露地栽培で育てる四季なりイチゴは栄養満点
美肌、美白のフルーツの代表格イチゴ
イチゴは見て楽しく食べて美味しいイチゴ栽培をしてみませんか?ベランダでの栽培に最適な果実です。しかしイチゴは分類上は野菜の仲間なのです。花も実も可愛いイチゴの苗をホームセンターなどで購入すればすぐに栽培スタートが可能で長く楽しめます。
四季なりイチゴは、旨くすると一年に4回ほど実を着けます。なので四季成りイチゴと呼ばれます。そして美肌に効果的な成分が沢山含まれます。
イチゴには、ビタミンCが沢山含まれています。家で栽培し毎日少しずつ食べれば体にもお肌にも嬉しいですよね。
フルーツと書きましたが、分類上は野菜の仲間です。イチゴは、野菜で、栽培期間が非常に長いとても楽しい園芸の出来る植物なのです。見た目も花も実も可愛い育て甲斐を感じることができますよ。
苗は、通販でも購入可能
しかし、今が、春イチゴの旬なのです。実が着いた状態で売られている可能性があります。また、四季なりイチゴは、一年に数回花を咲かせ実を着けます。

美しいイチゴの花
春のイチゴは、花も実も本当に美しく、そして、味も良いのです。目に美しく味も良い。家庭菜園には最適な植物と言えます。
豊富なビタミンCとキシリトールを含有
イチゴにビタミンCが、多いことはよく知られています。実に蓄えられるイチゴのビタミンCは、アスコルビン酸です。
アスコルビン酸は、非常に抗酸化力が強い物質なので、美肌、美白だけでなく活性酸素の抑制も期待が出来るフルーツといえます。しかし、木になる実ではないので、イチゴは野菜?と言うことになります。
そう、イチゴは野菜なのです
家で栽培するイチゴの楽しさはどこにあるのでしょう?通常の野菜栽培とは、大きく違う部分はその栽培期間の長さにあるといえるでしょう。ある意味、無限に栽培を続けることが可能な植物です。
何年も何年も何年も何年も?続けられる?きりが無いのです。そんなに長く生きているのか~と叫ばれそうですが次々と株が増えて、子孫繁栄する植物です。あなたの育て方次第でどんどん増えます。

親苗から増えた子苗
同じ苗が長生きなのではなく、季節ごとに子苗が増えるのが特徴と言えるでしょう。次々と世代交代をしていく植物なのです。
親の株の花が、咲いて実を着けます。それを収獲して食べるのですが、ふと見るとランナーが伸びてきます?花を咲かせて結実をすると次は、子苗を増やす準備をし始めるのです。この子苗を作るためにランナーが出てくるのです。
ランナーって何でしょう?
ランナーは、次の世代を残すためのツル状のものです。ヘソの緒的なものと考えるとわかりやすいです。

ランナーが出て来た株
上の写真のツルのように伸び出して来ているのがランナーです。新しい苗が、着床する場所を探して伸びるのです。そして、ひとつ子苗が、出来ると再びランナーが出て次々と子苗が増え続けます。一本で4株くらいの子苗が出来ます。
大体、花が咲いて実が成り赤くなる頃からランナーが出始めます。春の苗は、実を着けない若い苗もあり花を咲かせない代わりにランナーだけを伸ばすものもあります。
しかし、若い苗には、すぐに花をつける時季が来るので、春のランナーはすべて撤去します。伸びたランナーはすぐに切り取った方が良いのです。それは親株の栄養を蓄えるためです。
5月の次は、すぐ6月にも花が咲きます

次々と開花するイチゴの花
しかし、梅雨に入り雨が降ると、花が濡れて受粉が難しくなります。春と違いそろそろ害虫との闘いも始まります。
受粉を助けるために雨を避けて軒下に移動します。天気予報や雨雲レーダーから目が離せません。雨の吹き込まないベランダ栽培に適しています。
はじめは一株の苗を買いました
ひとつの苗が、既に6年くらい世代交代を繰り返しながら増え続けています。種からの発芽ではないので親と同じDNAの品種のまま増え続けるのです。
なので、親苗を購入する場合は、出来るだけ良い品種で甘い種類だと分るものを購入しましょう。
私が育てているのは、「デルモンテのめっちゃウマッ!いちご」です。収穫期の長い四季なりで糖度の高い甘い種類です。
いろいろ悩みましたが奮発して良い苗を購入しました。はじめはひと株でした。そのひと株から生まれた子供たちがどんどん増えて、東京近郊の友人たちの庭に引き取られて行きました。
何株もの子供の苗を里子に出し、それでもまだまだ沢山の株があります。冬に枯らしてしまったものも多くありました。
しかし、非常に強い植物なので必ず生き残るのです。丈夫でわんさか増えて本当に楽しい植物です。

家庭でも大きなイチゴが栽培できます
栽培しているイチゴを甘くしたいと言う質問
専門科の先生のお答えは、甘い種類の苗を植えましょう。って!質問の答えになっていない?ですよね。
さまざま手を尽くしても、品種によって甘さが違うのも特徴かも知れません。イチゴやブルベリーが、甘くなる肥料などが売っています。でも、沢山の植物を育てているのでイチゴ用の肥料は買ったことがありません。
甘い種類のイチゴの苗を買いましょうっておっしゃる先生の答えは正解ですが、質問者はかなりショックだったと思います。元も子もない感じですよね。
夏の実よりも、秋の実の方が甘い
じっくり熟して行くからだと思います。暑い時季は、ぱっと咲いてポンと実が成る感じです。東京ですと寒暖差がなく夜も暖かいので糖が蓄えられにくいのだと思います。
大体、桜の咲く頃にその年のはじめての花が咲きます。約30日で収獲になります。そして、その後6月にも花が咲く準備が既にされています。
春に花を咲かせなかった苗も花を咲かせた苗もどちらにも蕾がつきます。中には、まだまだ花芽をつけないものもあります。しかし、全部が全部花をつけるとお世話が大変なのである意味丁度良いのかもしれません。
自分で食べるイチゴはやっぱり無農薬
無農薬で育てる場合、毎日目配りをしなければなりません。油断をしてしまうとあっという間に害虫に食われて葉っぱがスカスカになってしまいます。無農薬の植物がすぐに食害されるというのは、周辺に農薬を使って栽培している植物が、多いと言うことです。
虫たちも生きるために食べられそうなものを選んでいるのです。そのため、無農薬で栽培しているものには、虫が好んでやってきます。多いのは、小さい蝶の仲間や蛾の仲間です。卵を葉の裏に産みつけます。
昨日はなかったのに、気がつくとあっという間です。その場合は、葉ごと切ります。卵が毛虫になる前に気が付いて処理することも度々です。
手遅れになると被害が拡大し大騒ぎになってしまいます。無農薬でイチゴを栽培するのは、かなり手が掛かるのと同時に見たくないものが沢山やってきます。
私は虫は嫌いで、蝶々なども怖いのです。イチゴ栽培は害虫の駆除をする以外のお世話は、枯れた葉っぱの掃除がメインになります。イチゴはキレイ好きなので、根元の枯れ葉を毎回キレイにします。
古くなって弱った葉も気がついたらすぐに取り除きましょう。更に花が咲いたら筆を持って花の人工授粉をします。自然とミツバチが来てくれると良いのですが、なかなか来てくれません。
確かに近くで養蜂をされている方がいるのですが、ミツバチは好みがあるようで、なかなか旨く行きません。
以前、庭でマスクメロンを育てていた時には、ミツバチが沢山来ました。メロンや小玉スイカは、好きなようです。ミツバチも、お高い果物が好きなのでしょうか?
実はミツバチには蜜が一番多い花の植物を見極める能力があるのです。蜜が多い植物が咲いているのを発見するとミツバチはダンスをして「こっちに蜜が多い花が咲いているよ〜」って仲間に教えるのです。凄いですよね。
筆で人工授粉をします
ミツバチが来ないので、私が筆で受粉をしています。お掃除に人工受粉や水やりなどなどイチゴの栽培には、数え切れないほどの作業があるのでかなり大変ですが、花が咲けば結実が待っています。実がなるのはご褒美のようでとても楽しいものです。

午前中に人工授粉を行いましょう
最盛期には、毎日どんぶり一杯くらいイチゴが食べられます。体に良いので、無駄にしないように収獲しています。
夜には夜の敵が来ます
雨が降るとどうしても夜に害虫がでます。夜行性の害虫です。ナメクジや、カタツムリ、ヨトウムシなどです。ベランダであれば、然程虫は来ません。
しかし、私は、玄関前で育てているので地面からの害虫に注意が必要になります。もう、だいぶ慣れているので、みつけ次第捕殺します。薬剤はほとんど使いません。捕まえて殺して始末します。ナメクジっていったいどこから来るのでしょうか不思議です。

青いイチゴの実。徐々に白く大きくなります
このように毎日毎晩世話が何年も続く野菜です。栽培期間の長さは、どんな野菜よりも長く一年中続きます。
冬は、比較的何もすることは無いです。自然の露地栽培のイチゴはクリスマスケーキのイチゴとは違います。
たまに、イチゴは12月に成ると勘違いされている方がいます。大きな間違えです。通常は5月くらいが旬になります。
クリスマスケーキのイチゴは、クリスマス用にビニールハウスで暖房をして育てているものです。
通常12月は、葉が茶色くなりじっと動かず枯れているのかな?って思うほど動きません。休眠状態です。寒さに耐えて生きています。
通常、寒さにあてないと花芽が出来ないと言われています。冬を越した苗は、春にはたくさんの花を咲かせるのです。
一株が100倍以上に増えて、十年でも平気で続けられるイチゴ栽培は、非常に楽しい家庭菜園です。
あなたもはじめてみませんか?旬の露地もののイチゴは、なかなか食べることが出来ません。
たぶん、ビニールハウスのものよりも味も栄養も濃いはずです。見た目も可愛く栄養豊富なイチゴは、美肌、美白、抗酸化作用のある植物です。ぜひ、栽培をおすすめします。
皆様のご健康をお祈りいたします。
長文をお読みいただきまして、ありがとうございます。 ♡香
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