膨大な情報に翻弄されない情報選別法

モノが無い?衝動的な買い貯めで損してない?


災害や感染症が一旦起こると何故か偽情報や虚偽のデマ情報やフェイクニュースが溢れ街からモノが無くなるのは、いったい何故でしょう。本来、必要でもないモノまで衝動的に買い漁ったり買占めや買い貯めしたりする人々が出現して、一気に世の中が騒然としますよね。あなたは大丈夫?

 

 

買占めや買い貯めをする心理は不安定な世の中を反映しているのかも知れません。しかし本当の原因はメンタルな部分だけでなく膨大な虚偽、デマ情報やフェイクニュースが人々のマインドを翻弄するからではないでしょうか。

ネットから入る膨大な情報を素直に受け取り不確実な情報に踊らされる受動的な人々。その逆に能動的な営利目的の輩も出て来ます。災害等で品薄になるであろう品物を見定め買い占めたり、実店舗で大量に購入し値段を釣り上げてインターネットオークションなどで転売して荒稼ぎする輩の存在です。

実際のお店にもインターネットショッピングにもモノが無くなると不安になって高値のオークション商品、通常価格の10倍以上に跳ね上がった商品などを購入してしまう人が沢山います。

誰が悪いとか被害者とかを考える前に一先ず落ち着いて行動することが大切です。必要ではないものを購入してみたり、大量の食品を買い込んだりするのは不経済ですし市場の混乱を引き起こすことになりますよね。

さらに品薄の商品が、インターネットショッピングで値段がつり上げられて高値で取引される事象もあります。まず定価の10倍もする商品を購入してはいけません。人の弱みにつけ込んだ悪い人を喜ばせるだけですよ。

買い占めなどの原因の時代背景には、インターネットが身近になったことが一番に挙げれますよね。ほとんどの人がスマートフォンを持っています。自分から調べなくても大量の情報が飛び交いおせっかいなほど危機感を煽ります。

 

 

東日本大震災の時もスーパーからモノが無くなりましたが、それとは比べ物にならないほど大量の情報が瞬時に行き渡るのです。私たちの身の回りは、情報過多の時代に突入したと言えるでしょう。大量の情報の中から正確な情報を選別し吟味しなければ、偽物の情報に踊らされ続けることになりかねません。ウソの情報をわざと流して喜んでいる悪趣味な人間もいるのです。

フェイクニュース(ウソの情報)をネットで拡散して自らの自己満足をして楽しむ愉快犯は数多存在します。正しい情報を提供してアクセスを集める真面目な情報発信者がいる中で、逆に自身の憂さ晴らしなどでの目的でインターネットを悪用する人もいることを頭に入れておきましょう。

あなたは大丈夫?情報選別をしていますか?

あれが無いとか、これが無いと言うネット情報を見聞きして、焦ってスーパーマーケットに走り何も考えずに大量に購入する。インターネットの情報を鵜呑みにしているようではインターネットを使いこなしているとは到底言えません。特に嘘の情報に影響されてしまうのは50代から60代が一番多いようですよ。気をつけましょうね。

インターネットから情報を得たらその情報は正しいのか?もしくはその情報でモノを買いに走る意味はあるのかを考えましょう。買うにしても必要以上に買う意味があるのかを自分に問う行動をしましょう。あなたが冷静に対処することで街から一部の商品だけが無くなり困る人が居なくなるのです。

でも、無くなる前に沢山買って安心したいって考えていませんか?誰でも同じで不安になるものです。沢山買う行動をひとりがすれば皆がわれもわれもと買い占めが発生します。そして市場からモノが無くなり世の中が乱れるのです。

本当に必要な人に必要なモノが届かない世の中は、文化的ではありません。備蓄するに値する物と量を精査して購入しましょう。

ローリングストックを実践していますか?

普段から使う分のひとつだけを多めに買うローリングストックの習慣を付けておくだけで慌てることはありません。以前の記事にも書いていますが、東日本の震災の時の教訓として推奨されているローリングストックです。

災害時の備蓄1kgの砂糖を活用。ローリングストックとは?

いつも使うものをひとつだけ多めに買って使いながらストックするのです。ムダもないし買い占めも無くなります。何よりもニセの情報に踊らされることが無くなります。

家にひとつもしくは一箱あれば済むものは、それ以上購入を控えるのです。家族の人数にもよりますが、常にストックをする量を決めて買っておけば慌てて買い占める行動をしなくて済みます。買うべき物を考えて少しずつ備蓄をするようにしましょう。

 

 

どんな情報が出て来ても家にあると思えば焦りませんし情報が虚偽でも本当でも未確認のネット情報を無視することができますよね。実際問題として偽情報が出て慌てて購入する場合は、安売りなどで購入するより遥かに高い金額をだす羽目になることは明らかです。

お店の人も馬鹿ではありません。皆が欲しいものであるなら安くする必要はありません。いつもは値引きしているドラッグストアでさえ定価で販売する市場の原理は容易に想像がつきますよね。

私はローリングストックを実践しています

私はローリングストックでマスクもトイレットペーパーも少量備蓄しています。マスクは安売りのものを150枚買ってありました。花粉症で気管支喘息なので冬から春の必需品なのです。花粉が飛び始める1月に購入してストックが出来ていました。

我が家では、トイレットペーパーとマスク、ティッシュペーパー、砂糖は以前から使いながら備蓄するローリングストックの習慣があります。

また消毒用のアルコールも安売りで1本購入してありました。たまたまマスクを買いに行ったらアルコールが安売りしていたのでそう言えば、ストックが無くなりそうだと思って1本だけ買いました。

異常な状況下で値上がりしたものは買わない

実際、私がいつも買っているシリアルをスーパーに買いに行ったところ、いつもの値段ではなく30円ほど高くなっていました。私はシリアルを買いに行ったのに結局買わずに他のものを買って帰って来ました。

丁度、買い占めの時期だったので簡単に食べることが出来るシリアルが人気になっていたようです。

いつもの値段より30円高いから買わな〜い。ひとり不買運動です。だっておかしいですよね。安く買えるお店だからいつも利用してシリアルはここで買うと決めているのに買い占めが始まると値上げですか?って感じです。常連客を馬鹿にしていますよね。

 

 

一週間後にシリアルを再び買いに行くと値段は元に戻っていました。買い占めが収まったということです。要は需要と供給の原理です。売れるものは高くなる。売れないものは安くなる。皆が飛びつけば、安いものすら高くなるのです。

たかが30円されど30円です。30円の値上がりの背景には情報過多で情報の精査が出来ない人たちの影響で値上がりしていると考えられます。だから30円を余計に払う気になれないのです。バカバカしいですし死に金です。お金の使い方には生きた使い方と死んだ使い方があるのです。

更に言えば、災害で仕事が無くなった場合を考えれば出来るだけ無駄遣いを避けなければなりません。買いだめし過ぎて家計が圧迫されるようでは困りますよね。

通常価格=いつもの値段をしっかり把握する

自身が使っている商品の定価が一体いくらなのかをしっかり把握出来ていますでしょうか?商品の定価と最安値をしっかり記憶しておけば、どれを購入すべきなのかを瞬時に判断出来るようになります。記憶が難しければメモをとるかレシートを取っておいて家計簿を付けると値段を把握出来ますよ。

焦って異常に高いものを買わされるほど残念なことはありませんよね。「ちょっとくらい高くても面倒くさいからいいわよ」とリッチなお金持ちであれば良いでしょうが、お金は大切に使わないと羽が生えて飛んで行くのは昔からよく言われていますよ。

インターネットで売られている商品で高いけれど仕方ないと諦めるのは、ただあなたが損をするだけでなく悪質な転売で安直に金儲けをしようとしている悪徳業者をのさばらせることに繋がります。

商品を購入する前に今一度定価を確認しましょう。そして、それがあなたにとって本当に必要なものなのかを自分自身に問おてみましょう。

災難の多い時代を賢く切り抜け騙されない

震災や新型ウイルスなどさまざまな災難が降りかかる時代になりました。大雨や地震。はたまた新型のウイルスや感染症などが私たちの日常生活を脅かすことが増えていますよね。

 

 

日本では東日本大震災以来、地震が多く発生するようになりました。また地球温暖化の影響で爆弾低気圧や大雨の被害も身の回りで起きています。

一年の間で考えるとさまざまな災害で被災する人は必ずと言って良いほど存在します。家を失ったり、仕事を失ったり、最悪家族の命を失う人も多くいます。今でも避難生活をしている人がいることを忘れてはいけません。

また、よく考えなければならないのは新型の感染症のリスクが高くなっているとは言え、一瞬にして家や命や財産を取られるものではないと言うことです。今すべきことは、何かを自身に問う癖を身に着けましょう。

意味不明な偽りの情報を信じてスーパーやドラッグストアの前で商品を取り合って取っ組み合いの喧嘩をするのは馬鹿げています。日本でも海外でも喧嘩をして商品を取り合う人が実際にいるのです。

本来、日本人は喧嘩をして物を取り合うような人は少ないはずなのですが、不安が重なると多くの人の気持ちがカサカサするのかも知れませんね。

朝早くからマスクを求めてドラッグストアの前に並ぶのも疲れますよね。無理をして体調を崩す方が、身体に悪く病気を引き寄せてしまいますよ。

ネット情報選別法3ポイント・まとめ

①インターネットの情報を鵜呑みせず情報を選別する

②生活の中で備蓄するローリングストックを実践する

③売ってないからと値段を考えずに購入しない

便利なインターネットではありますが、その情報は本当に正しいのかを精査することが肝心です。さまざまな人が自由に意見を発信出来るインターネットの中で悪意のある情報からご自身を守れるのはご自身だけとなります。良い情報だと感じても一旦落ち着いて行動しましょう。

東日本大震災の教訓を生かして賢くローリングストックをすれば不安は解消されるはずです。震災から学んだことを実践しましょう。

本当は必要でもないモノを買い漁ったり、不安にかられて異常に高くなっている商品を購入しないようにしましょう。悪徳業者をのさばらせる原因になります。よく考えて購入しましょう。

厳しく不安な生活を強いられる状況では

実際、私は気管支喘息なので罹患と重症化がとても不安で心配です。先日も定期的に通う喘息外来へ行きました。自分の診察を待つ間、診察室から聞くともなく聞こえる先生の声。どの患者さんも一様に新型コロナウイルスへの不安の声に対しての説明をしているように聞こえました。

診察室の話しの詳細は聞こえないのですが先生が何かを大きな声で説明しているのです。

そして、私の診察の順番になり主治医の先生に感染するのが怖いと相談しました。呼吸器内科の先生の説明では、東京都の中で感染した人は100人程度(2020.3現在)で東京都の人口約11万人から考えれば感染者に出会う確率は非常に低いと言うものです。またワクチンも治験段階と言うお話しを聞きました。

きっと先生は、一日中そんな呼吸器に持病を持つ不安な患者に対して同じ説明をしてくださっているのだと思います。

でも心配なのは心配です。先生の仰ることも理解出来ますし、自分自身で出来る限りの予防を心がけているので多分感染する危険性は低いと思います。でもゼロではありません。

気管支喘息の私の感染の予防法は出来る限り直接人と話しをしないことと、公共の交通機関を使わないで自転車移動と人混みを避けることです。外食も避けていますし買物の回数も最低限に留めています。スーパーに行くのは一週間に1回以下です。

食料品の買い物は夜の空いている時間帯などでお店の入り口でアルコール消毒を必ずして、出る時も消毒をします。帰宅後は石鹸で手を洗い以前から家にあるアルコール消毒液を使います。

実際、買物や病院などに行く最低限の外出では自分がアルコールを持って行かなくても備え付けのアルコール消毒液があります。

焦って高い商品を買う必要は感じていません。少しだけ備蓄したアルコールを大切に使っています。そのうち普通の値段で購入出来ると信じています。

インターネットの情報の真相はすぐにわかるものとすぐにわからないものがあります。見分けることは難しい部分もありますが、まずは落ち着いて対応をしましょう。

慌てても今ある状況は一気には改善出来ません。私たち人間が生きているのと同じく敵であるウイルスも生きているからです。

本質的には同じ生物なわけです。しかし、ウイルスが生きる為には宿主が必要です。宿主とは人間などの動物です。直にワクチンが完成するでしょう。そうするとウイルスが感染すべき宿主が居なくなり状況は変化するでしょう。ただし安心して生活出来る日が何時来るのかは誰にもわかりません。

状況が変化するまで自粛すべき部分は自粛し、それぞれの健康状態に合わせた予防と対処で対応することで自分自身を守りましょう。無駄に動き回ることが事態を悪化させ、あなたの健康を脅かすことに繋がります。また今しばらくの我慢をすると言うことを習慣づけて忘れないようにしましょう。

日本は、民主主義であり経済を動かすことで成長をしてきた国です。安易に禁止令などの厳しい規制が出来ない部分もあります。しかし自身の健康や生活の状況を鑑み行動を慎むことは自身の為だけでなく家族や周囲の人への心遣いでもあります。

最近の老若男女は我慢が出来ない人が増えているように感じます。ダメな時はダメなのです。我慢して嵐が去るのを待ちましょう。

今回の長文をお読みいただきましてありがとうございます。皆様のご健康をお祈りいたします。♡香


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