持ちもわからないでもありません。

ただ、愛着ある衣類を大切に長く着たいとお考えであればひと手間を掛けることで解決できることが沢山あります。

しっかりすすいで柔軟剤を使用しましょう

フリースにお話しを戻しましょう。しっかり古い洗剤や柔軟剤を除去しよくすすいだら最後はお手持ちの柔軟剤を使用してフリースをふっくらと仕上げましょう。脱水をして風通しの良い場所に干せば終了です。

黒ずみは解決できましたでしょうか?一度でスッキリしない場合は、次回の洗濯からは、蛍光増白剤を含まない無蛍光の洗剤やおしゃれ着用の洗剤を使用してお洗濯をしましょう。

下の写真はハイジアの説明書きです。「中性」で、蛍光増白剤を含まない「無蛍光」と書かれています。

一気にキレイにしたいところですがあまりゴシゴシ洗うとフリースの毛足がなくなってしまいます。徐々に洗いながら黒ずみを除去して行きましょう。

この冬、フリースはおしゃれ着洗剤で洗濯

フリースの劣化が気になります。あまり高価な衣類ではありませんが、せっかく気に入って購入した衣類ですから長く大切に着用したいものです。

そして、ヨレヨレになってしまうのもイヤです。長く着てもいつまでも新しいまま着用できればおしゃれに見えますよね。ですからこの冬は、フリースもヒートテックなどの下着類もすべておしゃれ着洗いのエマールを使用してお洗濯をしました。

洗い上がった衣類も傷みがなくスッキリ洗え満足できます。冬は、汗をかくことも少なく酷く汚れることもありません。

一度着用したものは、必ず洗濯します。なのでゴシゴシ洗濯するというよりは、やさしく洗うようにしました。

結果的にお気に入りの衣類は柔らかいままキレイに春を迎えることが出来ました。次の冬も暖かく着こなせると感じています。

ここ数年マイクロフリースなど更にやさしく暖かな衣類が発売されています。お洗濯の方法も考え直す時期にきているのではないでしょうか?

洗濯機に突っ込むまでは仕方ないにしても、洗う衣類の種類ごとに洗濯洗剤を分ける工夫をすることや洗濯ネットを上手く使うことであなたのオシャレ度もアップすると思いますよ。

何よりも大好きなファッションアイテムが色褪せず長く楽しめいつまでも新品同様というのは嬉しいですよね。ぜひ参考にしてください。

因みに、お住まいの地域の水質によって水道水に含まれる鉄分の影響で洗濯物が変色する場合もあります。また、季節によって水道水に含まれる塩素濃度に変化がある場合もあります。気になる場合はお住まいの地域の水道局にお問い合わせください。

今回も長文をお読みいただきましてありがとうございます。♡香


 

 

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