四十肩だと思っていたら実は?
ルーズショルダー? 頸椎ヘルニアだった?!
先日、肩の痛みルーズショルダーの記事を書かせていただきました。ルーズショルダーは、治ったかに思えました。しかし、たった2週間で、再発?再び左肩に激痛が走り、今度は止まらない強烈な痛みにおそわれました。
とにかく痛くて痛くて、何も出来ない状況に陥りました。家の近くの整形外科の先生曰く、頸椎ヘルニアかもしれない?その痛み方は、頸椎ヘルニアの神経の痛みであろうと結論づけられました。
なので「ここでは、何もしてあげられない」その痛みを取るには、神経ブロックの注射しかない?頸椎ヘルニアとは?
「ペインクリニックに紹介する」って?いったいなに?まったく意味がわからない状況にパニック状態です。
ヘルニア?ペインクリニックってなに?
私が陥った状態は、神経ブロックと言う注射を麻酔科やペインクリニックで処置するしか治す方法がはないと言うことでした。既に、市中の整形外科で対処できる状態ではなかったのです。
要は首が悪いから、大きな病院を紹介すると言われました。大きいとは、MRIやCTのある病院のことです。私の暮らす区内には、大病院は、あるにはありますが、なんと交通手段がほぼないのです。非常に遠いのです。
家の近くの大きい「だけ」の病院に、紹介すると言われました。痛みで真っ青な私に看護師さんが、ここは?こっちは?と聞いてきました。しかし、自宅近くに信頼できる医療機関はありません。
こんな田舎の病院に大事な首は任せられない
絶対、大学病院にして欲しいと懇願しました。だって、近所の病院へ行くより、電車に飛び乗った方が、良い病院が沢山あるからです。歩いて20分なら、電車で20分で、首都圏の大学病院に行くことが出来ます。
右往左往の挙句、お茶の水の順天堂医院に行くことになりました。やっと異常な激痛から、解放されるのかと思うだけで、少しラクになった気がしました。人間って不思議なものですよね。目指す大学病院は最寄り駅から20分で到着です。乗り換えもなく楽チンです。
紹介状を貰い直ぐに順天堂へ
まず、整形外科で診察と検査を受けました。やはり、頸椎ヘルニアらしいということです。ヘルニアっていったいどうなるのか?直ぐにMRIを撮影することになりました。でも、院内のMRIは、予約でいっぱいなのです。お茶の水の駅の近くの検査センターで、MRIを撮影することになりました。
首のMRIです。やはり首のヘルニア。頸椎ヘルニアの疑いです。何となくゴージャスな検査専門のセンターを紹介されました。MRIを撮影するのですが、何故かそこでも診察をするのです。先生がいて診察らしきことをして、はい撮影みたいな流れです。
よくよく考えると、初診料二回払った計算です。仕方ないとは言えお金が掛かりますし巧妙な感じがしました。
レントゲンは、大学病院の院内で撮影して整形外科に戻り、予約を取っておしまい。次は2週間後~????遠い、あまりに遠い道のり。痛いし〜。
ちょっと、おかしくなりそうな痛さなのに未だ待たせるのか?神経の痛みなので響くのです。息をしても動いても痛〜い〜。
一応、ロキソニンと新しい神経痛のお薬をもらいました。
やっと順天堂の整形外科で診察を受ける
痛くなって、既に一ヶ月近く経っていました。そして、順天堂の整形外科が混んでいる。凄く待たされた挙げ句の結果は頸椎のMRIとレントゲンを見て、それから?「頸椎ヘルニアだねぇ~」もう、ここでは、なにも出来ないし手術するほどでもないしね。飲み薬しかないね~って。
おい、ブロック注射は?早くペインクリニックに紹介しろよ!って。暴れ出しそうになりました。痛くて痛くて徐々にやさぐれ状態なのです。もともと神経ブロックをして欲しくて、ここまで来たのです早く紹介してくれよ〜と心の中で叫んでしまいました。
先生に「ペインクリニックに紹介してください」と、はっきり、きっぱり言っちゃいました。だって、痛くて我慢出来ないのです。飲み薬は効かないと訴えやっとどうにか紹介状を手にペインクリニックへ行くことになりました。
やっと麻酔科・ペインクリニックに辿り着く
やっと辿り着いたと思ったのに、その日は予約と採血だけ。また、2週間後ですか?注射をする治療をするので感染症がないか確認すると言うのです。
ここまで来たらしかたない。言われた通りにします。感染症のことも、まあ、理解できますので。そして、ここも予約がいっぱいなのです。
診察に行き着くまで、凄く長い時間が経っていました。そして、やっとペインクリニックの主治医の先生とご対面となりました。男の先生で、とても親切でした。主治医の先生と、もう一人、先生が診察してくれました。
私の首のレントゲンを見て、あぁ~ストレートネックだね~。4番と5番が、、、相談してから、首が真っ直ぐだとか?何となく、授業をしながら診察をしている雰囲気?主治医の先生と一緒にいる先生は、勉強に来ているようでした。
ペインクリニックでも診断は、頸椎ヘルニア
頸椎の4番目と5番目の間に、ヘルニアがあると診断されました。そして、ストレートネックの状態であると言われました。ストレートネックは、パソコンを使う人に多い症状で、ヘルニアの原因にもなると言うお話しです。頸椎ヘルニアで、肩から腕にかけて痛みが出ているとはっきりしました。
その日は、星状神経節ブロックと言う注射をすることになりました。首には大きい血管があるので誓約書を書きました。先生は、あまり事故はないけれど、一応、決まりだからと誓約書を数枚出してきました。書類にひと通り目を通して署名をしました。
そうです!何かあったらいけないので、大学病院にして良かったと思いました。先生が沢山いれば、何かあった場合に、すぐに処置してもらえると言うことです。小さい病院では、専門医の人数が少ないですから大事な判断は、少数の先生に委ねることになります。
万が一と、前置きつきで、説明を受けました。首の血管を傷つけると大量出血になるので、充分な技術が必要なのです。また、気道の近くに注射をするので、危険と言えば危険です。首の左側の喉仏の横のあたりを指で探って、注射をします。
怖いので、目をつぶっていました。注射針が、刺さる痛さ。次に麻酔薬が神経に触る痛さとお薬が広がって行く感じがします。注射の前に、手順を先生に説明をされました。ブロック注射が終わったら反対の手で注射した所を押さえるようにと言われました。
左肩と腕が徐々に痺れ感覚が無くなる
腕がしびれて温かくなる感じがしました。右手で、ブロック注射をした所を押さえて待っていると、暫くして看護師さんが来ます。注射した場所の確認をします。注射した部分からの出血がなければ手を離します。
左手は、じんじんして痺れています。20分くらい寝ていて時間になると終了です。始めの頃は、週に2~3回通いました。春から始まった激しい痛みは、だいぶ治まっていました。気が付くと季節は、梅雨になっていました。
先生に、次は腕神経叢ブロック注射をすると説明を受けました。
腕神経叢ブロック注射を受ける
だいぶ痛みが、取れていました。でも、やはり肩が痛い。首から肩、腕の中に針金が、通っている感じがするのです。凄いたとえですが、何本も針金が、腕の中にあるような痛さなのです。ブロック注射で徐々に針金が、減って行くような感じでした。
残る痛みを取るために、腕神経叢ブロック注射を受けることになりました。これは、神経の束がある首の所に直接ブロック注射を打って麻酔薬を痛む場所にダイレクトに入れる注射なのです。
基本的には、普通のブロック注射と同じです。しかし、始めの頃は、あまりに痛たがっていた私。先生が、ステロイドをブロック注射に混ぜてくださいました。エコーを使い、神経の束に麻酔を入れるブロック注射です。
ちょっと大掛かり。そして、帰りも大掛かりな状態になってしまうのです。腕神経叢ブロック注射のあとは、腕が麻痺します。ぶらぶらして、腕に意識がない状態です。ぶつけてケガをすると危険なので、腕を三角巾で吊り、骨折したような感じで片手が使えません。腕の感覚は、2~3時間で元に戻りますが生憎の梅雨空。片腕は吊られ片手に傘を持ち帰宅しました。
一気に良くなる・ブロック注射は凄かった
長かった痛みから解放されました。ブロック注射恐るべし。徐々にでは、ありました。でも待っていた時間よりも確実に早かったです。現在は、激痛ありません。定期的にしているブロック注射のおかげだと思います。
しかし、ちょっと寒くなると痛みが出ます。指先の痺れや、肩の中の針金のような痛み、首がまわらないなどの症状です。寝くじったような首の痛みもあるので、季節の変わり目は要注意です。痛みや痺れ、コリ感、肩の痛みなどは、頸椎ヘルニアの症状だと先生が判断します。診察後にブロック注射を受けます。
そのたびに、ブロック注射で対処療法
現在も、頸椎ヘルニアは、治ってはいません。しかし、手術をするほど悪くもないので、マシだとは思います。何かのきっかけで凄く痛くなるだけです。
なら、旨く付き合うしかないと考えました。病院にすぐに行けない場合は、暫く、鎮痛剤の湿布で凌いで、そして、ブロック注射をしてもらいに行く生活で上手く凌げています。
ペインクリニックには、既に5年以上通っています。その間に、いろいろなことが、ありました。
大晦日に自転車から落ちて、足に大ケガをした時も、新年早々に予約をしていた、ペインクリニックで診て頂きました。凄いアザの左足のケガ。ケガを見慣れてない先生たちが、大騒ぎになって、みんなが見に来ました。一応、レントゲンを撮ってもらい何事もなくタダの打撲で済みました。
四十肩から始まった肩の痛み
始めは、四十肩と冷やかされ、実はルーズショルダーだった?そして、いきなり痛み出した肩は、ストレートネックと診断されました。尚かつ、頸椎ヘルニアでした。ブロック注射のお世話になり何とか普通に暮らせるようになりました。
最終的に、言えることは肩が痛いのは首が悪い。原因は、職業病と言えるでしょう。
長い間、Macintoshでデザインの仕事をして来ました。世の中に、こんなにパソコンが普及する以前からです。体も目も悪くなります。肩も腰も痛いのです。
それでも、今、このように記事を書いていて嫌いじゃない。好きな仕事なのだと思います。しかし、頸椎ヘルニアの痛さは尋常ではないのです。
もし、神経ブロックの注射の治療がなかったらと思うと恐ろしいです。何事も、程々が良いのかも知れません。
悪い姿勢で、パソコンや、スマートフォンを使っていませんか?ストレートネックの人が、多くなっています。
この記事をここまでお読み頂いた皆様へ
多分、同じような痛みがあるのかも知れません。きっと、キーワード検索で、辿り着かれたかと思います。治療方法はいろいろあると思います。
症状は、ひとそれぞれで、痛み方も違うでしょう。でも、痛いのは辛いですよね。四十肩からルーズショルダー、ストレートネック、頸椎ヘルニアまで私は経験しました。
私が、最終的に辿り着いた神経ブロックの治療は、さまざまな病気の痛みを取るための治療法です。痛いと感じる神経をリセットして痛みを和らげると言うものです。痛いと、一旦、脳が感じると、それを記憶して、ずっと痛みを引きずります。
悪くないのに痛いと言う状況です。痛みの原因が不明です。なのに痛いのです。そんな症状の方のためブロック注射の治療だと、伺いました。
今は、ブロック注射に辿り着けて良かったと思います。もし、治らなかったらと思うとゾッとします。
あなたに合う治療法が、みつかることをお祈りいたします。
長文を読んで頂きまして、ありがとうございます。 ♡香
この記事には関連記事があります
40代は四十肩。50代は五十肩。原因不明の肩の病名は年で決まる?
★コメントをお書きいただく前に★
いつもサンカウントをお読みいただきましてありがとうございます。
コメントをお寄せいただく場合は必ず本名ではなくハンドルネームなどをお使いください。
本名を書いてしまわれますとインターネットの検索に名前が出てしまいます。
こちらからは判断がつきにくく修正が出来ない場合がございます。
コメントを書く前に各自ご確認をお願いいたします。
最近のコメント