春に植付けたショウガをいよいよ収獲
冬に向かい冷え症対策にショウガを活用
10月も半ばを過ぎるとショウガ栽培の終了です。今年は出遅れて5月に慌てて、種ショウガを植付けました。種ショウガは、スーパーで買った高知産のショウガです。
本来は、ショウガは4月の植付けが適しています。しかし5月の植付けでもちゃんと収穫できました。
種ショウガをプランターに植えて、放置しておいただけなのに立派なショウガが収獲出来ました。雨が多い年だったことと、気温が一気に上がったのが良かったのでしょうか、ショウガが大きく生長しました。自分で育てたショウガを保存食にして、冷え症対策に利用します。
ショウガ栽培は、4回くらいやっていますが、昨年は野良ネコに荒らされて、まったく芽が出ませんでした。それ以来、ネコ対策をしています。
ネコに荒らされないようにするには、ショウガが発芽するまで、ワイヤーや支柱、ネットなどで、プランターの上に昇れないようにします。要らない割り箸を立てておくのも有効です。
種ショウガの個数にもよりますが、野菜用の深めのプランターで栽培が可能です。今年は、種ショウガは、1パック大き目のもの1個を購入しました。
自分で栽培したショウガは、収獲も楽しみですし、ショウガの栽培期間プランターのそばに行くと、ショウガの良い香りがして、とてもリラックスできます。
猛暑の年はショウガ栽培に良い?
ショウガ栽培に適した気温は高めが良いようです。そして、水はけは良く、水涸れを起こさないよう管理します。水はけが良いのに水涸れがダメって我が侭ですよね。
ショウガ栽培に用意するものは、ちょっと深めの野菜用プランターで最低でも深さが30センチくらいで、横幅は、種ショウガの数にもよりますが60センチくらいあれば2個くらいは、植えることが可能です。
ショウガは、種ショウガの上に子供のショウガが出来るので真ん中くらいに種ショウガを埋めましょう。上の写真は収穫時に残っていた種ショウガ(親)上に緑色の茎を付けているのが新ショウガ(子)です。
培養土と腐葉土を使いました
培養土は、新しいものを使いましょう。腐葉土は、自家製の物です。発酵には、油かすを使って作った腐葉土です。プランターの下の方に腐葉土、その上に培養土を入れてから種ショウガを植えました。
種ショウガを買う時に芽が出そうな出っ張りがあるショウガを選ぶのがポイントです。ショウガは、発芽させるのが難しいとよく言われますが、種ショウガさえ見極めれば簡単に発芽します。
ただし、種ショウガの植付けは4月中が良いです。今年は5月になってしまいました。しかし、6月には発芽してほっとしました。
今年は、はじめて家の西側に置いてみた
東側は、庭がありますが、昨年のネコのこともあり、窓から見える家の前に置きました。風通しが良いのと、水やりがラクなので何もしないで、立派なショウガを収獲出来ました。
ショウガが発芽して暫くしてから、緩行性の化成肥料マグアンプkをひとつまみ追肥しました。
西側なので、西日で暑い場所に置いて栽培
コンクリートの上に置いてあったので、どうかと思いましたが、夏が過ぎたころ、ワサワサと伸びたショウガの茎と葉っぱは大きく、その根元にショウガが頭を出していました。凄いやった~!と嬉しくなりました。
東側で育てると、必ず害虫にやられるのに、虫に食われた痕跡はほとんどなく、風通しが良いのが、良かったのか?いろいろ勉強になります。ショウガは、夏くらいから茎を折って葉ショウガとしても食べられますが、10月の収獲まで我慢しました。
10月半ばまで、待って収獲しました
大きいショウガをプランターから出す時の手応えが、たまらなく好きなのです。だって、大きなショウガが、もりもりっと抜けるのです。
目に見えて大きくなる植物も楽しいですが、土の中で育てる植物の収獲は、未だ見たことのない栽培の成果を一気に見ることが出来る醍醐味があります。
さまざまな植物のお世話の中で、あれが良かったとか、これが良かったとか、いろいろ考えます。今年のショウガは、ほったらかし状態で立派に育って言うことなしです。
抜いたショウガの土を払い根をきれいに取り除く
ここまでは第一段階はです。次は、ショウガ栽培で使った培養土の処理です。培養土は再生します。
その前に、ショウガの細かい根っ子を土から取り除きます。夕方になってしまい肌寒い中ショウガの根っ子を取り除きました。
土の中には、コガネムシの幼虫もいなかったので、多分、コガネムシは付かないのだと思います。今までコガネムシがショウガに巣くったことがありません。
もちろん無農薬で栽培しました。かなり、良い感じで収獲出来て嬉しいの一言です。
来年もここでやろうと密かに考えています
家で栽培したショウガは、新鮮で茎のところが赤く見た目で美味しそうです。ただし、私は辛いものが苦手なので、ショウガを甘酢に漬けることにしました。甘酢に漬けるか、焼酎に漬けると長く使えます。
ただ、お酒もあまり強くないので、今年はショウガを甘酢で漬けて、少しずつ食べて冷え症を治したいと思います。
ショウガの薬効は、体を温めるだけではない
ショウガは生薬としても使われています。胃腸を温め胃腸の機能低下を防止する効果や、健胃作用です。また、寒気を伴う風邪の初期症状に効果があります。
このあたりは、良く言われる話しですよね。私の冷え症の予防にも効果があります。寒い時季、ショウガは大事な保存食です。
そのまま食べると辛いですが、イワシを煮付けにする時に甘酢に漬けたショウガと一緒に煮ると生臭さが取れて、ショウガも甘辛く煮上がり佃煮のようになります。さまざまな料理にも使えるということです。
甘酢と言っても、家庭で漬けているので、砂糖は少なめに調節出来ます。また火を通すことで酢は、酸味が飛んで酢の味はほとんどありません。
風邪を引いたかなぁ~と言う時は、ショウガを使っておかずを作れば早めに治すことが出来ます。早寝も大事ですが、体を温める食材を用意して保存することで、早めに対処できますよね。
私は、病弱なのにほとんど風邪を引きません
熱も出しません。独り暮らしと言うものは、辛いもので風邪で寝込んでしまうと、食事どころか水すら飲むことが出来なくなるということです。
これからの寒い季節は、特にショウガのような薬効のある食材を保存して置くことをおすすめします。
八百屋さんでも新ショウガと言って売っています。大きいパックで300円くらいです。ひとつ買って甘酢に漬けておけば、いろいろな食べ方が出来ます。
お弁当や、刻んで炒め物に入れるのも美味しいですし、豚肉とも相性がいいですよね。
ショウガの甘酢漬けのつくりかた
ショウガを収獲したらすぐに水洗いします。包丁やナイフで、薄皮や汚れを取り除きます。ショウガに根っ子が残っている場合もあるのでひとつずつ丁寧に洗って皮を取り除きます。ショウガは、出来るだけ大きい塊の状態で茎を残します。
ショウガを洗ったらスライサーで薄切りにするので、茎があればムダなくスライスできます。
包丁が上手に使える方は、ご自由どうぞ。ショウガの薄さや厚みもお好みでスライスしてください。私は、スライサーの幅に合わせてそのままスライスします。少し厚い感じですが、包丁が苦手なので適当です。
スライスしたショウガを熱湯に入れ一煮立ち
ショウガを熱湯に入れ、ぐつぐつと一回なったら終了。鍋からショウガを上げます。
ザルに出しお湯を切ります。その時にショウガに水を掛けないでください。茹だったままザルでショウガを冷まします。
熱湯消毒した容器を用意します。それと酢と砂糖、塩を少々。合わせ酢を作っておきます。
今回400ml作りました。適当です。酢に砂糖を少しずつ入れてかき混ぜます。あまり沢山砂糖を入れると溶けないので、少しずつ味を見ながら入れていきましょう。酢には火を通しません。
容器に冷めたショウガを入れます
そこへ作っておいた甘酢を入れれば出来上がりです。そのまま冷蔵庫に入れて食べる分を清潔な菜箸で取り出して食べてください。すぐに食べることができます。始めは、辛いかもしれませんが、だんだん酢が、馴染み美味しくなります。
如何でしょう。自分で栽培したショウガを、自分で甘酢漬けにして保存食にする。もちろん、八百屋さんのショウガでも大丈夫です。同じように保存できます。いろいろ使え、体にも良いショウガをあなたも保存食にしてみませんか。風邪知らずですよ。
ショウガの成分
ショウガの茎根には、ギンゲロールとショウガオールと言う成分があります。これは、ショウガの辛みの成分です。また、ジンゲロンとジンギベロンという独特の香りの由来成分を持っています。
ショウガの香りは、産地によって変化するようです。しかし、それはインド産とアフリカ産の違いくらい遠い産地の違いです。
日本のショウガは、数種類ありますが、基本的にはショウガの栽培、収獲時季による分類があるだけです。葉ショウガとか、根ショウガなどと言う呼び名ですが、ショウガ自体は同じと言うことです。
俗にいう、殺菌効果は、実際にはあまり効果はないようです。でも、魚料理などの生臭さを取るためには、欠かせない薬味として使われています。鰹のたたきには、ショウガがないと何となく、物足りません。
4月から10月半ばまで楽しめるショウガ栽培
基本的には、種ショウガを培養土に植えるだけです。購入した培養土なら、肥料も入っているので、当初はほとんどなにもすることがありません。ただし、植付け直後は水はあげないこと。芽が出て土が乾いた時にあげます。植えた時点で水は不要です。
ショウガ自体が腐りやすいのでしっかり根が出て発芽するまでは、水を控える。雨は、そのまま気にしないでください。意外と雨は降っても量的には少ないのです。ゲリラ豪雨は別です。
4月~5月は、爽やかで乾燥しているので、大雨の心配は要りません。芽が出た頃には、梅雨に入ります。梅雨明けして夏の暑い時季だけ水をあげれば、秋には雨が降ります。10月の半ばに収獲するのは、寒さで腐る可能性があるからです。
4月から10月半ばの栽培期間と考え、暇をみて植えて収獲をしてください。失敗が少なく済むと思います。プランターでほったらかしで収獲が出来る楽しいショウガ栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょう。楽しいですよ。
今回も長文をお読み頂きまして、ありがとうございます。
寒さに負けないようショウガで温まりましょう。 ♡香
家庭菜園の関連記事があります。
冷蔵庫のジャガイモで栽培する簡単2ステップ・確実に発芽&収穫する
★コメントをお書きいただく前に★
いつもサンカウントをお読みいただきましてありがとうございます。
コメントをお寄せいただく場合は必ず本名ではなくハンドルネームなどをお使いください。
本名を書いてしまわれますとインターネットの検索に名前が出てしまいます。
こちらからは判断がつきにくく修正が出来ない場合がございます。
コメントを書く前に各自ご確認をお願いいたします。
最近のコメント