真夏の雑草駆除や草取り

夏の草取りの手間を徹底的に省き楽に除草


真夏の庭の雑草の処理草むしりは非常に重労働ですよね。早く草取りをしたいけれど、あまりの暑さで腰が引けます。暑い時季に庭での草むしりは、ほんとうに大変で危険です。

今回は草むしりなしで雑草を駆除する超時短除草方法を記事にします。もちろん無農薬ですよ

 

 

出来るだけ暑い時間帯に長時間屋外に出ることを避けたいものです。そして正直、草むしりはやりたくないです。

めちゃめちゃ暑くて汗でビショビショを覚悟で草むしりしますか?熱中症の心配もありますよね。そして、昼間の明るい時間に行わないとなりません。

何よりも低い姿勢で草を刈るのは腰も痛いですし身体に負担が掛かりますよね。この除草作業を如何にすれば簡単に楽に済ませることが出来るのでしょう。

庭の土に熱湯を掛ける?除草剤を撒く?でも広い範囲に熱湯を撒くのは大変ですよね。また植物を育てている場所に除草剤などの薬剤を撒くのは心配だしイヤですよね。安心簡単時短お金も掛けたくない。そして汗も最小限に留めて除草する方法はあるのでしょうか?

春から初夏の時季はピンポイントで雑草を選んで除草する方法を書かせて頂きました。

春・初夏のピンポイント除草の記事は→こちらへ

ではこの真夏は如何にすれば良いでしょう。ポイントは超楽ちんで熱中症に罹らない草取りの方法です。勿論、経済的で安心な方法ですよ。とても簡単なので試してみてくださいね。

植物が育ち生長する為に必要なものを絶つ

大切な野菜やお花を育てる為に必要なものも雑草が育つ為に必要なものも同じです。太陽の光、水、土の栄養です。雑草の育つ環境でこの中からひとつ奪うとすれば簡単なのは太陽の光です。

以前にも紹介しましたこの防草シートを使います。防草シートを使うと言っても通常なら先に雑草を抜かないとダメじゃない?って思うかも知れません。

でも、実は真夏の時季はこの黒いシートをそのまま掛けるだけで雑草は簡単に枯れるのです。まず、黒いシートが掛けるだけで地面の温度は非常に高くなります。

 

 

地面の温度が高く尚且つ雨が降ると雑草は蒸れて腐ります。一週間もしないうちに腐り枯れて真っ黒になります。勿論根っこも腐ります。後は軽く草刈りカマで地面をこすれば簡単に抜けて取れます。

もし、面倒ならそのままにして更に二週間も放置すれば雑草は跡形もなく無くなるでしょう。要は雑草を生えたまま腐らせて始末する方法です。

草むらに黒い防草シートを掛けるだけで終了

黒い防草シートは100円ショップやホームセンターでも簡単に購入出来ます。形も四角、長四角のものや通路用のものがあります。お庭の形に合わせて購入しましょう。

広い範囲でもシートを掛けるだけですから簡単ですよね。何よりもシートが何度でも使いまわせるのでリーズナブルです。

また、暑い昼間の時間帯に庭に出ることもなく短時間作業出来ます。庭の広さにもよりますが普通のご家庭の庭なら夕方早朝に10分も掛からないで作業を終了出来ると思いますよ。

春に駆除したカタバミはほとんど生えてない

私の庭も夏場は雑草が沢山生えます。春から初夏に掛けてはカタバミを徹底的に駆除しました。

お陰でカタバミはほとんど生えていません。カタバミを見つけたら根ごと掘り出し土ごと捨てましょう。根を残さず掘り出してカタバミの庭からの追い出しましょう。私はカタバミ退治にほぼ勝利しました。

 

 

以前も書きましたが、カタバミは非常に繁殖力が強いので見たら掘り出しゴミとして処分します。

少しずつでも見たら処分すれば、庭から徐々に姿を消して行きます。一種類でも大量に増える雑草を駆除すればかなり手間が省けます。

真夏に勢いを増すエノコログサ

春の除草作業の時はまだ葉っぱだけだったエノコログサの類も徐々に生長してあっという間に大きくなり穂を着けます。道端や庭で目にしたことがあるかと思いますが夏場に穂から種子を撒き散らします

草取りの日で無くても、庭に出た時に気がついたらこの穂先を若いうちにハサミで切り落とすのも有効です。

イネ科の雑草は穂で種を撒き散らすので若い穂を見つけたらハサミで切り落として時間稼ぎをしましょう。

目についたらハサミで切り落とすだけでも雑草を増やさない下地が出来て行きます。

雑草を増やさない考え方をしましょう

カタバミやエノコログサなどは増やさない努力が作業を更に楽にします。雑草の種が増え撒き散らされるチャンスを隙かさず防御するのです。防御にまさる攻撃はありません。

下の写真は、以前にもご紹介したカタバミの実です。この実の中に大量の種子が入っていて破裂するように種を飛ばします。こういった種を素早く駆除することでカタバミの蔓延りを防ぎましょう。

雑草の花を見たら花だけでも切り落として種を作らせないことが肝心です。そして、除草シートの出番です。

除草シートを準備しましょう

お近くの100円ショップでも、ホームセンターでも安く購入出来ます。通常のお庭なら2~3枚あれば充分でしょう。

地域にもよりますが、広大なお庭ならあまり無理をせず時間を掛けて端からするのも良いでしょう。

要は無理はしない汗をかくほど作業をしないことです。下の写真の場所に防草シートを掛けてみました。

シートを広げ草むらに掛けるだけです。この時草の力でシートが浮いてしまうので、シートの上から石や植木鉢などを四隅に置くと重石になります。

下の写真は上の写真の場所に防草シートを掛けた直後です。

シートの上から軽く踏み着けておく

シートを掛けその上から雑草を踏みつけ傷を着けておくと雑草に傷がついて土の中に存在する土壌菌が草の細胞内に入り込みやすくなるので葉を腐らせる時間を短くする効果があります。

重石をすることで草がしっかりと地面に接触して土壌菌が雑草を分解しやすくなります。

黒いシートで真夏の太陽の熱を集中させ蒸す

雑草に黒いシートを掛けることで地面の温度はかなり高くなります。熱で蒸れて腐りやすくなるのです。地表からの水分も雑草を腐らせる助けになります。土壌菌が温かく蒸れた状態で非常に活発に働き雑草を分解するのです。

雑草は約一週間で黒く腐ります。土壌菌が分解しているので臭いは無いです。そして、土自体も痩せること無く栄養豊富になり水持ちも良くなります。一石二鳥ですよね。

雑草を全部捨てると大事な庭土が痩せる

以前にも書きましたが、実は庭から生まれて来た植物は庭から出すことは極力避けた方が良いと言うことです。

庭に生えた雑草といえども全部を抜いてゴミとして出してしまうことで、土壌から栄養が無くなってしまいますよ。

雑草が生えるためには土壌の養分を使っています。ですから害にならない部分は再び土に戻すことが大切です。

あなたの庭の土なので大切にしてくださいね。下手をするとぺんぺん草も生えない土になってしまいます。

土壌改良の部分で考えると植物残渣や落ち葉や腐葉土などがない土壌は、空気の層が減って、どんどん硬くなり痩せます。

土壌がしっかり元気でいるためには土壌菌が増えるための栄養素が必要ですし、土の中の植物の残渣を分解する土中の昆虫など働きも必要です。スペースがあれば、穴を掘って草や剪定した葉を穴に埋めて土に返すことが大切です。

少しでも土を豊かにする工夫をする

雑草が生える事自体が面倒でイヤなことと考えないようにしましょう。雑草自体も大事な栄養源ですし大事な資材です。再利用できる部分は再利用しましょう。

家で食べたスイカの皮やトウモロコシの皮など夏は意外と野菜の皮も沢山出ます。調味料や塩分などが掛かっていない野菜の皮などは庭の穴に埋め込めば、ちゃんと土壌菌のエサになります。

シートを掛けて約2週間ですっかり雑草は枯れた

実験の為に雑草の上に黒い防草シートを掛けて約2週間放置しました。雑草はしっかりと枯れました。この2週間の天候はかなり変化がありました。2~3日晴れて雨が降らない日が続きました。

その後ゲリラ豪雨が降って暑い日と涼しい日が交互に来ました。7月の末から8月の頭までの約2週間で緑色の雑草はすっかり黒くなりました。分解と発酵が進んだと言えます。

1週間目に様子を見たかったのですが、雨が沢山降っていたので見ることが出来ませんでした。上の写真は、2週間目の今日シートをは外した写真です。

雑草はすっかり枯れて黒くなっています。カマで擦ったら根ごと雑草の残骸が取れて、土の表面が見えて大成功です。らくらくと雑草が取れました。

隣のシロツメクサの部分にもシートを掛ける

2週間前にシートを掛けたのは、雑草だけの部分でした。隣のシロツメグサの植えてある部分もだいぶ雑草が目立って来ましたのでシートを移動してシロツメグサの上に掛けました。かなり雑草が入り込んでいます。

丁寧に雑草だけ抜けば良いのですが暑くて無理です。暑い庭に長居は無用なのでササッとシートを被せて退散しました。

 

 

シロツメグサの根を殺したくないので予定としては1週間後にシートを外してみたいと考えています。

多分シロツメグサの地中の茎は生き残ると思います。雑草だけが枯れてシロツメグサは再び葉を茂らせると考えています。

雑草が密集している、水分が少ない庭の場合

土壌自体が乾燥していて土壌菌が少ないと思われる庭ではシートを掛ける前に水を播き出来ればお米屋さんで米ぬかを購入して草に掛けておくと腐り易くなります。

また、シートを二つ折りにすると更に水分がキープされ更に陽射しは遮られ雑草は枯れやすくなります。

シートを掛ける前に大きめのハサミで雑草を軽く切っておくのも良いでしょう。切り口から土壌菌が入り込みやすくなります。

庭の環境にもよるので庭を見極める

ちょっと難しいですが陽当たりが良い場所にある庭なのか土が粘土質なのかなどなど条件が違うと思います。庭の条件を見極めて作業をすると旨く雑草を始末することが出来ますよ。

雑草を枯らし腐らせる為に何が必要なのかということを考えれば非常に楽に雑草を駆除出来ます。要は、雑草の増え方や生え方、育つ条件を満たさなで始末すると言うことです。

新発想で雑草を始末する

雑草をひたすら抜くと言う当たり前の発想をやめて如何にこの場所にこの草は生えているのかを考えると意外に簡単に雑草を駆除出来ます。また特性や生き残りの技を持った雑草の生体を知れば簡単に駆除が出来る場合もあります。

闇雲な作業では庭仕事だけで疲弊する

大切なのは無理をせずに雑草を始末するということです。夏の除草作業は非常に重労働で危険です。どうしてでもない限り日中の作業は避けましょう。

また暑い時間帯のひとりでの庭の作業は危険なので避けるようにしましょうね。

作業に関しては、短い時間であってもこまめな水分補給を心がけて気分が悪くなった場合は直ちに作業を中止します。水分補給と水を浴びるなどの体温を下げる対処が有効です。

防草シートで10分楽ちん雑草駆除・まとめ

①防草シートを雑草の上から掛け陽射しを遮断する。

②地面の土とシートを重石で密着させる

③乾燥した土地の場合は、水や米ぬかを播きシートを掛ける

④雑草を予めハサミで切っておくと腐りやすい

⑤シートの上から踏みつけて雑草を傷つける

⑥約二週間様子を見てシートを外しカマで枯れた雑草を始末する。面倒ならそのままでも良いです。

⑦雑草の花芽や穂を見つけたらハサミで切り取って種を作らせない時間稼ぎをしておく。

以上が防草シートで楽ちん除草のポイントになります。暑い時季は出来るだけ炎天下に出ることを控えましょう。そして、せっかくの太陽の恵を旨く利用して雑草を駆除しましょう。

雑草がいっぱいでも体調が悪い時は控える

今回は、いろいろと実験をして生えてしまった雑草の駆除方法を考えてみました。

自宅に庭があったり雑草の生えるスペースがあることは、住環境としては非常に恵まれた環境です。誰もが持てるものではありません。

しかし、その家の維持や管理となると非常に手間もお金が掛かりますよね。

 

 

専門の業者に頼めば簡単ですが今の世の中、無駄遣いを避けて出来ることは自分で賢く楽にやる方法が良いですよね。雑草にお金を掛けるのは勿体無い話しです。

室内のお掃除やベランダのお掃除などなどやることはいっぱいです。そして庭に砂利を入れても砂利の中にすら雑草が生えます。

この砂利の下には防草シートが入っています。土に生えるより簡単に抜けますが、でも暑い時季は重労働です。

そして、植木鉢の中も雑草が生えます。凄い繁殖力です。これを放置すると大切な植物が旨く生長できなくなりますので早めに雑草を抜き取りましょう。

ましてや普段働いていたりする場合や病気で思うように体が動かないなど雑草どころではないことも考えられます。くれぐれも無理は禁物です。折をみて防草シートを活用してください。

広い場所の雑草を駆除することで全体の種子の量が大幅に減りますので植木鉢や砂利の上の雑草も比例して減ると考えられます。

無人の家の管理は住んでいる以上に大変

今後の日本では一人暮らしの家が増える割合が非常に高く一軒家で一人暮らしと言う方がますます増えるようです。マンションやアパートに引っ越すと言う選択肢もありますが、家族と暮らした家に住み続けたいと思う気持ちもあると思います。

そうした場合、広い家とお庭の管理は負担が掛かります。お庭の雑草の駆除だけでもこの方法をご活用ください。

また、ご両親が住んでいた家が空き家になってしまっている場合も空き家の管理や雑草の始末など休日を使って作業をしなければならない方も多くいらっしゃいます。

業者に頼むことは簡単ですが、大切なご両親のお庭を託された家族が管理することは、何よりの親孝行になります。

出来るだけ簡単に雑草の始末が出来れば良いと思い今回記事の題材とさせて頂きました。

あなたのお庭の雑草の駆除に役立てて頂ければ幸いです。

今回も長文をお読みくださいましてありがとうございます。暑い夏を元気に安全に乗り切りましょう♡香


 

 

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