秋植えジャガイモ栽培を楽しむ

冷蔵庫で芽が出てしまったジャガイモで栽培


ジャガイモの栽培には春植えと秋植え、年に二回のチャンスがあります。極端に寒い地域でなければ、夏野菜が終わった秋に再びジャガイモ栽培が楽しめますよ。また、記事の内容は春植えのジャガイモ栽培の参考にもなりますので、ぜひお読みください。

 

 

秋植えのジャガイモ栽培のポイントはジャガイモの種芋を腐らせないようにするため、種芋を切らないで丸ごと使うことと9月の半ばには栽培を開始することです。

あまり寒くなり過ぎると発芽しにくくなりますし、ジャガイモの茎や葉が寒さで枯れて芋が大きく育つ前に終わってしまいます。

また、種芋のジャガイモを丸ごと使うのは、まだ暑さが残る9月の半ばに植え付けを行うので種芋を切ってしまうことで腐敗することを防ぐためです。

切らない丸ごとのジャガイモの種芋を使用することで種芋は腐敗せずに順調に発芽します。大きさ的には鶏卵くらいの種ジャガイモが丁度良いと思います。

今回私が用意したジャガイモの種芋は、冷蔵庫で発芽してしまったジャガイモです。常備野菜のジャガイモは冷蔵庫で保管することで糖度が増し甘くなるので通常保存する時は、冷蔵庫の野菜室で保管すると良いのです。

しかし、ジャガイモを買って料理しないまま月日が流れ気がつくと芽が出てしまうという失態を犯す方は意外に多いのではないでしょうか?

私も結構ジャガイモに芽が出てしまい畑の肥やしにしてしまうのですが、今回は、丁度季節も良く秋のジャガイモ栽培に間に合ったので畑に植えてみることにしました。

ジャガイモ栽培は久しぶりなのでどうなることか心配ですが、確実に発芽させるポイントを押さえながら一緒にジャガイモ栽培をしてみましょう。

今回は、冷蔵庫で発芽したジャガイモを使いますので廃品利用栽培になります。幾ら忘れたとは言えジャガイモに芽が出てしまって捨てるのは惜しいですよね。

 

 

転んでもタダでは起きない精神でジャガイモを上手く栽培して出来るだけ大きいジャガイモの収穫にチャレンジしましょう。栽培のポイントをしっかりおさえれば簡単に収穫出来るはずです。

ジャガイモの種芋の発芽具合を確認

既に冷蔵庫の中で小さい芽が出ているので芽を上に植えれば簡単に生長するはずです。春植えのジャガイモとは若干やり方が違うので、秋植えを意識して行いましょう。発芽している種芋なので素直に発芽している部分を上にして植えます。

また、最初にも書いていますが、大きいジャガイモの種芋であっても切ることはしないようにしましょう。腐ってしまいます。

9月の半ばでだいぶ気温が下がって来てはいますが、真夏日が戻る日がない訳ではありません。

更に秋雨や台風の季節でもありますので水分や湿度が多いので腐敗の可能性が高いのです。種芋は必ず丸ごと使いましょう。

また、春植えの場合は、種ジャガイモを切って使用することも出来ます。種ジャガイモを切って使用する際は、切り口に草木灰を塗りつけてから少し乾燥させてから土の中に植え付けましょう。

草木灰を切り口に塗ることで種ジャガイモが腐敗するのを防ぐことが出来ます。

連作障害予防・ナス科の植物を植えていない畑で栽培

ジャガイモがは、トマトやナス、シシトウ、ピーマンなどナス科の植物の仲間です。全然違うだろう~と感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、ジャガイモはナスの仲間です。

ジャガイモの花を見ればナスの花に非常に似ていることがわかります。そして、ジャガイモの実はトマトにそっくりなのも同じナス科である所以です。

 

 

なぜ、同じナス科の植物を続けて植えてはいけないのかは、同じ仲間の植物を植え続けることで「連作障害」を起こす可能性があるからです。

特にトマトやナスなどのナス科の植物の栽培には連作障害が起きやすいので注意が必要なのです。

連作障害とは、同じ種類の植物は同じ栄養を欲するので同じ成分が土壌から失われ次に植える同族の植物の生長を妨げることです。また、同じ種類植物に感染しやすい病原菌・害虫などが増えて病気や害虫のリスクが高くなります。

連作障害を防ぐためには、畑の場所を定期的に変えること(輪作)や、土壌改良をすることなどさまざまな方法がありますが、一番カンタンな方法は、違う場所に植えることです。

でも植える場所も限られているので場所が無いという場合は、新しい培養土を畑に入れることや土壌改良材などを使うこと。更に完熟の堆肥などを使い土壌を少し入れ替えることでも対応が出来ます。

今回、私の畑ではアイリスの完熟牛糞堆肥を多めに入れて耕してあります。また石灰は牡蠣殻石灰を少なめに入れてあります。元肥にはマグアンプKを入れてあります。

実はこの畑はキュウリを植えるために用意してあった畑です。2018年の夏は、異常に短い梅雨と酷暑でキュウリの苗が生長出来ず畑を準備したものの使わずじまいになっていました。

夏の間ビニールマルチを掛けてそのままになっていた畑に秋植えのジャガイモを植えることにしたのです。

畑と種ジャガイモの準備が出来たら植付

ジャガイモは既に発芽しているので発芽している部分を上にして植えます。春植えのジャガイモ栽培の場合は発芽している芽を下にした方が強い芽が育つと言われています。

でも秋植えのジャガイモの場合は栽培期間が短く寒さが厳しくなる前に大きく育てて行きたいので出来るだけ早く緑色の葉を茂らせるために上に向けて植え付けました。

そしてもうひとつ、発芽を促すために少し浅めに植えておきました。本来なら7センチから10センチくらいの深さに植えるのですが今回はジャガイモの種芋の上に3センチくらいの土が掛かる程度の浅植えにしました。

その上に黒いビニールマルチを使い栽培を開始しました。種芋のジャガイモを植え付けていると雨が降って来ました。

2018年の夏は、異常な酷暑から一転して雨の多い9月を迎え庭は草ボウボウのジャングルのような有様です。夏場は酷暑の為、庭での作業もほとんど出来ない状態でした。

防草シートで雑草を抑制してあったものの植木鉢や防草シートの隙間などから大量の雑草が生えていました。その雑草などを片付けながら秋のジャガイモ栽培を開始しました。

歴史的な酷暑から解放され雨の恵みを受けた植物たちは一気に葉を広げる季節となったことを実感させられました。

秋植えジャガイモの発芽を待つ

種ジャガイモの植え付けから約一週間で発芽を確認出来ました。やはり植物が育つには雨とお陽様と気温が大切なのだと感じます。上の写真は植付けて3日目くらいの大雨のあとです。

初秋を感じる季節は人間にも植物にも過ごしやすく生長しやすい季節なのでしょう。

あまり深植えしなかったので大雨で種芋のジャガイモが見えているものがありました。土を掛けて種芋を守ります。

ジャガイモは日光が当たると緑色に変色してソラニンという毒素が発生します。ソラニンは食中毒の原因になります。収穫したジャガイモが緑色の場合は食用を避けましょう。

また、あまりに小さい新ジャガイモも毒があるので食用は控えましょう。

 

 

特に食用とする収穫前のジャガイモは陽に当たらないように注意することが大切です。どちらにしてもジャガイモに陽を当てないクセを身に着けることをおすすめします。

植え付け後二週間目に芽かき作業をする

ジャガイモの種芋を植え付けて二週間経過しました。発芽してから約一週間目です。発芽した芽はすっかり大きく生長しました。非常に生長が早いです。

そして畑の周囲はジャガイモの香りが漂っています。ジャガイモのパワーを感じます。

往々にして栄養のある植物は栽培期間にも植物の持つ香りが強く感じられるものなのです。例えば、ゴーヤはビタミンの香りがしますし、トマトも栽培中からトマトの青臭さを感じます。この栽培中の香りも家庭菜園をする人だけの楽しみのひとつだと考えています。

発芽したジャガイモの芽の生長を確認してジャガイモの芽を一本立ちにするため芽かき作業をします。通常ジャガイモは発芽すると幾つもの芽が出て来ます。

沢山の芽が出ると非常に嬉しい気持ちになりますが、沢山芽が出ても全部を残しておくと収穫するジャガイモが小さくなってしまいます。ですから太く元気の良い茎を残してその他の細い茎をもぎ取ります。

芽かきをする時は、ハサミを使わずに手で茎を持ってもぎ取るようにひねって取り除きましょう。手を使うのは、ハサミから病気が伝染る可能性があるからです。

また、ひねってもぎ取る際は、種芋を反対の手で抑えて種ジャガイモが土から抜けないように取り除きます。

下手をすると種ジャガイモが一緒に抜けてしまう可能性がありますので充分注意しましょう。

種ジャガイモが抜けてしまうとせっかく出てきた根が傷んでしまいますので要注意な部分です。

芽かきの後は、土寄せと追肥を行います

ジャガイモは種芋の上の茎に子供の新ジャガイモが出来るので上に伸びる茎にあわせて土を寄せて行く作業をします。土寄せとは茎の周りに土を寄せて茎に少しずつ土を盛って行く作業のことです。

はじめから深植えする方法を取れば土寄せの作業の手間は省けます。しかし、秋は畑の作業も少ないのでジャガイモの生長にあわせて土を寄せて土増し作業をする方が良いと考えました。

また、秋植えジャガイモは栽培期間が春植えのジャガイモより短いので、浅植えして早く発芽させ早めに生長させる方が収穫量が多くなると考えられるからです。

今日は、芽かきだけで終了しましたが、次回は土寄せをする予定です。種芋のジャガイモの植え付けから二週間しか経っていないので、土寄せと追肥をするにはまだ早いからです。

それに台風が来ています。いよいよ雨が降りはじめました。この台風で芽かきして一本立ちにしたジャガイモの芽は一層生長すると考えています。

しっかり生長した植え付けから三週間目を土寄せと追肥の日にすることとしました。追肥にはマグアンプKの中粒か小粒が適していると考えています。

台風一過の日は、再び夏日となりました。今年は異常な酷暑から大型の台風が大量に日本列島にやって来ています。

台風の前に急いで作業したジャガイモの芽かき作業ですが、台風がもたらした大量の雨と暖かく湿った空気が一本立ちにしたジャガイモの苗を一気に大きくしていました。種芋の植付けからわずか17日です。凄く大きくなりましたよ。

予定より少し早いですがお天気も良く時間があったので、土寄せと追肥をすることにしました。

ジャガイモの畑の上に被せた黒いビニールマルチを一旦外して、土の表面を見ます。

土の表面に根が張り出しています。凄い勢いを感じます。この部分に新しく土を寄せるのです。出来るだけ根を傷めないように土寄せと言っても他から土を入れた方が良いかも知れません。

畑の脇に土が少ない場合は、培養土や他から運んで土を寄せてあげましょう。今回、化成肥料のマグアンプK以外に完熟牛糞堆肥も入れました。土寄せが済んだら、再びビニールマルチを掛けて一回目の土寄せ作業は終了です。

ジャガイモの種芋の植えてある根元は、元々浅植えにしてあるのでそこに土と化成肥料のマグアンプKそして、アイリスの完熟牛糞堆肥を与えました。ビニールマルチを被せ戻す時や外す時に苗の葉を傷つけないように注意しましょう。

一回目の土寄せから一週間で二回目の土寄せ

雨が多い季節になりジャガイモは思った以上の速さで生長をしています。一回目の土寄せから、ほんの一週間で度目の土寄せを行いました。

一部のジャガイモに脇芽が出ていたので芽かきもあわせて行いました。生長の旺盛な時季は、脇芽が出やすいので暇を見つけて生長を確認すると良いでしょう。

今回の土寄せは、畑を囲っているブロックから土が溢れそうになったため、急遽ブロックの上にレンガを置いて土の嵩増しに対応しました。家庭菜園だと場所が限られているので工夫が必要です。

最初の方でも書いていますが、ジャガイモは種芋の上に新しい芋が成るので、茎の周りに土を寄せて深植えすると新しいジャガイモが成り易くなります。

生長を見ながら土を寄せて行くと沢山収穫出来るのです。今回二回目の土寄せでは、レンガブロック一個分の高さまで土を増やして新しいジャガイモが成るであろうスペースを確保しました。追肥はせずにアイリスの牛糞堆肥と畑の土のみで増やしました。

出遅れていたジャガイモの種芋がやっと発芽

大きく葉を広げた他のジャガイモたちと一緒に植えた種芋がやっと発芽しました。この出遅れたジャガイモは、発芽した部分が誤って下を向いて植え付けてしまった種芋です。約3週間遅れで発芽を確認出来ました。

出遅れたとは言え根はかなり張っています。春植えのジャガイモなら発芽した部分を下に向けて植え付けした方が良い芽が出ると言われていますがこのジャガイモはどうなるか?とても楽しみです。

ジャガイモ栽培・三回目の土寄せ

作業二回目の土寄せから一週間後に三回目の土寄せ作業を行いました。兎に角、驚くほど生長が早い秋植えのジャガイモですが、なんとジャガイモに花芽が着きました。

下の写真にジャガイモの蕾が写っています。花はいつ咲くのか楽しみです。

季節は一気に夏から秋へと早足で移り変わっています。夜から明け方に雨が降ることが多く朝晩は気温が15度前後まで下がるようになりました。

雨が降るのでジャガイモの苗の背丈はどんどん伸びて行く感じがします。見るたびに大きくなっているように感じます。

先週土寄せした時にはかなり丈が短くなったと思っていましたが、また地面から離れて伸びていました。急いで土寄せと追肥をしました。

今回も二回目と同じようにビニールマルチを一旦外して、土を増やします。

今回は、あらかじめ大きめの植木鉢に土と牡蠣殻石灰と、アグアンプKを混ぜておいてジャガイモの根元に土を増やしてみました。

我が家のジャガイモを植えている畑は、大きな花壇のような形なので土寄せが為難いので他の場所から土を持ってくるようにしました。

土寄せをしながら逆さまに植えてしまって発芽が遅れていたジャガイモの芽かき作業をあわせてしました。

三本の芽が育っていました。目を離した隙きに約20センチくらいまで育ってしまいました。急いで芽かき作業をしました。

抜き取った眼はかなり育っていて根がついていました。参考までに写真を撮りました。

芽かき作業の後には、こちらのジャガイモにも土寄せと追肥をしました。再び、ビニールマルチを掛け直して生長を見守りましょう。

やがて花が咲くことでしょう。気温が低くなり、昼間と朝晩の気温差がかなり気になります。

10月の末、大雨の後のジャガイモ

10月も終わりに近づきました。朝晩の寒さが気になる季節になりました。台風が西日本から東日本に向かう途中、東京にも夜中に大雨が降りました。

一気に大きくなったジャガイモは、雨の水圧でなぎ倒されていました。急遽、倒れたジャガイモの茎を立て直すために畑の土を寄せて立て直しました。

植物は、風雨で倒れると上に向かい立ち上がろうとします。しかし、大きく育った茎は人間の手で立て直しを手伝わないと直りません。また、植物が立ち直るためには大変なエネルギーが要ります。もし、倒れた場合は早めに直してあげましょう。

茎が曲がっていますが、ジャガイモの茎を立て直すまでの半日の間でジャガイモの茎が曲がってしまいました。

更に何者かに葉を食われていました。寒くなりつつあるのに未だ害虫がいるようです。

2018年は、秋晴れの日が少ないように感じています。徐々に寒い日が増えているように感じています。今後のジャガイモの生育が楽しみです。

ビニールマルチを外すのが難しい場合は少し持ち上げて作業をするかハサミでビニールマルチを切って作業をしましょう。

ビニールマルチは切ってもまた元に戻し抑えておけば大丈夫です。葉を傷つけないように土を寄せましょう。

芽かきと土寄せを繰り返しながら晩秋を待つ

徐々に気温が下がり冬が近くなるとジャガイモの芽や茎は枯れはじめます。春植えのジャガイモの場合は、花が咲いて暑さで茎や葉が枯れて収穫となるのです。

 

 

しかし秋に植えたジャガイモは生長を終えないうちに冬がきて寒さに負けて栽培が終了となるので、新じゃがいもに栄養が回らず小さいジャガイモしか収穫出来なくなってしまいます。

早めに生長を促し、気温が高いうちに新じゃがいもに栄養が回るように手助けするのが大切な作業になります。

11月半ば過ぎのジャガイモの様子

今年の冬のはじめは強い雨が降ることが多いと感じています。大きく育ったジャガイモですが、土寄せ作業を繰り返しながら生育を続けています。

しかし大粒の雨が降るとヘナヘナと倒れてしまうことが続いていました。仕方なく支柱を使ってジャガイモが倒れないように固定しました。倒れると葉をナメクジが食害するので出来るだけ地面から離す作戦です。

でも、地中ではジャガイモは出来ているのか?心配です。蕾もいくつか出来ましたが、花は咲きませんでした。

ジャガイモの種類によっては、花を咲かせない?花自体が退化したものもあるようです。花を咲かせるにはやはりパワーが必要なので、不要なことは退化していくのでしょう。

2019年1月初旬ジャガイモ収穫

秋9月の半ばに開始したジャガイモ栽培ですがお正月を過ぎ最低気温が0度を下回るといよいよ葉が黄色く枯れて来ました。

東京の冬は他の地方と比べると暖かいのですが、この冬は寒さが厳しい感じがします。

黄色く枯れ始めた葉を合図にいよいよ新ジャガの収穫をすることにしました。幸い今日は3月並みの暖かさで作業が楽でした。

栽培中に使ったビニール黒マルチを外していよいよ収穫です。ちゃんとジャガイモは成っているのかな?とてもワクワクしました。

スコップで掘り出したいところですが、新ジャガイモの皮は薄いのでキズを付けないように手で丁寧に土を避けて行きました。枯れかけた茎を引っ張ると途中で切れて抜けました。

面倒ですがやはり手で土を避けるしかなさそうです。すると指に硬いものがぶつかりました「あぁジャガイモだ〜」と興奮しました。

土の中からキレイなジャガイモがコロコロと姿を現しました。更にもっと大きなジャガイモが土の中に成っていました。

手で丁寧に土を避けながら引っ張りだすと片手で持ち上げるのが大変なほど大きなジャガイモが収穫出来ました。

狭い範囲のジャガイモ栽培でしたが、最終的に大小含めて30個ほどの新ジャガを収穫することが出来ました。

秋植えのジャガイモは数も大きさもあまり期待できないと言われていますが、東京の温暖な気候でしっかり大きなジャガイモが収穫出来たと考えています。

また、しっかりと芽かきをして余分な芽を取り除き早めに一本立ちにさせたことも良かったと考えています。

抜き取ったジャガイモの茎の根元には、まだまだ小さなジャガイモの子供が着いていましたが既に気温が下がり枯れかけている苗では、もう小さなジャガイモを大きく育てる力は残っていません。

畑の土に霜が立つ前に収穫をおえることで大きく育った芋を凍結から守ることが大切です。

また、小さすぎるジャガイモの実は先にも書きましたが、ソラニンと言う毒があることがありますので2センチ以下の小さい芋は、土に返すことにしました。

収穫後のジャガイモは日光を避けて表面を乾燥させます。表面の土を払い丈夫な紙袋に入れて冷暗所に保管しましょう。

東京ですと冬でも気温が上がる日がありますので、冷蔵庫に保管することをおすすめします。くれぐれも陽に当てないように注意しましょう。

冷蔵庫で保管するとジャガイモの中に糖質が増えて甘くなります。野菜には寒さで糖質が増える性質があります。糖質を増やすことで凍結しないように実を守っているのです。

ジャガイモの表面が緑色に変色したジャガイモは、毒性のあるソラニンが発生します。緑色に変色したジャガイモは絶対に食べないようにしましょう。

秋のジャガイモ栽培・まとめ

酷暑だった2018年の秋から冬へと季節は移り変わる中、秋植えのジャガイモ栽培に挑戦しました。一番の注意点はジャガイモの仲間ナス科の植物を栽培していない畑を使うことです。

また、栽培開始時期は東京基準で9月の半ばを目処にしっかり時期を守ることで、大きなジャガイモが収穫出来ると考えています。種芋は切らずに丸ごとの芋を使用することもお忘れなく。

ジャガイモが発芽したら芽かき作業を必ず行い生育の良い芽を残し他の芽は手で欠き取りましょう。ジャガイモ栽培ではハサミを使用しないことをしっかり頭に入れて置きましょう。

ハサミから病気が伝染します。芽かき後には生長に応じて追肥と土寄せも行いましょう。ジャガイモは種芋の上に新しい芋が成るので土を足して行くことで新しい芋が生長します。

また土が足りないと新ジャガに日がたり毒性のあるソラニンが発生してしまいます。

黒色のビニールマルチも出来るだけ使用しましょう。そして、葉や茎が黄色く枯れ始めたら収穫の合図です。

ジャガイモの実をキズ付けないように丁寧に土を避けて収穫しましょう。

いよいよ本格的な寒い季節がやってきました。今は青々と茂ったジャガイモ畑ですが、徐々に葉が枯れて始めるかと思います。

冬はあまり好きではありませんがジャガイモを育てながら秋を楽しみ冬支度の農作業を続けて収穫の日を迎えました。

土の中に成るジャガイモが、どの程度生長しているのか非常に気になりましたが、思った以上に大きなジャガイモを収穫出来て大満足です。

不注意にも冷蔵庫で発芽してゴミになりそうだったジャガイモから新たな生命を得て、青々とした葉を茂らせ更に大きな新ジャガを実らせたことは家庭菜園の醍醐味と言えるでしょう。ぜひ、あなたもジャガイモ栽培にチャレンジしてみてくださいね。

収穫中に種芋のジャガイモの皮を発見しました。すっかり皮だけになっていました。

ブックマークしながら続けてお読みくださった皆様。ありがとうございます。無事に収穫を終え安堵しています。

今回も長文をお読みい頂きましてありがとうございます。♡香


 

 

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