ニンニク栽培

ニンニク栽培プランターで3ステップ簡単!ニンニク栽培

ニンニクをプランターで栽培

ほとんど手間なしプランターでニンニクを育てよう。


ニンニクの栽培はプランターでも簡単に行えます。ちょっとおしゃれにキッチンガーデニングでニンニクを育ててみるのはいかがでしょう。

 

 

お料理で残ったたニンニクを育てることがほんのひと手間で簡単に行えるのです。植え付けは秋10月半ばで、プランターに種ニンニクを培養土に元肥を混ぜて植えるだけでニンニク栽培はスタート出来ますよ。

ニンニクはさまざまなお料理に欠かせない独特の香りが特徴のユリ科の香味野菜です。どなたでも一度は、調理でニンニクを利用したことがあるのではないでしょうか?カレーを作る時やステーキなどちょっとひと欠け入れるだけで香りが良く美味しくなりますよね。

生のニンニク以外のガーリックパウダーなど粉状のスパイスもあります。また、日本産以外でも中国産、スペイン産などさまざまなニンニクがあります。ガーリックパウダーにも生のニンニクにもそれぞれ良い点や香りの違いがあるのをご存知でしょうか?

お料理によっては両方使うことで独特の風味をより一層引き立てることも可能です。特にエスニック調のスープなどでは、ガーリックパウダーと生のニンニクの両方を使うことで美味しさがアップしますよ。

いろいろな国のニンニクがありますが、やはり国産の生のニンニクが一番美味しいと思います。また外国産のニンニクよりも日本産のニンニクの方が栄養素が高く新鮮です。

値段が高いのが玉にキズですが、私はいつも国産のニンニクを選んで購入しています。そして秋にはニンニク栽培をします。

日々のお料理でニンニクをひと欠け使って、気がつくと緑色の芽が出てしまたという経験はありませんか?国産のニンニクは味も香りも栄養も非常に良く外国産のものよりも高価です。

せっかく高いお値段で購入した国産のニンニクが、キッチンで発芽して出番を失ってしまうのは勿体ないですよね。多少の発芽でも芽を取り除けば調理は出来ますが味はちょっと残念です。

お料理で残ったニンニクをプランターを使い育てることで再び新鮮なニンニクを収穫することが出来ます。

ニンニクの栽培で用意するものは、野菜用のプランターと培養土、肥料、完熟の牛糞堆肥などです。

牛糞堆肥?と聞くと臭いのではないの〜?とちょっと気になりますが、完熟しているペレット状の堆肥が商品化されてありますのでニオイは心配ありません。

マンションやアパートのベランダでも栽培が可能なのでぜひ最後までお付き合いくださいね。

私は、ニンニク栽培を長年にわたり家庭菜園の畑で続けてきました。今回はプランターを使用してニンニク栽培を開始しました。

プランターで栽培するニンニクは、私の場合は昨年栽培したニンニクが夏を越し、発芽した状態で残っていたものです。もちろん、スーパーマーケットや八百屋で購入した国産ニンニクでも栽培が可能です。

 

 

ただし、中国産やスペイン産の輸入品のニンニクは発芽を抑制する処理がされている場合があるため発芽しない可能性があります。必ず国産のニンニクを用意してくださいね。

また、栽培に使用する種ニンニクは出来るだけ粒の大きな鱗片のニンニクを選んで購入するほうが、収穫出来るニンニクも大きくなります。

今回植えるのは、家で収穫した残りのニンニクですので、大きな粒のニンニクではありませんが、せっかく生き残った生命をまた次の生命に繋がるように栽培を決めました。

10月の半ばに種ニンニクを植え付ける

ニンニクの植え付け作業は、土地柄にもよりますが東京など暖かい地域では10月の半ばが一番良いとされています。

あまり早すぎて暑い時期はニンニク自体が土の中で腐敗してしまうからです。確実に発芽させ腐敗を防ぐなら、少し涼しくさりとて発芽した芽が育つ気温が必要です。少なくても最低気温が一桁になる前10度援護の時期が良いでしょう。

今回、私も10月半ばに植え付けをしたかったのですが、時間がなく黒い苗用のポットに植え付けました。

 

 

種ニンニクを直接プランターに植え付ければ定植の手間が省けますが、忙しい場合は苗用のポットにちょっと植えておけば発芽のタイミングを逃すことなく栽培を開始できるでしょう。

ニンニクは栄養価の高い野菜

ニンニクは、栄養豊富でビタミンBが多く含まれています。疲れた時や疲労回復効果が期待出来る野菜なのです。ただし、胃腸が弱っている場合は刺激が強いので気をつけましょう。また食べ過ぎも要注意です。

そんな栄養満点のニンニクパワーは栽培中にも感じることが出来ます。黒い苗ポットに植え付けて一週間もしないうちに発芽し、更に鉢底から白い根がはみ出して来ました。

もちろん、ニンニクの苗の周りはニンニクの香りが漂っています。香味野菜の代表格のニンニク栽培には栄養豊富な培養土を用意する必要を感じました。

プランターにニンニクの苗を植え付ける

今回ご紹介している写真はポットで発芽したニンニクの苗ですが、直接種ニンニクをプランターに植えても大丈夫です。ポットに植えて上から培養土で蓋をしましょう。

プランター用の園芸培養土を用意します。そこに完熟の牛糞堆肥と化成肥料を元肥として投入します。私が使ったのはアイリスオーヤマの完熟牛糞堆肥とマグアンプKです。

アイリスオーヤマの牛糞堆肥もマグアンプKも野菜でもお花でもさまざまな植物の栽培に使用できます。家庭菜園で使う肥料や培養土は経済的で手に入りやすいものがおすすめです。

園芸を続けて行くとちょっと珍しい肥料や高価な培養土が使ってみたいと考えるものです。しかし、高ければ良いというものではありません。

 

 

園芸資材は、出来るだけ使い回しが可能なもので安価な必要な栄養素が配合されているものを使う方が失敗が少ないと思います。

植物も人間も栄養が強すぎると弱ってしまいます。植物で言うなら肥料焼けといった症状です。肥料も多すぎてはよくありません。バランスの良い肥料が売っているので野菜やお花全般に使える化成肥料が良いでしょう。

化成肥料の配合物質は窒素・リン酸・カリ

ほとんどの肥料にはこの窒素・リン酸・カリの割合が表記されています。家庭菜園で使う化成肥料はバランスよく栄養素が配合されているものを購入しておけば、どのような植物にも使用出来ます。窒素は葉の生長に必要な栄養素です。リン酸は花を咲かせるのに必要な栄養で、カリは根を育てる栄養素です。どの肥料の栄養も沢山与えれば良いというものではありません。

また緩効性肥料と書かれているものや即効性肥料と書かれているものがありますが、ニンニクなど長い期間栽培をする野菜や種から育てる植物に与える場合は前記の緩効性肥料を使用するようにしましょう。

肥料は必要だけど徐々に少しづつゆっくり効かせる方が安心です。今回のニンニクは根を育てて食べたいのですが特にカリを多く与えなくても総合的な肥料で充分生長します。

ニンニクは秋に植え付けて初夏に収穫

ニンニク栽培は秋から初夏という長い時間が必要です。しかし真冬は何もすることはなくプランターの培養土が乾いたら水を与えるくらいで充分です。

雨や雪が降る地方でもそのまま露地栽培も可能です。雪が被っても枯れたりはしませんのでそのままにしておきましょう。

 

 

ニンニクは寒さに非常に強い植物なのです。私は冬は植えたまま水やり以外は、何もしないです。春になり大きく生長した時に害虫や薹立ちと言って蕾が着いたら切り取ること、また生長が始まった春に薄めた液肥を与えることくらいです。

にんにくのプランター栽培では水やりは培養土が乾いたらたっぷりと与えましょう。特に真冬に乾燥する地域では、週に一度くらいの間隔で水やりが必要となるでしょう。下の写真は冬のはじめのニンニクの様子です。雨が全然降りません。

東京の冬は、ほとんど雨が降らず乾いた北風が吹きます。洗濯物もカラカラ状態。このような気候の地域であればプランターをよく観察して水をあげましょう。

初夏・葉が黄色くなり始めたら収穫

ニンニクの苗はかなり大きくなります。害虫も尽きやすい状態なので害虫を発見したら捕殺しましょう。捕殺とは、害虫を捕まえて殺すことです。ちょっと気持ちわるいですが、根を育てているニンニクの苗の葉を食害されてしまうと収穫量が減ってしまいます。心を鬼にして退治しましょうね。

無農薬で栽培しているので虫も付きやすいのです。よく観察して害虫の被害を最小限に留めましょう。

この頃のニンニクは葉から栄養が新しいニンニクの実に流れ込んでいます。葉を大切にしてニンニクの実を充実させましょう。

初夏、梅雨に入る前が収穫のシーズンです。梅雨に入り湿度が高くなる前に土から抜き取って収穫したニンニクを乾燥させるのです。

梅雨を前にニンニクを収穫して、しっかり乾燥させるのは、ニンニクをカビや腐敗から守るためです。ニンニクの外側の皮はカサカサ乾燥していますが、中は意外とジューシーですよね。

美味しいニンニクは中の実にしっかり水分があって表面はつややかです。保存は風通しの良い乾燥した場所を選びましょう。保存して置いていつでもお料理に使用出来るようにしましょう。因みに冷蔵庫での保存は避けた方が良いでしょう。

沢山収穫できた場合は、オリーブオイルや醤油、味噌に漬け込んで保存もできますが、採れたてのニンニクは水々しくとても美味しいのでお友達などにおすそ分けすると喜ばれますよ。

私は採れたてのニンニクで作るパスタやスープがすごく好きです。カレーや焼き肉にも使えて非常に重宝します。ぜひあなたもキッチンガーデニングでニンニク栽培にチャレンジしてみてください。

はじめは小さいニンニクしか収穫出来なくてもコツが分かると大きなニンニクも収穫出来るようになるはずです。

ハーブや夏野菜の栽培と同じ感覚で簡単にできるニンニク栽培を冬の間空いた畑やプランターで楽しむのはいかがでしょう?お料理の幅が広がることは間違いありませんよ。

今回も長文をお読みいただきましてありがとうございます。私のニンニク栽培はまだ途中なので順次生長の様子をアップしていきますよ。

ブックマークして続けてお読みいただければ幸いです。♡香


 

 

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実録ニンニク栽培・10月に植付ける手間なし家庭菜園でニンニク!

カンタンに出来るニンニク栽培!

家庭菜園のニンニク栽培は簡単で手間いらず


ニンニク栽培のスタートは10月で秋の長雨が始まる前が適しています。地域にもよりますが本格的な冬が来る前に葉をしっかり育てると大きく立派なニンニクが収穫出来るのです。

第一のポイントはまず植え付け時季を間違わないようにすることでしょう。

10月の半ばというのは東京の基準ですが一般的にいうと秋の長雨降る前と考えると良いと思います。最近の異常気象で夏から秋への移行期はかなり短くなっています。

 

 

ニンニクの植え付けに一番良い時季もかなり限られているので上手く収穫したいと思っておられる方は、しっかり時季を見極めましょう。二十四節気でいうと寒露から霜降の頃ということになります。

逆に9月など未だ暑い時期もダメです。暑さでニンニクの種が発芽せずに腐ります。

ニンニクの植え付けは、寒露から霜降そして遅くとも立冬の前には作業を終え発芽をさせておくことが重要なポイントとなります。

気温が下がり過ぎるとニンニクの種は発芽出来ず長い時間土の中にあることになります。最悪ニンニクの種は腐敗して失敗となります。ニンニクの種は高価なので失敗は残念ですよね。

ニンニクの栽培には露地栽培が適しています。畑でもプランターでも栽培は可能です。下の写真は2011年に大収穫したときのものです。家庭菜園でも上手くすると沢山のニンニクが収穫出来ます。

基本的には寒さに強く雪が降っても凍ることなく生長を続けます。このシーズンも何度か雪が降りましたがまったく影響はありませんでした。

畑の準備・夏野菜の終了した畑をしっかりと耕す

夏に家庭菜園を楽しんだ畑を使い栽培をします。苦土石灰を播き畑はしっかり耕しましょう。土壌の中はどのような状況でしょう?よく観察しながら耕しましょうね。

 

 

夏に野菜を栽培していたとすると作物の根っこが残っていたり害虫の幼虫などがいる場合もあります。残渣や根っこはもちろん害虫の駆除はしっかり行います。

夏にコガネムシが産卵していると秋には小さな幼虫が居る場合があります。よく見て捕殺駆除しましょう。害虫がいる場合は殺虫剤は使わないようにしましょうね。せっかくの家庭菜園なので極力農薬などを使うのは避けましょう。

また、プランターでの栽培の場合は新しい培養土を購入してください。プランターの大きさはニンニクの種3個で90センチ✕30センチほどの大きさの野菜用のプランターを準備してください。

大きさは絶対ではありませんが野菜用のプランターを必ず使ってください。深さが30センチ以上ないと上手く生長しません。

根を収穫する野菜の場合はしっかりと土をつくる

栽培する畑の土壌をよく耕すことやプランターの大きさにこだわるのはニンニクは根を育てて根(球根)を収穫して食する準備だと考えましょう。

葉っぱを食べる植物は葉に害虫がつかないように注意するのと同じで根を食べるニンニクは根をしっかり害虫から守って更に栄養を根に与えるようにしなければなりません。

ニンニク栽培をする畑の土壌の準備はしっかりと行うことはとても大切です。

もちろん根に栄養を与えるためには葉の状態を管理することもとても重要な作業です。

栽培に適した良い種ニンニクの選び方は?

種にするニンニクは八百屋さんで購入した国産ニンニクを使っています。必ず国産のニンニクを選んで購入してください。

中国産や最近売られているスペイン産は発芽しない可能性があります。遠い外国から運ばれるニンニクには発芽をしないようにする処理がされている可能性が高いのです。

また、せっかく栽培するのですから国産のホワイト六片などの美味しいニンニクが良いですよね。大量に栽培するならホームセンターなどで種ニンニクを購入する方が良いでしょう。

でもちょっと栽培したいとか試してみたいお手軽に栽培したいという場合は八百屋さんやスーパーで購入したニンニクがお手軽でカンタンです。

そして、ニンニクは植え付けの一週間くらい前に購入をするようにしましょう。秋にニンニクを安く購入するのはなかなか大変です。早めに探して準備しましょう。

いざ植えようと店に行っても売っていないもあるのです。更に一塊(六片)で300円くらいする場合は止めておきましょう。

私はいつも150円くらいのものを探して購入します。あまり高価なものを種ニンニクにするくらいならニンニクの収穫時季購入した方が賢明です。

栽培を楽しむ目的があるとしてもあまりに家庭菜園にお金が掛るのはよろしくないと思います。よく見極めて栽培しましょう。

ニンニク自体の見極めは、まず形が良いことと粒が揃っていて大きいことです。あまりに分球し過ぎて薄くなってしまっているものや全体が小さい球のものは植えて育てても小さいニンニクにしか成りません。

栽培するのですから大きいニンニクを収穫したいですよね。できるだけ大きい種ニンニクを選んで購入しましょう。また白い皮がきれいなニンニクが良いです。茶色く変色していたり皮が剥けているものは避けましょう。

塊自体が軽くなっているものも良いニンニクとは言えません。お店の管理にもよりますが品質の下がったものは発芽しにくいと考えましょう。

いよいよニンニクの種を植え付け

植え付け時には完熟の牛糞堆肥などと化成肥料・マグアンプkを元肥として与えます。

堆肥は必ず完熟のものを使いましょう。未熟な堆肥を使うとニンニクの種が腐ってしまいます。園芸店やホームセンターで完熟と書かれた堆肥を購入しましょう。

私がいつも使っている完熟牛糞堆肥はアイリスオーヤマの完熟牛糞堆肥です。ペレット状になっているので播きやすくイヤなニオイもありません。畑でもプランターでも使うことができます。

アイリスオーヤマの完熟牛糞堆肥はホームセンターでも売っています。でも、あまり見かけません。インターネットで購入するのが一番楽チンだと思います。

何度かインターネットで購入していますが、今年はアスクルで購入しました。大きいサイズを8袋買って佐川急便で届けてもらいました。因みに最安値で、尚かつ送料は無料でした。

化成肥料は緩行性の肥料であればマグアンプkでなくても良いです。マグアンプkを指標にして同じような成分であれば野菜作り全般に使えるという意味です。お手持ちの化成肥料を確認してお使いください。

植え付け時に再び畑を耕しましょう。さらに植える場所を決めます。植えるニンニクの数にもよりますが、しっかり場所を決めて植える場所に20センチくらいの深さの穴を掘ります。

 

 

穴を掘ったら牛糞堆肥と化成肥料を播き入れます。再度、土を戻して平らにならしましょう。

支柱などで植えるラインを引きます。しっかりきれいに並ぶようにすると発芽の有無が簡単にわかりますし生長するにしたがって均等に並びます。約25センチ間隔くらいの線を引きましょう。

植える場所に穴をあける準備をします。サランラップの芯を用意して使います。なければ同じ位の太さの瓶や空き缶でも大丈夫です。

支柱でつけた線のクロスした部分に植え穴を用意したサランラップの芯などであけていきます。

土の中は均等に堆肥や化成肥料が入っているので栄養も均等にニンニクに行き渡るはずです。

あけた穴にニンニクの種を入れていきます

ニンニクの種は、ひとずつに分けておきましょう。白い皮を剥かないように気をつけて分けます。要は外側の白い皮がついたまま植えるのです。

なので実がむき出しにならないように慎重に分けましょう。どうしても剥けてしまった場合は皮が残っていればくるんで植えます。皮自体がない場合は仕方ありませんのでそのまま植えます。

植え穴に化成肥料をひとつまみ入れそのあとニンニクの種を同じ向きにして入れていきます。同じ向きにするのは葉っぱの向きが同じになって欲しいからです。

種ニンニクの向きがバラバラだと生長後の葉っぱが接触して害虫などの被害があった時に感染しやすくなるからです。種ニンニクの腹をこちら側にして植えていきました。

植え終えたら畑の土ではなくプランター用の培養土をしていきましょう。プランター用の培養土は通気性が良いので畑の土よりニンニクの種が腐りにくいと思います。発芽まで気を抜けないので私はいつもプランターの培養土を使います。

黒いビニールマルチを使いましょう

畑の場合は黒いビニールマルチを使うと雑草が生えずに済みます。また保温効果もあるので寒い冬も根の生長を促すことが出来ます。私の畑の場合冬は陽当たりが悪いので必ず黒いビニールマルチを使います。透明なビニールマルチも売っていますが黒にしましょう。

ここからは私流の栽培方法です。まずビニールマルチには、発芽まで穴をあけません

秋の長雨が直にやって来るので水やりの心配は無用なのと多くの水分で種ニンニクが腐る可能性があるからです。東京の気温は12月の冬至を迎えるまであまり下がらないのが通常なのです。

植えた種ニンニクが発芽して、しっかりするまで気を抜くと種ニンニクは腐ります。水のやりすぎは危険ですし無駄な作業となります。畑の土はビニールマルチをすることで夜間に地下から上がってくる水分の蒸発を抑えます。

地下から上がってくる水分でニンニクの種にも水分が供給されるので水やりは不要なのです。

※畑の状態や乾きやすい土壌の地域では土の状態を見て水やりをしてください。

植え付けから2週間ほどでビニールマルチを確認

植え付けたニンニクの種が発芽するのは約2週間後です。ハサミを持ってニンニクの畑を確認しましょう。黒いビニールマルチを下から押し上げるニンニクの発芽が確認出来る時季です。

ニンニクの新芽がビニールのマルチを押し上げているのを確認したら丁寧にハサミでビニールマルチに切れ目を入れましょう。切れ目はほんの少しで充分です。

発芽した芽が通れる程度とお考えください。直径が約5ミリ以下の穴だと思います。

穴はニンニクの茎が生長する共にとどんどん勝手に押し広げられるので穴の大きさはニンニク自体に任せましょう。

ニンニクの茎のサイズにピッタリとフィットした穴が自然とあきます。人の手で大きく穴をあけてしまうとニンニクの芽の根元に雑草が入り込むだけでなく温かい春になると根元からヨトウムシという害虫が茎から上りニンニクの葉を食い荒らします。

ヨトウムシからのニンニクの葉の食害を防御するためにもビニールマルチをピッタリとするのです。

ヨトウムシとは夜盗蛾の幼虫で読んで字のごとく夜間に植物の茎を伝い葉を食害する蛾の幼虫です。昼間は土の中に潜んでいるのでなかなか気づかない害虫なのです。

ビニールマルチの穴を茎とピッタリとさせてヨトウムシの這い上がる隙間を作らない作戦です。

発芽後のニンニクはそのまま放置し冬を越す

ニンニクが発芽するとすぐに寒い冬がやってきます。理想を言えば草丈が25センチくらいで真冬を迎えるのが良いでしょう。

本格的に寒い季節をニンニクはじっと耐えます。気温が氷点下になっても雪が降っても大丈夫です。雪が降りニンニク畑が雪に埋もれても何もする必要はありません。

雪をわざわざ避けたり掘り出すことは無駄です。そのままにして雪が溶けるのを待ちましょう。

雪による寒さでニンニクが凍結することはありません。植物には凍らないためのホルモンのような物質があるからです。

雪の重みで一旦は潰れたようになることもありますが、春になれば自然と葉が立ち上がり更に大きく育ち始めるのです。

ニンニクはユリ科の寒さに強い植物です

ニンニクの栽培は青森など寒い地域が有名ですよね。雪の積もる畑でも元気に生長します。もちろん東京などの温かい地域でも栽培が可能です。

プランター栽培でも同じです。プランター栽培の場合は冬は露地(屋外)の雨が当たる場所に置きましょう。地面が土ならあまり水やりを気にする必要はありません。

ベランダなどの場合は適宜水をあげましょう。培養土が乾いて来たら水をたっぷりあげます。たっぷりとは水が下から流れ出るくらいを言います。

 

 

ほとんどの園芸に言えることですが水やりは植木鉢やプランターの底からしっかり水が流れ出るくらいあげるようにすることです。ちょっろっと水を表面的にあげるだけでは足りないということです。

また気温が上がり過ぎるベランダでの栽培は適していないこともあります。半日日陰にするなど工夫をして栽培しましょう。エアコンの室外機などの風が当たらないようにしましょう。

ニンニクの栽培期間は約9ヶ月です

ニンニク栽培には秋から初夏5月まで続く長い栽培期間が必要なのです。秋から冬はほとんど害虫の心配はありません。しかし暖かい季節には害虫がやってきます。それは栄養豊富なニンニクの葉が害虫にも美味しいからです。

無農薬で丁寧に育てられたニンニクの葉は美味しいのです。ニンニクの芽という野菜もありますよね。ニンニクが薹立ちした芽のことです。薹立ちとは蕾の着く茎が出てくることです。

ニンニク栽培中にも薹立ちがあります。ニンニクが薹立ちしたら必ずハサミで切り取りましょう。切り取らないと栄養が蕾に持って行かれてしまいます。

ニンニクの球根を育てて収穫したいのですから花が咲くと球根が痩せてしまいます。薹立ちしたら必ず切り取るのもニンニク栽培大きなポイントと言えるでしょう。

切り口から凄い勢いで水が出ています。水と一緒に栄養分が薹に行っているのです。ニンニク臭のする液体が滴るのです。

ニンニクの薹立ちの頃になるとニンニク自体が急激に肥大する時季になります。気温も上がり葉も大きくなります。2週間に一度程度の間隔で薄い液肥を与えましょう。

またこの頃はさまざまな蛾の幼虫による食害もあります。生長期のニンニクの葉が害虫に喰われてしまうと収穫したいニンニクの球根にも影響が出ますので害虫を発見したら捕殺しましょう。捕殺とは捕まえて殺すことです。

 

 

捕殺はちょっと気持ち悪いですが農薬を使わずに生長させた、せっかくのニンニクを守るためですハサミなどを使って害虫を取り除きましょう。一番確実で安全な方法です。

いよいよニンニクの収穫

5月の半ばになると気温が上がりニンニクの葉が黄色く枯れてきます。いよいよニンニクの収穫の合図です。必ず梅雨入り前に収穫しましょう。

葉の根元を持って抜き取ります。ニンニクを引っ張ると非常に手応えとミシミシと根が切れる音が手を伝わって感じられます。

根の部分のニンニクが見えると思ったよりはちゃんと大きくなっていました。今年はあまり大きくならないと考えていました。

ニンニクを収穫すると庭中がニンニクの香りが充満します。それは臭いというより新鮮な野菜の香りと言った感じです。

今年もなんとか元気なニンニクを収穫出来ました。植えた種ニンニクは僅か一塊で株の数は6株でした。

収穫したニンニクは葉を切り落として風通しの良い場所で乾燥させましょう。梅雨入り後は皮をきれいにしてキッチンに風通しの良い場所か、屋根のある屋外で乾かしながら保存しましょう。

梅雨に入るとカビ害虫の被害がありますので醤油付けやオイル漬けなど早めに加工しておくか早めに食べてしまいましょう。

2018年の収穫は葉を喰い荒らす害虫の被害がなかったのが特徴的でした。また、葉が黄色くなるのが半月ほど早く春からの気温が高かったことを反映していると考えています。例年ですと梅雨入り間際に収穫していた記憶があります。

2017年から2018年のニンニク栽培を振り返って

2017年から2018年に掛けてのニンニク栽培は天候が非常に厳しい状態だったと考えています。夏から秋へと季節の変わり目が曖昧だったことと10月の半ばに急激に気温が下がりました。

私自身が風邪を引いて半ばニンニク栽培を諦めていました。気管支喘息なので風邪を引くと農作業が出来ません。しかし遅れて植え付けをを行いなんとか収穫に至りました。

充分に土作りが出来ず反省点が多いシーズンだったと考えています。気候も厳しく冬が例年になく気温が下がって雪も降りました。

庭を作り畑をやり始めて12年になりますが、ニンニク栽培はほぼ毎年やっています。毎年さまざまな出来事があり一年たりとも同じ結果や同じ状態はありません。

しかしニンニク栽培は非常に楽しくまた成果を感じられる家庭菜園だと思っています。2018年の秋もまた元気にニンニクの植え付けうが出来るように頑張りたいと思います。

採れたてのニンニクも美味しいですし無農薬の自家製ニンニクは友人にお裾分けすると喜ばれますよ。

ぜひ、あなたもニンニク栽培に挑戦してみてください。ご自身で栽培したニンニクがあるとお料理も一層楽しくなりますよ。

今回も長文をお読みいただきましてありがとうございます。楽しい家庭菜園を!♡香


 

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