朝、体がこわばり腰や関節が痛い

目覚めの腰痛や関節痛の原因は就寝中の冷え?


梅雨入り前になり、何となく疲れが溜まり体が辛く毎年梅雨が憂鬱です。特に私の場合は、長雨や湿気で腰が痛いなどの関節痛や朝の体のこわばりは辛く悩んでいます。あなたはそのような経験はありませんか?

起き抜けに腰が痛くて動きづらい症状や体全体がこわばって硬い感じがして朝トイレに行くのも辛い症状は、いったい何が原因なのでしょう。

起き抜けに体が硬く感じたり腰が痛いのは就寝中の体の冷えの可能性もあります。現にちょっと寝ている間に寒いと感じると症状が出るからです。

 

 

それは梅雨の前になると徐々に雨の日が多くなり湿度寒暖差が体に影響して症状が出る経験から感じるからです。

湿度の上昇や急な気温の低下で体を冷やし神経痛が起こることもあります。また、寝起きに体がこわばることもあります。寝起きに痛い場合は無理をせず楽な姿勢で過ごしています。

また、特定の場所例えば手の指の関節のこわばり関節リウマチの可能性もあります。以前人間ドッグで相談したら、こわばりが続く場合は早めに病院で検査を受けるように医師に忠告されました。

普通の健康な方でも朝の寝起きは体が硬いものです。なので時間とともに回復して長引くことがなければ一時的な冷えや疲労と考えて良いと説明されました。しかし、それが痛みに変わったりいつまでも痛い場合は早めに病院に行って対処が必要だと伺いました。

冷えで起こる症状に多いのは腰痛関節の痛みですよね。何となくお風呂で温めてリラックスするのが良いと言うのは経験的にわかっています。でも、あまり寒くないし温まるのは逆に暑くなりそうでイヤって思っていませんか?季節も未だ梅雨入り前です。昼間は暑いですよね。

梅雨入り前の爽やかな季節なのに梅雨の症状に悩まされているのはイヤですよね~って、これらは梅雨の症状なのでしょうか?体は敏感に季節の移り変わりを感じているものなのでしょうか?

実は、梅雨入り前もかなり気圧配置は変わりやすく低気圧や前線が日本列島を覆います。既に沖縄などは梅雨入りしていますし、5月ももうすぐ終わりです。早いですよね。

既に始まる雨の季節の痛み

「梅雨の走り」と言う言葉をあなたは、聞いたことはありませんか?梅雨が近づくと雨が降りやすく梅雨と同じような気圧配置が生まれては消えます。そうすると体が敏感な人や疲労の蓄積している人、関節の変形などで神経が圧迫されている人は腰痛関節痛の症状が出始めるのです。

また、朝に手の関節がこわばって一時間以上治らない場合はリウマチなどの病気が隠れている可能性があります。万が一、こわばりが数時間続くようであれば、病院でリウマチの検査を受けることをおすすめします。

寝起きの体の硬さは通常起床して30分くらいで消えて行きます。問題はその症状が毎日出たり激痛を伴なう場合の対処です。どちらにしても痛みが続く場合は、早めに整形外科などの専門医を受診し検査を受けましょう。

腰痛や神経痛が起こる梅雨の季節

これから始まる梅雨は一年の中でも雨の多い季節です。雨が降ると言うのは低気圧と高気圧がぶつかる気圧の谷と言われる前線による気象の変化です。

大きな気圧の変化の中で特に低気圧の発生は体の弱い方疲労が溜まった方に体調不良をもたらします。また、過去の怪我や古傷が痛む場合もあります。これらは、過去に受けた神経の損傷が痛みとして出ているのです。

低気圧の状況で代表的なのは台風です。台風は巨大な低気圧で大雨が降ったり強風が吹いたりします。地球温暖化で年々酷い状態になっています。台風以外ても爆弾低気圧と言うのも多く発生するようになりました。

島国の日本列島は台風の通り道で毎年多くの被害がありますよね。実際には直接的な台風による被害だけでなく体調を崩して救急搬送される人も多く出ます。

私が患っている気管支喘息もそのひとつです。また、台風の通り道として有名な県や地域は気管支喘息の死亡率が高い傾向にあると言われています。

低気圧が近づくと人間の体は膨張します

以前「気象病」の記事を書かせて頂きました。気象病とほぼ同じと考えてください。気象病の記事は→こちら

体の膨張とは、体に余分な水分が溜まり浮腫みが発生することです。余分な水分で血管が膨張すれば血管の側にある神経を圧迫します。これが神経痛原因のひとつです。

これと同じ原理で低気圧が近づくと体が膨らみ水分を溜め込みさまざな症状が起こります。気圧が下がると目には見えない体を取り巻く圧力が低下するのです。体の周りにある見えない気圧が緩んで体が膨らむってなんだか見えないだけで不思議ですよね。

低気圧だけではない冷えの浮腫み

また、体の浮腫みは冷えでも起こります。体が冷えると内蔵の温度を保持するために血液は体の中心に集まります。末端の血管が細くなり手足が冷たくなります。冷えで体の末端の血流が悪くなると水分や老廃物が溜まり浮腫むのです。

このような症状の場合は出来るだけ体の芯を温めると良いでしょう。冷えた手足以上に内蔵を温める効果のある食材のショウガやネギなどを使った食事やハーブティーなどがおすすめです。

季節外れですがカイロや湯たんぽでお腹や腰を温めるのも効果的です。また、インナーマッスルを鍛えるなども有効です。

冷え症が女性に多いのは女性の筋肉量が男性よりも少ないからです。無理のない程度に運動をする習慣をつけましょう。

体脂肪率の目標平均値をご存じでしょうか?男性は20%で女性は25%です。女性の方が5%脂肪が多く設定されていますよね。これは女性の筋肉量が男性より少ないことを現しています。

年齢が進むに連れて男女とも筋肉量が減るので意識して運動することが好ましいと言えます。特別なことをしなくても階段を一段飛ばしで大股に上ることや出来るだけ徒歩で移動するだけでも筋力は強くなります。

体液の巡りと浸透圧の影響で体が浮腫む

また、体の巡りが悪いと言う言い方もされますよね。この巡りとは体液の流れです。体液とは間質液のことでリンパ液と同じとも言われます。間質液とは人間などの多細胞生物の細胞を浸している体液のことです。

 

 

この間質液は毛細血管から各細胞に栄養や酸素を供給したり老廃物を取り除く働きをします。

成分は違いますが、血液も同じように体の中を巡って栄養や酸素、老廃物を運搬しています。どちらも浸透圧の関係で体内の水分量で薄まったり逆に濃くなったりします。体に余分な水分が増えてしまうと冷えやすくなります。

腎臓が尿の量を調整している

体の浸透圧は、通常は脳下垂体からのホルモンの働きによって調整されています。ホルモンが腎臓の働きに命令をして体の中の水分を尿の量で調節しています。体の中に塩分が増えると尿を出さないように命令するのです。

塩辛いものを食べすぎると体が浮腫むのはこのためです。体内の塩分濃度が上昇すると体の中の浸透圧も上昇します。同時に血圧も上昇します。

脳下垂体からの命令で体内に存在する水分を引き込み調整します。要は尿で排出すべき水分を抑えて体に再吸収させることでバランスを取ろうとします。すると浮腫みと言う形で症状が現れるのです。

塩分の取りすぎで浮腫んでしまった場合はカリウムを多く含むフルーツやジュースなどを取ると良いでしょう。手軽に取れるものではグレープフルーツキウイフルーツスイカがあります。

私も結構塩辛いものが好きで浮腫みやすい体質です。子供の頃は、塩せんべいや塩辛やさきイカなど酒のツマミをおやつにしていて朝起きると顔がパンパンに浮腫んでいました。

流石にこの歳になってからは塩分は控えめにしています。お酒はほとんど飲めないのに酒のツマミが好きなのです。

体が冷えや低気圧で浮腫んで痛みが出る

雨が降る前に足腰が痛くなる話しは聞いたことがありますよね。この梅雨前にも同じように既に体は梅雨を感じ始めているのです。

辛い症状がある場合は出来るだけ体を冷やさないようにしましょう。また、血流や体液の巡りを良くするために入浴時には浴槽に入り体を温めたり軽い運動も良いでしょう。ストレッチや散歩程度でも動かないよりは効果があります。

就寝時には必ず掛け布団などを掛けて寝ている間の体の冷えを防ぐようにしましょう。通気性の良い夏掛けの他にタオルケットなどを使用するのも良いです。

寝る時だけでも腹巻きをするのも有効です。夏はパイル地でできた通気性の良い腹巻きもあります。ぜひ、お試しください。

体を冷えから守り状況を判断する

冷えを回避するだけで腰の痛みや関節痛が楽になるはずです。しかし、痛みが続く場合は先にも書きましたが必ず専門医に診察をしてもらうことは非常に大切です。ご自分の腰痛の原因をしっかり知った上で対処しましょう。

自己判断は大きな病気のサインを見逃すことに繋がります。万が一ということがあることは、常に頭に入れておくことが重要です。

特に腰痛は腸のガンなどでも起こります。特に40歳位以降で原因不明の腰痛が続く場合は健康診断などで大腸ガンの検査を受けましょう。手のこわばりは関節リウマチの判断基準になります。

 

 

見極めとしては、起床してから手の関節が長時間こわばる状態が続くと言うものです。その場合は病院へ行き検査を受けましょう。

肥満を予防して良い姿勢を確保する

腰痛の原因のひとつは姿勢の悪さも関係します。年齢が進み筋肉量が減少すると体自体を支えるだけでも負担が掛かります。

そこへ肥満でお腹が前に出てしまうと負担に耐えきれなくなった筋肉が痛んだり最悪骨の歪み椎間板の損傷に繋がります。

特に女性は、40代後半からはカルシウム量が体から減る傾向にあります。背骨が知らないうちに骨折してしまう場合もあるのです。

背骨は一本で出来ているのではなく四角い豆腐型の骨が椎間板と言うクッションに挟まれて連結しています。そのクッションが骨折などの骨の変形によって潰れてしまうと「ヘルニア」と言う状態になります。

腰でこの状態が起これば椎間板ヘルニアとなるわけです。そして首で起これば頚椎ヘルニアと言うことになります。

いつの間にか骨折?ってしっていますか

加齢で多いのが背骨の「いつの間にか骨折」と言う骨折です。しらない間に背骨が骨折して潰れてしまうのです。

四角い骨の連続で繋がる背骨のひとつが潰れてしまうと姿勢をキープ出来ないだけでなく連鎖的に骨が潰れ腰や背中が丸まってしまう状態になります。

 

 

加齢と言っても年齢だけではありません。不摂生な生活や食事の偏りなどで40代でもありうることです。

この場合も悪いところは当然痛みます。若干その傾向がある場合も気候変動で痛むことも想像に容易いですよね。カルシウムの摂取や運動で筋力を保つことが大切です。

腰や関節の痛み予防3ポイント・まとめ

①既に梅雨と同じ気圧配置で気候変動をしているので寒暖差に気をつけて生活をしましょう。

②体を温める工夫をして冷えから体を守りましょう。

③病気の可能性を考えて長引く痛みがある場合は早めに病院で検査をうけましょう。

以上が3つのポイントです。特に年齢が上がると、さまざまな骨の変形や病気が出てきます。痛いと感じたら早めに検査を受けて本当の痛みの原因を見極めましょう。

普通の筋肉痛であれば良いですが骨の病気であったりすると大きな問題になりかねません。歳を取ると思いもよらない病気が出てくるものです。自分の体の変化に耳を傾けることは大切です。

私も一時腰痛があり辛い時期があり病院の先生に相談してCTスキャンの検査を受けました。しかし私が言うほど悪い場所が見つかりませんでした。腰痛の場合は原因がわからないと言うことも確かにあります。

原因不明の腰痛ならそれが「病名」になる

それは腰痛の全てに言えることでまさに腰痛の約八割が原因が不明と先生に説明されました。しかし、大切なのはしっかり検査で悪いところがないと知ることだと思います。痛いのに検査をせずにたかが腰の痛みと片付けるのは良くありません。

 

 

検査の上で原因がわからないなら冷えとか疲労やストレスなどで片付けられます。私の腰痛は結局ペインクリニックの先生に相談したので硬膜外ブロックと言う注射で治しました。

この注射は腰のところにある神経に麻酔を入れて一旦腰の痛みを遮断して痛みの連鎖を断ち切る治療です。

先生の説明では、一旦、脳に「痛いと言う信号」が送られて痛む感覚が生まれてしまうといつまでも連続して痛い感覚だけが残り、どんどん痛くなると言うことです。

なんだか人間の脳の不思議な部分です。痛さの感覚だけが堂々巡りをしている状態だったのです。

約4回くらいこの硬膜外ブロック注射をしました。はじめはその時だけ効いたような気がしていましたが不思議なことに徐々に治り長く辛かった腰痛から開放されました。先生に相談して良かったと思っています。

朝起きて体が言うことを利かないほど腰が痛かったり、体がこわばるなど辛い症状がある場合は早めに病院に行きましょう。

今回も長文をお読み頂きましてありがとうございます。元気に梅雨を乗り切りましょう。香♡


 

 

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