ビオラ栽培

ビオラは冬の癒し植物・3ステップ間引きと挿し芽で簡単栽培

冬の庭を彩り潤すビオラを増やして楽しもう

カンタン挿すだけビオラ増殖栽培


寒い季節、冬の庭にはお花が少ないですよね。冬のどんよりした庭に明るい色の花を咲かせて暖かい気持ちを懐かせてくれるビオラを栽培してお庭を演出し癒されましょう。冬のビオラでヒーリング体験が出来ますよ。

 

 

冬の庭を暖かく演出でき寒さに強い花の代表といえはパンジーやビオラではないでしょうか。私はビオラの香りが好きで毎年苗を買っています。ビオラには心を癒し潤すヒーリング作用があると感じています。

花の少ない時期に冷たい風の中でも色鮮やかなビオラやパンジーの姿は心を和ませ元気を与えてくれます。ビオラとパンジーと書きましたがビオラとパンジーは兄弟のような花です。

パンジーとビオラは花の大きさの違いで区別されます。最近では非常に大きな花を持つ大輪種のパンジーやよく見ないと花姿のわからないほど小さなビオラなどさまざまな種類があります。

一般的な区別では花の大きさが5センチ以上のものがパンジーと言われています。ビオラとパンジーの違いは大きさで決まり特性としては開花期の長いパンジーに対してビオラの方が開花期が短いとされています。しかしパンジーよりもビオラの方が丈夫で育てやすいという特徴があります。

秋から栽培するビオラの魅力は、なんと言っても春になると沢山の花を着けてこんもりとした姿になることです。栽培の期間は、長く秋から冬を超えて初夏まで続けることが可能なのも魅力だと感じます。

一年草のイメージが定着しているパンジーやビオラの仲間ですが本来は多年草で涼しい地域では夏を越し数年単位で楽しむことも可能な植物です。ただ、東京ではここ数年の夏の猛暑で枯れてしまうことが多くなっていると感じています。涼しい地域での栽培なら簡単に夏を越すことも可能ですし、数年前に東京でも夏を越したことがあります。

長い季節栽培が楽しめ挿し芽も可能なビオラ

ビオラの特徴は、一般的に秋から冬そして春から初夏と意外と長い季節をわたり育てる楽しみを味わえる植物です。ビオラのように長期間楽しめる植物は少ないので購入したパンジーやビオラは大切に育てましょう。ポイントとしては時期に合ったお手入れが大切です。乾燥した時期には水やり。そして雨の多い時期には根腐れや葉の病気への気配りです。

購入したビオラの苗は、育てるだけでなくその苗から挿し芽をして増やすのも楽しいです。今回は、購入した一株のビオラを挿し芽で増やし栽培することを記事にまとめます。

 

 

秋に購入したビオラの一株をいくつかの苗に分ける作業をして増やします。買ってきた苗は中心の部分のほかに脇芽がいくつか出ています。特にまだ暖かい時期に購入した苗は脇芽が多く出ていると思います。実際私が購入したビオラにも脇芽が4つできていました。この脇芽を使って挿し芽を作ります。

ビオラの苗を購入する際のポイントは、苗の葉がぎゅっと詰まっていて大きな葉の下に小さな脇芽の予備軍ができているものを選ぶと良いでしょう。葉っぱが伸びすぎて黄色くなっているものや葉や茎がグラグラしているものは避けた方が良いでしょう。さらに中心の部分を取り巻く脇芽がしっかりと生長して蕾をつけていれば良い苗と言えるでしょう。

ビオラの挿し芽に挑戦

今シーズンは、いつも購入する黄色いビオラがなかったのでアプリコットのビオラを購入しました。私は寒がりなせいか暖かい色の特にイエロー系のビオラを見ると和みます。寒い季節に香りもして楽しい園芸ができますよ。

好きな色の好きな大きさのお花を購入して始めましょう。買ってきたらまず植木鉢を用意して植え付けます。培養土に軽くマグアンプkを混ぜて根鉢を崩さないようにポットから抜いた苗を植えます。

ビオラの苗はほとんど根がしっかりとポットの中で固まっているははずなのでそれを崩さないように植え替えるのがポイントです。特に下の方で細い根がぐるぐる巻きになっていなければそのまま定植しても大丈夫です。あまりに根が巻いていたらハサミで少し切り取ってあげましょう。

植え付ける場合、植木鉢の深さは苗の高さの倍暗いの高さが良いでしょう。培養土はたっぷりと入れます。たっぷりと言っても深植えするのではなくポットに入っていた時と同じ高さで植えます。要は茎が土に埋もれないようにします。葉に培養土や水ができるだけ触らないようにしましょう。

植え付けが終了したら大きな脇芽を切っていきます。脇芽を切って新しい挿し芽*苗を作ります。

キレイなハサミで脇芽を切って挿し芽を作るのです。小さな苗用のポットを用意して培養土を入れて下に鉢皿を置きます。

そこに切った脇芽を挿していきましょう。今回は4つの脇芽を切り出し4つの小さな挿し芽苗ができました。しばらくの間、水を切らさないように様子を見ましょう。脇芽にはすでに蕾がついています。蕾が開花すれば水を吸い上げている証拠です。季節は寒い時期に向かっているので水さえ与えていれば枯れることは少ないはずです。

 

 

平野部では寒く乾燥した季節なので基本的に雨や雪の日は少ないですが雨や雪の予報が出たらできるだけ軒下や雨が当たらない場所へ移動しましょう。あまり神経質にならなくても大丈夫ですが、花びらに雨が当たるとシミになったりします。

また大雪が降って積もったりする場合も小さい花苗は直接雪に埋もれない工夫をしましょう。暖かい平野部の雪は重く溶けてすぐに氷になってしまいます。すると葉や茎が折れる事故が起こる可能性があります。

さまざまな色や形が楽しめるビオラの仲間

東京だと寒い真冬1月でも花屋さんの前には沢山の花が売られています。買い物ついでに花屋さんを覗くと変わった色のビオラを見つけました。深い黄色に紅茶を混ぜたような色合いです。すごく欲しくなって購入しました。ぎっしりと葉っぱの詰まった苗。

そして可愛い花と蕾も沢山着いています。先ほども書きましたが、葉や蕾など全体的に引き締まっていてぎっしりと詰まった感じの苗を選ぶと失敗がありません。葉の枯れた部分も無いようによく見極めましょう。気に入った色と花姿が購入のポイントです。

例えば野菜や果物を購入する場合でも良い植物を見極める技は利用できますし目が肥えれば美味しい野菜が食べられると言うことです。実際、良い苗を選べば栽培も楽で長く楽しめますし花数も多く立派に育ちます。

園芸の楽しみは購入して終わるのではなく育てて苗の生長過程を楽しみ更に大きく育って満開期を楽しむ部分にあります。手もかかりますし水やりや日々の世話もありますが最終的な喜びでそれまでの苦労も報われるものだと感じています。

今回はテラコッタの10号鉢を用意しました。少し重たいですが風に飛ばされませんし、割れない限り何年も使用出来ます。また高温多湿の東京の夏の時期にも安心して使うことが出来ます。

早速購入したビオラの苗を植木鉢に定植しました。定植の仕方は前記しましたようにたっぷりの培養土を使い元肥に化成肥料のマグアンプkをひと握り与えます。

ビオラは暖かくなると徐々に生長が早まります。下の写真は購入した時に入っていたポットから出したところです。根はまわっていませんのでこのまま大きい鉢に定植します。

東京の基準で言えば12月の冬至からは昼間の時間帯が長くなり始めます。しかし1月の気温は一年で一番低く乾燥した季節になります。でも2月には春の気配が感じられるので1月に購入したビオラの苗は少し大きめの植木鉢に定植します。

今回は素焼きの10号くらいの鉢を使いました。もう少し小さい鉢でも良さそうですが大きめの鉢を使うのはこのまま初夏まで植え替えをせずに満開を迎えるためです。

屋外の植物にとっては意外と寒い季節は短いのです。コンクリートに囲まれ陽射しもあると人が感じるよりも季節は早く巡って行く気がします。寒さの底は一瞬のように感じます。

最初に小さめの鉢に植えるのであれは暖かい時期には一旦植え替える心算が必要でしょう。またプラスチックの鉢を使用する場合は湿度の高い季節には植え替えをすることも必要でしょう。ビオラは蒸れに弱いので栽培に工夫が必要です。暑い季節になるとカビたり腐ったりすることもあるからです。

 

 

できれば素焼きのしっかりとした10号鉢を購入して毎年ビオラやパンジーを楽しめば植え替えの手間が省けます。パンジーやビオラは根がまわりやすいので若干大きめの鉢を使用することで花苗が長持ちします。小さなプランターや7号以下の植木鉢だと培養土が足りず根詰まりの原因になります。

季節が進むにつれ根が鉢の中で詰まることが無いように注意が必要です。葉っぱが黄ばんで来たり花芽が小さくなって来たら要注意です。植木鉢の裏の穴を見て根っこがはみ出していたり植木鉢の土の部分が根でいっぱいになったらひと回り大きな鉢に植え替えましょう。

ビオラの苗を購入した時には花も少なく苗も小さいですが時間が経てばどんどん生長し大きくなります。植え付ける時は将来こんな風に大きくなるかなぁ?と想像しながら植えるときれいな鉢植えが作れると感じています。はじめはちょっと小さく鉢ばかりが大きい感じがします。しかし根が張る植物なので出来るだけ多めの培養土でスタートする方が上手く栽培ができる植物です。

小さな鉢に何個も寄せ植えにするよりはお気に入りの色を単体で植える方が無難でしょう。さまざまな色を楽しみたい場合は一色づつ単体を鉢植えするか花壇での栽培が良いでしょう。

今回植えたビオラは少し花が大きめのビオラで色は濃い黄色に紅茶のような色が混ざった花色です。黄色いビオラの花言葉は「小さな幸せ」オレンジのビオラは「天真爛漫」どちらも心は和むイメージですよね。

私はのんびりと花を眺めるのが日課です。寒い季節でも日向でイエロー系のビオラを眺めると心が和みます。寒い冬にヒーリング効果を求めるならイエロー系のビオラはおすすめ。

植え付けや水やりなど世話もありますが植物を愛でる時間は辛い寒さも疲れた心も癒してくれますよ。またビオラの花の物語には、ギリシャ神話のゼウスが出てきます。ゼウスの恋人は牝牛に姿を変えられてしまい放浪の旅に出ます。その恋人に食べさせるために作られたのが「ビオラ」なのです。

 

 

牛の餌?というとロマンがありませんが恋人のために作った花となればロマンチックですよね。ちなみにビオラの種と根には毒があり食することは出来ません。

寒い季節にみずみずしい花色が乾いた身も心も潤す感じがするのは私だけでしょうか?毎年、今年はいいかな?と思いつつ気がつくとイエロー系のビオラを植えてしまいます。ビオラにはそんな心を惹きつけ癒す力があるのかと感じています。心を癒されたい人には「もってこい」なお花かもしれませんね。

さて季節が進み小さかったビオラの鉢植えにたくさんの花を咲かせましたので画像をアップします。近寄るだけで甘く爽やかな香りがします。これからの季節、ますますビオラの芳しさに癒されそうです。


4月も終わりに近づき寒暖差の激しい時期になりました。昼間は真夏のようになり夜は冷え込むことが多いです。花をたくさん咲かせたビオラもそろそろ終わり?って考えていませんか。我が家のビオラも春の姿から比べるとかなりお疲れ気味です。ビオラ栽培の基本は終わった花殻を早めに摘み取る。下を向いてしまった花を早めに摘み取りましょう。種を作ってしまうとビオラの株が弱ってしまいます。

下の画像が種のついた姿です。このような状態になったら早めに作業を開始まします。小さなタネがつき始めていますよね。

また気温が上がってくると茎が倒れて株が乱れてきます。全体的にまとまりがなくなって来たら剪定をしましょう。剪定の合図は苗の中心部分に新しい芽が出て来ます。下の写真のように新しい芽が出て来ましたら日差しを遮る古い葉っぱや茎を切り取りましょう。倒れた茎の根元に新しい新芽を大切に栽培を続ければ夏まで栽培が楽しめますよ。

今の状態ではまだ強い剪定は避けた方が良いので一気に切り取るのではなく徐々に進めていきましょうね。


こんもり咲いたビオラも5月の声を聞くと花が次第に苗の中心から離れて咲くようになります。ビオラの日々の管理として花殻を摘み取っていくと徐々に中心部分の花がなくなってくるのです。

中心から外へ花の咲く場所が移動するのは自然なことでビオラなどの花の性質として先へ先へと養分が行くからです。新しく出て来た中心に新しい小さな葉が茂ってきます。

新しい中心部分に充分な養分をまわすには外側に咲いている花を剪定(ピンチ)する必要があります。上の写真のようになったら剪定の時期と考えて良いでしょう。思い切って剪定をしましょう。

上の写真は剪定した後の姿です。かなりスッキリしました。中心部分がメインになって花はもう無い状態です。新芽の出ている茎を残すわけですが新芽から5ミリくらい離れた場所を切ると新芽にダメージが少ないです。

小さい新芽を残して切り取っていくのですが大きな葉っぱで新芽に日光が当たらない場合は覆い被さる葉を切り取り新芽に陽が当たるようにしてあげましょう。剪定した花の着いた茎は挿し芽にしたり花瓶にさして楽しめます。

ひとまず茎に新芽の出ている元気な茎を残して剪定すれば枯れるリスクを回避できます。あまり強く剪定しすぎると苗が弱ってしまいますので様子を見ながら徐々に行えば失敗が少ないと思いますよ。

剪定によって花に行く栄養を止めることで新しい芽の部分に養分が行き渡り新しい蕾が中心に着き始めます。


剪定から一週間経過しました。中心部に集中する新しい芽を育てるために周りに咲く花茎をカットした訳ですが思惑通りに中心部分が一気に生長し始めました。新芽に陽が当たるように新芽に覆い被さっていた大きめの葉もカットしています。

どうでしょう?小さかった新しい葉がだいぶ大きくなったことがわかると思います。葉に着いている白い粉はオルトラン粒剤です。この時期は虫が柔らかい葉を狙っていますので予防の為にオルトランで防御します。

オルトランは葉や根から薬の効果が植物に移動します。土の周りにパラパラと撒くだけでも効果があります。剪定作業を済ませ薬剤散布を終え、更に生長したビオラですが、ここから約10日が経過しました。花が沢山咲いたので写真をアップしますね。

前回のこんもりとしてきた葉っぱの様子をお伝えしてから約10日で見違えるほどのビオラの花が咲きました。季節は走り梅雨の季節で蒸し暑かったり肌寒かったりと目まぐるしく変化しています。お天気の良い日は27度前後まで気温は上昇します。

冬や春先に咲いた花よりはかなり小ぶりで小さい花が可愛らしい感じです。薄い液肥を二週間に一度くらい与えると良いでしょう。冬の咲き方とは一味違いますが大切に栽培することで長くお花が楽しめるのもビオラの特徴なのです。

梅雨本番のビオラ

東京の梅雨は湿度が高いのが特徴です。日中は陽射しがあるものの夜には大雨が降ることが多くなっています。年々梅雨の時期は災害に至るほどの雨が降るようになったと感じています。温暖化の影響とは言えこの大雨の季節が終わると異常な暑さが待ち受けていそうです。

さて冬から栽培を続けているビオラですが昨夜の大雨に打たれてヘロヘロになっていました。ちょっと目を離すとタネが着いたり蕾が枯れたりと気温が高いせいか動きが早いです。上の写真はヘロヘロの剪定前です。

早速要らない部分を切り取りスッキリさせました。花殻や枯れた葉、タネに成りかかった花などを全部キレイに掃除しました。ちょっと手を加えるだけでとても元気になります。

根元では新芽がスタンバイしているのでまだまだ楽しませてくれそうです。


一方、剪定で切り取ったビオラの花たちですが半日日陰の家の東側にある植木鉢に挿しました。かなり湿っぽい培養土に挿しただけです。冬にも挿し芽をしましたが夏の挿し芽はやり方や置き場所を工夫する必要があります。

この植木鉢はなんでも芽が出る不思議な植木鉢で長年同じ場所で使っています。家の東側にあり家のそばに置いてある為、暑い時期の西日を避けることができます。また朝一番のお日様の光を浴びることができるので植物にとっては非常に良い場所と言えます。

夏のように暑い日もあったこの一週間ですが挿したビオラの芽はすごく新鮮なまま生きています。この状態で発根を待ち上手くいけばポットに移して鉢植えにします。この姿のまま夏越しができれば来年も同じビオラを栽培することが可能です。

今後の動きをまた記事にしていくので引き続きお楽しみに。

今回も長文をお読みいただきましてありがとうございます香♡


 

 

更にビオラをこんもり咲かせる剪定方法の記事があります。

 

★コメントをお書きいただく前に★

いつもサンカウントをお読みいただきましてありがとうございます。

コメントをお寄せいただく場合は必ず本名ではなくハンドルネームなどをお使いください。

本名を書いてしまわれますとインターネットの検索に名前が出てしまいます。

こちらからは判断がつきにくく修正が出来ない場合がございます。

コメントを書く前に各自ご確認をお願いいたします。

ビオラ栽培・5月の剪定=ピンチで大きくこんもり花を咲かせる 

満開のビオラを剪定して復活させよう!

もっと大きくなる剪定のポイント


こんもりと満開のビオラが暖かい陽射しの中で咲いている姿には癒やされますよね。でも、最近花が小さくなってきた?先細った感じがしたら剪定作業=ピンチの時季です。

置き場所やビオラの苗の状態にもよりますが梅雨に入る前に一度風通しを良くするための剪定作業=ピンチを行うと更に大きくこんもりとしたビオラの姿が楽しめますよ。

 

 

もう、暑いのでビオラは終わりと考えていませんか?剪定作業=ピンチすることでまだまだひと花もふた花も楽しめるので、ぜひ剪定作業=ピンチしてみてください。弱った株が新しく蘇ります。

実際に1月から栽培を続けているビオラの苗の生長を時系列でご紹介していきます。今年2018年のビオラの栽培を始めたのは、1月の未だ寒い時季です。

買って来た当初は花はひとつしか咲いていませんでした。定植から二ヶ月目の3月に入るとビオラは徐々に生長して苗はしっかりと小さな葉を蓄え蕾も沢山つき始めます。

下の写真は3月3日の様子です。

更に一週間後の様子は下の写真になります。陽が当たる暖かい方向に花芽がつきやすく開花が早いことがわかりますね。

この時季は植木鉢を回して日光が均等に当たるようにするとまんべんなく丸い株に育ちます。

下の写真は3月24日の様子です。徐々に花の数が増えて来ました。未だ花のつきに偏りがありますので様子を見ながら植木鉢を回し全体的に日光が当たるようにしましょう。

まだ花は少ないですが丸くこんもりとした花姿勢を感じさせてくれるようになります。

 

 

4月になると更に株が大きくなり花の数も一気に増えます。気温の上昇とともに花が増え葉も大きく生長するのです。

下の写真は4月1日のものです。

更に2週間経った4月14日になると一気に大きくなります。未だ寒暖差があるため葉が小さく縮こまって見えます。

株全体がきゅっと上に持ち上がっていますね。徐々に株が丸くこんもりとし始まっています。

上から見ると丸くなって来ているのがわかります。

2週間に一度程度の間隔で薄い液肥を与えつつ生長を見守りましょう。ビオラの花が咲き散るのが早くなるのも気温と日照時間に関係しています。

花の管理では、咲き終わった花殻摘みを忘れないようにしましょう。ビオラに種が出来るとエネルギーが種に取られてしまい株が弱ります。

季節の変化とビオラ栽培の注意とポイント

季節が変わりビオラも花が満開になり芳しい香りを楽しみながら花殻を摘みビオラの苗の生長の様子をよく観察しましょう。

例えば黄色く変色した葉っぱがあればハサミで切り取り、更に害虫の被害などが無いかを目で見て確認するのです。

 

 

季節は移ろい寒い時季にはいなかった害虫も増え最悪の場合一気に食害されて丸坊主にされてしまうこともあります。

特に毛虫芋虫の類は食欲が旺盛なので要注意です。また気温が上がるとナメクジカタツムリも葉や花びらを食い荒らします。

害虫からの食害を防ぐために予めオルトラン粒剤を定期的に散布していても毛虫などの大型の害虫にはあまり効果がありません。

食べた後に毛虫が死んでも、喰われたビオラは戻って来ませんよね。予防としては毎日の水やりなどの時に見守ることが大切となります。

害虫とともに暑さによる蒸れにも要注意・剪定する

こんもりと葉が茂り花も茎も増えます。するとビオラの株の中は蒸れて温度が上がります。

当然湿度も高い状態なので腐りやすく病気にも罹りやすくなります。剪定をしてビオラの株の風通しを良くする必要があります。

下の写真は5月の半ばの様子です。花がだいぶ小さくなっています。更に花がすぐに枯れはじめています。そろそろ剪定をして欲しいとビオラがサインを出していますよ。

ビオラの株の剪定の注意点は、株の様子を見て剪定することです。また切りすぎないように丁寧に切りましょう。

 

 

良く見ると茎から新芽が出て来ていることがわかります。茎を良く見て剪定をしましょう。

また新芽の出ている茎を切る時は、一旦少し上を切り新芽の直ぐ側で切るのは避けましょう。新芽が育ってから切れば良いのです。

植物に取って葉や茎は栄養を蓄えている場所であり栄養を得る場所でもあります。ですから一気に切りすぎると枯れてしまうこともあります。

特にビオラのような草花は弱いので丁寧に剪定することを心がけるようにしましょう。

5月・花が小さくなり剪定合図が出る

ビオラを観察していると「剪定の時季が来た」とビオラから合図があります。花が喋る訳ではないのですが、見ていると徐々に剪定の時季がわかるようになるのです。

では、剪定を促すビオラの合図とはどのようなものなのでしょう。私が感じる合図を書かせていただくと、先ず花が小さくなります。

株をよく見るとビオラの株は数本の茎で構成されています。一本一本の茎に葉が生え花が咲くのです。その茎が約20本ほどで一株を形成しているのです。

一本の茎がどんどん伸びて花が咲いているのですが、上に行けば行くほど先細る傾向にあります。先細るのは植物の性質のよるもので上に上に伸びようとして栄養が上がって行くわけです。

しかし徐々に養分も行き渡りにくくなり花が小さくなり間延びした感じになります。

解決策は、茎の先を剪定=ピンチして脇芽(新芽)出させ大きく育てることです。既に脇芽・新芽が出ている場合はその少し上を切ります。また未だ新芽がなく分からない場合そのまま様子を見るくらいの気持ちで大丈夫です。写真を参考にしてください。

第一段階ではセンター部分を剪定する

一番伸びているのは通常真ん中、株のセンターの山のてっぺんの部分です。ビオラの株の真ん中にある茎を観察すると新芽が出ていました。

真ん中の茎の新芽を伸ばすことにしたので、新芽のある茎を剪定することにしました。剪定直後はこのように真ん中だけが薄い緑色になります。

はげ山状態でちょっと可哀想な姿になってしまいました。でも、こんもりさせたままではここで苗が弱って終了してしまいます。

思い切って剪定することで新しい芽を育てて更に大きい株に育てることが可能になります。

 

 

何もしなければ梅雨入りには蒸れて枯れてしまいますが、剪定をして風通しを良くして更に新鮮で健康な新しい茎や葉を育てることでビオラに株自体が生まれ変わり寿命を延ばすことが可能なのです。

切り取った茎には未だ花が咲いて蕾もあります。一旦花瓶にさして水揚げをします。そして挿し芽をすれば更に株を増やすことが出来るのです。

剪定後は追肥とオルトラン粒剤を与えましょう。新芽は未だ柔らかいのでナメクジの餌食になりやすいのです。

また更に生長を促す意味でも追肥が必要です。液肥があれば薄いものを2週間に一度程度与えましょう。

剪定から約1週間で更に新芽が増える

上に伸びようとしていた栄養が剪定したことで脇芽(新芽)へとシフトしました。すると新芽が一気に生長を開始します。これまで花を咲かせようとしていたエネルギーが新芽に注がれるので非常に勢い良く生長をします。

また気候も徐々に良くなり日照時間が多い時季は葉が茂るのに最適なのです。新芽が陽に当たるよう邪魔な葉をハサミで切り除く作業も併せてしましょう。

大好きなビオラの花が減って少しさみしいですが、再び花芽を着けるのも時間の問題と言えるでしょう。

脇芽(新芽)が増えると言うことは、茎が増えると言うことです。一本だった茎が2本にも3本にも増えるのです。楽しみですよね。

剪定することでビオラの株は更に大きくなります。真ん中の茎を剪定して脇芽からの新芽が生長します。

剪定から約2週間後第二段階の作業

脇芽を増やす方法として剪定をしました。更に花姿勢を良くするためにひと工夫しましょう。用意するものは100円ショップやホームセンターで購入出来る銅製の針金です。私はダイソーで購入しました。

銅の針金が良い点は、害虫が銅を嫌うからです。また銅製の針金は柔らかく加工がラクで女性にも扱い易いと言う点でしょう。錆びにくく扱い易いので気に入っています。

なかなか錆びないのでリサイクルも出来ます。イチゴ栽培でもこの針金が大活躍しています。

鉄製のものは錆びやすい上に硬いので手や指を怪我することがあります。鉄製の針金を使う場合は軍手などを使って注意して行ってくださいね。

針金を8センチから10センチくらいにカットして真ん中から折り曲げます。丁度ヘアピンのような形になります。あまり細かいことは気にせず適当な感じで充分ですよ。

針金のピンが出来上がったらビオラの剪定をしなかった周りの茎を寝かして針金のピンで留めていきます。

周りの茎にも既に脇芽(新芽)が出ています。脇芽を育てる為に本来の茎を横に倒すのです。

先程も書きましたが、植物の茎は上に上にと伸びる習性があります。人の手で横に倒すことで脇芽に陽があたり脇芽が上に伸びる条件が揃います。株の周りにある茎は剪定せずに倒すことで脇芽を増やす作戦です。

蒸れやビオラ株の衰弱が激しい場合は?

蒸れて弱った茎や細い茎は切り取ります。取って置いても腐ってしまいますし、細い軟弱な茎からは健康な脇芽は出ず新芽は育ちません。

思い切って切り取り株への負担を減らします。出来るだけ元気そうな茎だけを残し様子を見ましょう。株自体が弱っている場合は深く剪定するのは避けて風通しを優先して一旦様子を見ましょう。

一気に刈り込むとそのまま枯れてしまう可能性があります。置き場所も風通しの良い涼しい場所に変更しましょう。

選定した後は、半日日陰で様子を見る

季節は既に夏のように暑いです。日中の気温が20℃を超えたら出来るだけ半日日陰の場所に置いて栽培を続けましょう。

春には陽当たりの良い場所で栽培したビオラも急激な暑さには弱いものです。剪定作業と言う大きな手術を受けたばかりのビオラの株には労りが必要です。

花の咲く日で異常気象を感じる

ここ最近の異常気象で5月だと言うのに気温が異常に高い日が続いています。また急な大雨なども降っています。植物は敏感で昨年6月の始めに満開になったアマリリスが5月19日には満開になっています。通常なら昨年同様6月の始めが満開の日です。

アマリリスの記事は→こちらへ

特に今年は季節が半月ほど先行している気がします。桜もあっという間に咲いて一気に散りました。開花の頃の気温が高かったこともありますが、気温が上がるのが急激だったことが一因です。

更に言えば気温が高く雨が沢山降るのでナメクジなどの害虫が多い気がします。種から育てているキュウリの苗が全滅しました。原因は急激な気温上昇による熱風による乾燥とナメクジによる食害と分析しています。

仕方なく5月に種まきをやり直している状況

使いたくないですがキュウリのポットのある周りにはオルトラン粒剤を散布してナメクジが近づけないように結界を張りました。

温床を使えば発芽は早いのですが、温床の中にもナメクジが入り込む始末です。今年は異常な気がします。今後、夏の気候が気になるところです。

ビオラの魅力をあなたへも

パンジーとビオラはとてもよく似ていますが、こんもりと仕立てて沢山の花を咲かせることが容易に出来るのは中型の花のビオラの特徴です。

ビオラを上手くこんもりとさせるためには剪定作業は不可欠です。そして何よりも観察して日々慈しむことが大切だと言えます。

植物は言葉を発しませんがさまざまなサインを送ってくれます。そのサインを上手くキャッチ出来ればあなたに取っての園芸は更に楽しく有意義なものとなるでしょう。

今回も長文をお読みくださりありがとうございます。ビオラ栽培はまだまだ続きます。今後も同じビオラの生長を記事にしてお伝え出来るように取材して行きたいと思います。♡香


 

 

関連記事 ビオラ栽培で元気!6月まで剪定で丸くこんもり咲く芳香黄色ビオラ

 

★コメントをお書きいただく前に★

いつもサンカウントをお読みいただきましてありがとうございます。

コメントをお寄せいただく場合は必ず本名ではなくハンドルネームなどをお使いください。

本名を書いてしまわれますとインターネットの検索に名前が出てしまいます。

こちらからは判断がつきにくく修正が出来ない場合がございます。

コメントを書く前に各自ご確認をお願いいたします。

 

ビオラ栽培で元気!6月まで剪定で丸くこんもり咲く芳香黄色ビオラ

真冬でも元気なビオラを夏まで楽しむ

丸くこんもり芳しい黄色いビオラで元気になる


黄色いビオラの花を見ると元気を貰えるような気がします。特に寒い季節の黄色いビオラは気持ちを元気にしてくれるように感じますし、春に咲き誇る鮮やかな黄色のビオラは華やいだ気持ちにしてくれます。

実際、黄色い色はビタミンカラーと呼ばれていて人の心を暖かくし、前向きな気持ちを呼び起こすパワーと癒やしを与える効果があるのです。

毎年、冬になると黄色いビオラを栽培したくなります。それは、寒い季節の花の少ない時季だからこそ屋外で力強く元気に咲くビオラの生命力に魅せられるのだと言う意味もあると感じます。

春の花の盛りには丸くこんもりと溢れんばかりのたくさんの花が咲く黄色いビオラは香りも凄く良いのです。私の栽培する黄色いビオラのこんもり咲かせる剪定の方法や栽培の実録を解説しながら記事にします。

 

 

私は黄色いビオラが大好きです。あなたは、何色のビオラが好きですか?

ビオラ栽培は種から始めることも出来ます。その場合は8月が種まきの季節となります。

好みの色のビオラの種を購入して種を撒き発芽させて苗を作ります。通常の培養土で発芽させることが可能です。

たくさんの苗が欲しい場合は、種から栽培するのが割安で良いでしょう。

また、市販のポット苗を買って栽培する方法もあります。花苗を購入して栽培をするなら1月の寒い時季でも可能です。

実際ポットの花苗は秋から売られているので秋から栽培する人も多いと思います。秋から栽培すると10月くらいから開花して真冬に一旦休眠して春からまた開花をします。

ビオラのポット苗はホームセンターや園芸店で手軽の手に入るポピュラーな植物です。実際たくさんの花苗を植えて栽培されている方も多いと思います。種類もたくさんありますよね。

ビオラの仲間で花の大きなものはパンジーと呼ばれ昔から馴染み深い花です。ビオラはパンジー花よりも小さい花が咲く種類です。

明確な区別はないとされていますが、花の大きさが5センチ未満のものをビオラと呼ぶと言うことです。

お店で売っている種もポットの花苗もしっかりビオラと書いて売っていますので間違えることはありません。

また、最近のパンジーは花が非常に大きな物が多くなりました。見るからに別物と見分けがつきます。

今回は、1月に花苗を購入しました

毎年12月頃に花苗を買って育てることが多いのですが、なかなか良いタイミングで花苗を購入できず1月になってしまいました。

まだたくさんの花苗が売っています。暖かくなると一気に園芸ブームが始まりますよね。未だ寒い1月はお客さんもまばらでした。

何と言っても暦では大寒なので普通なら到底花を植える時季ではありません。でも、良い苗をみつけるとすぐに栽培がしたくなります。丁度大好きな黄色いビオラの花苗をみつけて購入しました。

 

 

良い苗の選び方は葉がしっかり密集していて小さな蕾があり茎や葉が枯れおらずしっかりした濃い緑色をしている苗です。葉っぱがギュッとしまった花苗を選びましょう。

花の茎が伸びすぎていたり花殻が付いたままの苗や下の方の葉が黄緑色になっている苗は販売店の管理が行き届いていない苗なので避けましょう。

お店にある時に何度か開花していても管理の良いお店であれば、しっかりと花殻を切り取ってあるはずです。良くみて選びましょう。

天気予報では、2~3日後には東京も雪が降ると予報されていました。雪が降る前に定植するのは避けてポットのまま軒下に置いて雪を避けました。

東京に珍しく積雪がありました

予報通り雪は降り以降非常に寒い日が続きました。氷点下になる日が9日くらい続きこんなに寒い冬はほとんど経験がありません。

しかし、合間をみて植木鉢に定植をしました。普通の培養土に元肥にマグアンプkを使いました。

植え穴の中に緩効性肥料であるマグアンプkを入れてビオラの苗の根鉢を崩さないように植えました。

ポットの中は思ったよりは根が回っていませんでした。そのままポンと植えて終了です。あとは、陽当たりの良い場所で栽培を楽しみます。

定植後にまた雪の予報が出ました。もう、花が咲いているので花鉢を雪が直接当たらない場所に移動しました。ビオラは寒さに強いので雪が積もっても大丈夫です。でも、花が咲いているので一先ず避難させました。

春には鉢いっぱいの花苗になる

ビオラの栽培の醍醐味は、春にまんまると大きくなりたくさんの蕾が一斉に開花する姿だと思います。冬の寒い時季は休眠状態になり花は咲いていても一輪か二輪ですが、春には溢れんばかりに開花するのです。

暖かい季節に誘われるように開花して大きな株に育つビオラは非常に見応えがある一鉢になります。

 

 

では、どうしたら大きな花苗になるのでしょう?たくさん花が咲かないと言う話しを聞いたことがありますが、意外と簡単なところにヒントはあります。

苗を大きくしてたくさんの花を咲かせるには?

ビオラにだけでなく多くの植物は先へ先へと伸びて行く性質があります。そして先の方に花芽が着きます。ですからたくさんの花芽を着けさせたいなら脇芽を出すために剪定して行く必要があります。

花が咲き終わったら早めに花殻を切り取ると同時に脇芽が出ていることを確認しつつ剪定をします。

早春から先始まるビオラの花の根本に近い部分には花苗の株が健康に育っている場合は小さな脇芽が出来ているはずです。その小さな脇芽が更に大きくなり株自体が大きくなるのです。脇芽には更に蕾が出来るので脇芽が多いほど花が沢山咲くという仕組みです。

※上の写真は以前剪定した時のものです。

この脇芽を出させるための剪定は、花殻を取りながら併せて行う作業です。暖かくなるとどんどん花が咲いては枯れて行くので毎日花をよく見て観察し作業を進めていくことが肝心です。花には愛情と水を忘れてはいけません。

大切にすれば夏まで楽しめるビオラ

ビオラの花苗を長持ちさせて開花時期を長く保つには先にも書きましたが咲いた花が枯れたら早めに剪定する花殻取りがポイントです。花が終わって結実する前にどんどん切り取る作業をすることで栄養が蕾を作る方へと使われます。

また、花苗の様子をよく見て下葉の枯れているところなどを剪定します。徐々に気温が上がるとビオラの根本や株の中は蒸れて腐りやすくなります。また細菌による病気も発生します。

葉っぱが白くカビるうどんこ病も多い病気です。葉に粉をまぶしたような状態になります。薬品を使う方法もありますが一旦病気になるとなかなか回復は難しい状況になります。

出来るだけ蒸れないように病気が発生しないような工夫が必要です。枯れた葉をハサミを使って切り取ることや蒸れそうな葉の密集している部分を切り取り風通しを良くすることと水やりの時には葉に水が掛からないように注意することなどです。

水やりはしっかりと行う

水やりは土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでしっかりたっぷりあげましょう。植木鉢の中に溜まったガズや古い水を洗い流すイメージです。

水はけが悪い場合は、要らない割り箸や花用の細い支柱を根本を避けて差し込むと鉢の中の空気が入れ替わります。根っこは鉢の中で呼吸していますので根を元気に保つことが花苗自体を健康に保つことに繋がります。

暖かくなり花が沢山咲き始めたら雨に当てないことも病気を防ぐことに繋がります。

春の後半は、徐々に暑さに負け始めるので置き場所を半日日陰の場所や西日の当たらない場所に変えるなど工夫をすれば花苗は長持ちします。

逆に冬に暖かいと考えて置いた場所に置き続けると花苗が暑さで傷むのでビオラの花苗の様子を見ながら置き場所を工夫しましょう。

たくさん花が咲いたら薄い液肥を与える

こんもりと花がたくさん咲いたら薄い液肥を与えて栄養を与えましょう。

葉の色が薄くなっている場合は葉が密集して陽が当っていない可能性があります。

 

 

要らない葉を切り奥まで陽が当たるように剪定します。ビオラは本来非常に強い植物なので寒い間はほとんど心配はいりません。

水さえ与えておけば春まで元気に生長します。しかし暑さには弱いので暖かくなって大きく生長したらこまめに世話をして病気やアブラムシ、毛虫などの害虫に注意することが必要です。

少し暖かくなる前に植物を害虫から守るオルトランの粒状の薬剤を与えるのも効果的です。オルトラン粒状は根から植物の葉に浸透して害虫から植物を守る薬剤です。

どのような植物栽培にも共通して言えることは、毎日観察して病気や害虫などに襲われていないかを確認しながら育てるというスタンスです。

特に水をやり忘れたりということがないようにしましょう。植物も命があると考えると自分だけご飯を食べて育てている植物に水をあげないのはマズいですよね。

本来ビオラは多年草なのです

関東など暖かい地域では、ビオラは一年草扱いですがビオラは本来多年草です。夏から秋の残暑を乗り切れば夏を越すことが出来ます。かなりレベルの高いことですが、夏に涼しく風通しの良い場所で保管すれば夏を越すことは不可能ではありません。

実際、東京に住む私も夏を越させたことがあります。夏を越した苗は、秋になるとすぐに元気になり花芽が着き始めます。これはかなり低い確率ですが、梅雨を越せた場合はチャレンジするのも楽しいと思います。

注意する点は、暑さで根が腐り易くなるということです。根の腐敗を回避するには、新しく元気な根を育てることがポイントです。

 

 

私の経験では、剪定した時の切った茎の元気なモノを選んで挿し芽を作り新しい芽の状態で夏を越させると上手く夏を越えることが出来やすいです。

そんな面倒臭いことをするよりは、また花苗を購入すれば良いと思われるかも知れませんが、ビオラひとつにとっても命の繋がりを考えると上手く生き残らせて再び花を咲かせたいと思うのです。

黄色い花のビオラに癒やされたい

如何でしょう。長い期間楽しめるビオラ栽培は植物の持つ性質や特徴を知れば意外と簡単です。

また上手く行く年と失敗する年があります。でも黄色いビオラに癒やされる時間や空間は育てた人だけが味わうことが出来る素敵な時間です。懲りずの頑張りましょう。

さまざまな色のあるビオラですが黄色いビオラはしっかりとした爽やかな香りがします。また黄色い花は、暖かさと温もりを感じさせてくれますよね。見ても嗅いでもいい感じの植物です。

寒い冬から穏やかな春、そして爽やかな初夏まで可愛い花と素敵な香りで癒されるビオラ栽培を楽しんでみては如何でしょう。

私は黄色いビオラが大好きで癒され元気を貰うことが出来ます。ぜひあなたも黄色いビオラに癒やされてみませんか。


2月の頭に記事を書いた黄色いビオラ栽培の続報を書き足しさせて頂きます。

丁度一ヶ月経過しました。定植した当初は植木鉢の大きさが気になるほど小さい苗のビオラでしたが氷点下の日や雪の日、雨の日など厳しい季節に耐えてひと回り大きく生長しました。花芽も沢山ついて花も沢山咲いていますよ。下の写真は2018年3月4日の撮影。

芳しい香りが玄関ポーチにしています。甘酸っぱい黄色いビオラの香りが大好きなので非常に満足しています。この冬は記録的な寒さでしたが3月に入りようやく春めいて来ました。

この時季のビオラは未だ苗はギュッと硬く縮こまっています。昼間の暖かさと夜の冷え込みの寒暖差で身構えているような感じです。大きな葉をめくると小さな花芽が隠れています。

指でそっと大きな葉をめくり中の様子を確認したら中にも陽が当たるように大きな葉を少しカットします。内側の花芽を大きく生長させるためです。この時季東京は、かなり陽射しが強く暖かいので少しだけ葉を切り取りました。

咲き終わった花殻もついでに剪定しました。住んでいる地域や植えている場所にもよりますが暖かい地域にお住まいの方は少しハサミを入れると良いでしょう。葉の蒸れの防止にもなります。剪定する際は、ビオラの葉は弱いので必ずハサミで切りましょう。

このように花殻のカットと剪定を繰り返すと株はどんどん大きく丸くなります。今後も経過を書かせて頂きます。

今回も長文をお読みいただきましてありがとうございます。♡香


 

 

更にビオラをこんもり咲かせる剪定方法の記事があります。

 

★コメントをお書きいただく前に★

いつもサンカウントをお読みいただきましてありがとうございます。

コメントをお寄せいただく場合は必ず本名ではなくハンドルネームなどをお使いください。

本名を書いてしまわれますとインターネットの検索に名前が出てしまいます。

こちらからは判断がつきにくく修正が出来ない場合がございます。

コメントを書く前に各自ご確認をお願いいたします。