イチゴ害虫対策

ストロベリーポットでイチゴ栽培。6月のランナーから子苗を採取

可愛いストロベリーポットで増やすイチゴ

ポットを使ったイチゴ栽培のポイント


お庭のアクセントとして可愛いストロベリーポットイチゴ栽培を楽しむポイントをご紹介します。

ストロベリーポットと言うのはイチゴを栽培するために作られた専用の植木鉢のことです。イチゴの栽培に適した形状がとてもユニークで可愛い壺のような形をしています。

 

 

イチゴを栽培していると苗からランナーというツルが出て来ます。イチゴは株を増やす時にランナーを伸ばして子苗を増やすのです。イチゴの増える特性にあわせて作られた植木鉢がストロベリーポットなのです。

壺状の植木鉢には幾つものポケットが付いています。出てきたランナーの先に出来る子苗をポケットに根付かせて新しい子苗を増やすというものです。

イチゴ栽培をしていると花が咲き実が結実した後にランナーが出て来ます。ちょうど我が家のストロベリーポットのイチゴの苗が何本ものランナーを出し、更に子苗が根付き始めたのでご紹介します。

6月の半ばになって気がつくとストロベリーポットに植えてあったイチゴの苗に変化が出ていました。

ストロベリーポットとは

ストロベリーポットは育てて楽しく見て可愛く美しいイチゴ栽培に適した植木鉢なのです。素材は素焼きのテラコッタでオレンジ色が可愛いです。イチゴの葉っぱの緑色やイチゴの実の赤色、白い花との相性も抜群です。

大きめのホームセンターなど輸入品の植木鉢を扱うお店で購入できます。ちょっと値段が高いのですが、お庭のアクセントにインテリアとして置いてみるのはいかがでしょう?通常のプランター栽培とはひと味違った味わいがありますよ。

ストロベリーポットのイチゴ苗栽培

今、我が家で栽培中のストロベリーポットのイチゴの苗は、冬にひとつだけ生き残った苗です。幾つかの苗が植えてあったのですが寒さで枯れてしまいました。とても残念でしたが一株だけ若い苗が生き残りました。

 

 

ストロベリーポットの弱点は置き場所や季節によっては水分が蒸発しやすい点だと考えています。東京の冬は寒く乾燥しています。乾いた寒風が吹き荒べば、素焼きの状態のストロベリーポットは表面から水分が蒸発して培養土は乾ききってしまいます。

壺状になっているのでイチゴの病気の原因の泥跳ねは回避できます。反面乾燥の厳しい季節は枯れやすくなってしまいます。

冬もしっかり水やりをするか冬に一旦栽培を終了して春に植え替えるなどの作業をすれば繰り返し楽しめるでしょう。

6月・結実後に沢山のランナーが出て来たら

イチゴの苗の状態が良いと花が咲いて実が成った直後からランナーが伸びてきます。ランナーには子苗が3~4個ほど着きます。始めはただのツルの状態ですが徐々に伸びてひとつ目の苗は太郎苗と言います。太郎から2つ目の次郎苗、3つ目の三郎苗と増えて行きます。

良い苗が欲しい時は、3つ目に出てくる三郎苗をポケットやポットの培養土に針金で作ったピンで培養土に固定して根を出させます。

イチゴの子苗は、ランナーで繋がって増えるわけですが親株から遠いほど良い苗と言われています。それは、親株の持つ病原菌などが子苗に伝染るからです。

親株から離れているほどその感染力が減衰するので三郎苗が良いということなのです。

イチゴの親苗は栽培途中にアブラムシなどの害虫に接触して病原菌に侵されている可能性が高いのです。健康なイチゴの苗を選んで増やすことで開花から収穫までの期間のイチゴの病気を防ぐ目的があるのです。

イチゴ栽培のプロは一年使った苗は使わず、古い苗はすべて廃棄して、新しい子苗だけを次の年に栽培するのです。

三郎苗だけを新たに栽培すれば病気の心配も減ります。大量にイチゴを栽培する場合やはり感染する病原菌のリスクは減らしたいということでしょう。

家庭菜園でのイチゴの子苗の取り方は?

でも家庭では三郎苗だけを選んで栽培することは不可能です。多くの三郎苗だけを選ぶことが出来るほど沢山のイチゴの苗を栽培していれば簡単ですが通常の家庭菜園ではあまりに大量の苗はないですよね。

 

 

少しで良いと思っても冬の寒さで枯れたりするリスクを考えれば、三郎苗でなくても元気な苗をチョイスして多めに増やす方が次の年もイチゴの栽培が出来る可能性が高くなります。

多くのイチゴの子苗を確保しておくと言う意味でも三郎苗に執着する必要はないと言えるでしょう。子苗を沢山育てて冬を越すスペースがある場合は三郎苗を選んでみてはいかがでしょう?

親株から出るランナーに着く子苗を針金で固定する

イチゴのランナーが伸びて更に子苗が育った頃を見計らい子苗の様子を見て銅製の針金でピンを作り子苗を培養土の上に置いてピンで留めていきます。

子苗の葉の根元を見ると少し根が出ていることがあります。イチゴの苗の根を培養土にしっかりと接触出来ると水分を感じた子苗の根は培養土の中に伸びて行きます。

下の写真の葉の付け根に見える白く丸いものが根の場所です。白い粒の部分が伸びて根になります。

季節や個体差もありますが3日くらいで根が伸び始めます。イチゴの苗が培養土から抜け落ちないようしっかりと針金のピンで留めましょう。また、繋がっているランナーは子苗の根がしっかり根付くまで切らずにそのままつけておきます。

イチゴの苗が確実に根付き成長を始めるとランナーは自然と枯れて乾燥します。通常のプランターだとランナーが繋がったままだと非常に扱いにくい場合があります。しかしポケットのあるストロベリーポットなら簡単に子苗が採取できます。

ランナーが枯れたらハサミを使って切る

親株から伸びるランナーは、水分や栄養を子苗に送っています。太郎苗が根付き更に次郎苗にも栄養が送られ順々に三郎苗まで栄養を送り生長を助けています。下の写真のランナーは実は真ん中の苗から内側から出ているランナーです。矢印の方向から出ています。

例えば、太郎苗と次郎苗の途中でランナーが切れてしまうと三郎苗が枯れてしまうこともあります。場合によっては次郎苗も枯れてしまいます。

イチゴの子苗を育てている間は臍の緒のような役割を持っているランナーを大切に温存しましょう。

 

 

ストロベリーポットを使うとランナーを温存したままポットのポケットに子苗を留めて発根させることが簡単にできます。イチゴの栽培用のストロベリーポットですよね。

ストロベリーポットならイチゴも可愛くぶら下がる

ストロベリーポットを使ってイチゴを栽培することでポケットから可愛らしく実ったイチゴがぶら下がります。

通常のプランターでのイチゴの栽培だと培養土の上に実が直接触れてしまったり思った場所に実が成らなかったりと実の成る場所がイマイチだったりします。しかし壺状のストロベリーポットなら垂れるように実が成るのです。

見た目が本当に可愛いですし色合いが素晴らしいです。イチゴの花が咲く前も花が咲いている時もそして実が成り赤く熟すイチゴの段階ごとに楽しむことが出来るのです。さすが専用の栽培ポットだけのことがありますよね。

ストロベリーポットでイチゴ栽培をさらに楽しく

甘い香りと美しい赤色の実のバランスが魅力のイチゴ栽培ですがストロベリーポットを使うことで更に美しいインテリアの要素が加わります。お庭や玄関ポーチの彩りになります。

また家庭でのイチゴ栽培の楽しさはじっくり熟した甘いイチゴを収穫出来ることです。茎に着けたまま真っ赤に熟すまで待って収穫したイチゴはとても美味しいですよね。

 

 

見た目も味も良いストロベリーポットでのイチゴ栽培を楽しむことで園芸の醍醐味である美しさの追求もあわせて体験出来るのです。イチゴ栽培の基本的な作業は通常のプランターと同じになります。大切なことは、基本的に同じです。

6月・梅雨時のイチゴ栽培のポイント

6月のランナーから子苗を採取する場合は親苗を健康に保つことが非常に重要です。

先ず枯れた葉や結実出来なかった花殻などをキレイに取り除く作業をします。枯れた葉などを放置するとやがてナメクジやカタツムリなどがやってきて食害します。

ストロベリーポットの中に害虫が入り込むことを防ぐ意味でもしっかりと掃除をしましょう。更に梅雨時には高温多湿となるため病気も発生しやすくなります。

病気を極端に心配したり園芸の消毒薬など散布するまでする必要はないと思いますが病気に罹りそうな葉などを見つけたら直ちに切り取りしっかり始末することは重要な作業です。切り取った葉は必ずビニール袋に入れてゴミとして出しましょう。

梅雨時の病気の種類としては、多いのが黒星病やうどんこ病です。ウイルスや菌によって発生して次々と広がります。先ず雨に当たりにくい場所に置いて雨を避けて清潔に保ちましょう。

更に病気の兆候を見極めて怪しい葉を早めに切り取り撤去します。イチゴの苗の周りなどに病気や害虫に侵された植物を放置しないようにします。

枯れてしまった植物の植木鉢や雑草は早めに片付けるように心がけましょう。上の写真の丸く囲った部分には黒星病の兆候が見られます。黒い星のようにシミが出来ています。早速切り取りました。

健康に育っている植物は免疫力も高く病気や害虫にも強いのですが一旦弱るとすぐに害虫や病気が襲ってきます。

枯れ草や雑草などを放置しないというのは生長中のイチゴの足を引っ張らないようにするためにも必要な作業です。

私のストロベリーポットの親苗はこれまで庭の片隅に放置してありました。花は咲いていないと思っていましたが、ひっそりと花を咲かせていたようです。気が付かず雨に晒してしまい結実はしないまま立ち枯れていました。

しかし結実をしなかったことで親苗はかなりエネルギーが蓄えられている感じがします。

それは多くのランナーが出ていることや子苗が元気に育っていることから感じることが出来ました。更にランナーの太さも非常に充実していて良い子苗が取れそうな気がします。

多分ストロベリーポットのポケットの数以上に子苗が出てくると思われるので足りない分は、植木鉢や黒い苗用ポットを使い培養土に根付かせて管理しましょう。

長くイチゴを栽培してきたので親株の健康状態や子苗の良し悪しがわかるようになったと考えています。

何ごとも続けることでより理解が深まるものです。先ずはイチゴ栽培に必要な子苗を採取し増やすことを目標に作業を進めましょう。

親株が弱って枯れてしまえばすべてが終了してしまいます。また思わぬアクシデントに見舞われれば一気に終了となります。

子苗採取はイチゴ栽培のリスク回避の意味でもしておくことが良いと思います。

可愛く楽しいイチゴ栽培を手軽に楽しみ長く栽培したいですよね。枯れたらまた苗を購入すると言う考え方も出来ますがせっかくある目の前の生命を大切に育む体験を重ねることはとても良い経験になります。

ぜひ今あるイチゴの苗を大切に栽培して更に子苗を増やして楽しんでください。

梅雨時のお手入れ次第でイチゴ栽培の問題がかなり減ることは確かだと思います。

今回も長文をお読みいただきましてありがとうございます。香♡


 

 

関連記事をあわせておよみください

家庭菜園で露地イチゴ。春の収穫後、6月梅雨入前のイチゴのお手入れ

家庭菜園での露地栽培のイチゴにとって梅雨はさまざまな試練の待つ厳しい季節です。梅雨入り前に弱った葉を切り枯れた葉を掃除して疲れた培養土をお手入れしておきましょう。… 続きを読む


家庭菜園で露地イチゴ。摘果で大きいイチゴを収穫する3つのポイント

家庭菜園のイチゴの実を大きくする。 露地イチゴの実が着いたら行う摘果と間引き作業。 露地栽培のイチゴに花が咲き … 続きを読む 


家庭菜園で露地イチゴ。大きく美味しいイチゴを収穫する3つのポイント

プランターのイチゴが小さい。 家庭菜園イチゴ大きく甘い実を収穫する方法。 桜が満開になる頃、露地栽培のイチゴに … 続きを読む 


キウイフルーツ栽培・土壌改良と定植3年目の満開とミツバチの受粉風景

家庭菜園のキウイフルーツ満開。 芳しい甘酸っぱい香りの庭にミツバチが飛来。 家庭菜園でキウイフルーツを庭に栽培 … 続きを読む


★コメントをお書きいただく前に★

いつもサンカウントをお読みいただきましてありがとうございます。

コメントをお寄せいただく場合は必ず本名ではなくハンドルネームなどをお使いください。

本名を書いてしまわれますとインターネットの検索に名前が出てしまいます。

こちらからは判断がつきにくく修正が出来ない場合がございます。

コメントを書く前に各自ご確認をお願いいたします。

 

家庭菜園で露地イチゴ。真っ赤なイチゴ収穫前の害虫対策3つのポイント

家庭菜園で真っ赤なイチゴの初収穫!

旬の露地イチゴの初収穫と害虫駆除と管理作業


露地栽培のイチゴが赤くなり熟れる頃の管理と作業はとても重要です。露地栽培のイチゴは実が赤く熟れるころ気温が上がるにつれて害虫が増えて管理が難しくなります。初収穫を前に赤く熟した大切なイチゴを害虫に食害されて失わないように管理しなければなりません。

 

 

せっかく大きく赤いイチゴを成らせてもあっという間に害虫に食害されたり水涸れで実が旨く熟せない状態に陥ることがあるからです。まず、あなたのイチゴの変化を確認し毎日のチェックと点検を行いましょう。

露地栽培のイチゴが真っ赤に熟すとその周りは、甘い香りに包まれてとても幸せな気持ちになります。でもこの時季にまず注意すべきことは急な夏の訪れです。住んでいる地域にもよりますが、都心部ですといきなり真夏のような気候になります。人間も毎日熱中症に注意が必要になりますよね。

空気が乾燥して強い日差しが照りつけます。その陽射を浴びてイチゴは赤く熟して葉も元気に育ちます。しかし水やりを忘れたり、あげるべき水が足りないとイチゴの苗は、途端に葉が萎れせっかく着いた大きな実が重く茎が折れてしまったりします。茎が折れると言うことは、その茎の先に成るイチゴが全部ダメになってしまうと言うことです。とても残念ですよね。

通常、イチゴ農園などでは、水を循環させて常に温度調整をビニールハウスの中で行っています。そして、極めつけは斜めに苗を植え実が下にぶら下がるように栽培して茎が折れない工夫が見て取れます。

しかし、露地栽培のプランターではそうは行きません。工夫としては、大きな実がぶら下がって着いた場合は、プランターを斜めがけにして対応出来ますがそんなに都合良く行きませんよね。

下の写真は茎が実の重みで折れています。かろうじて未だ大丈夫ですが、先には幾つかの実が成っているのです〜無念。

せっかく結実したイチゴが残念なことにならないように工夫して出来るだけ茎が折れないように丁寧に水をあげて水涸れを防ぎましょう。また肥料や日照不足でも茎の生長に影響が出ます。茎や葉を丈夫に育てる必要があります。

小さな鉢の場合は鉢自体を斜めに置くなど工夫をすると良いでしょう。状況を見て対処してください。

イチゴの苗への水やりと観察とチェック

丁度イチゴの実は一気に水分を蓄える時季になります。様子を見て薄い液肥を一週間に一度くらいの周期であげましょう。

特に沢山の実を着けているイチゴの苗にはしっかり水やり液肥を与えます。

また、栽培が長くなっているので培養土が流れているものはないかなどのチェックも一緒に行いましょう。冬の苗の植え付けから既に半年以上経っています。

毎日の水やりで鉢の中やプランターの中は、すっかりイチゴの根でいっぱいのはずです。また、水とともに流れ出てしまった培養土の量も結構あると思われます。苗の根本を良く観察してチェックしましょう。

イチゴの苗をよく見るといろいろなことがわかってきます。まず、害虫の存在です。そして、培養土の流出などです。併せてプランターの底を見てナメクジが居ないか?側面にカタツムリは居ないか?を確認しましょう。

実が大きくなり赤くなると食害に注意が必要

これも住んでいる地域によりますが、場所によってはも狙ってきます。その場合は、防鳥ネットを使用するしかありません。通常の町中であれば、さほど鳥の心配はいりません。

しかし、置き場所により地面を這う害虫が出現します。前回の記事でも書いていますがナメクジカタツムリの食害です。多くの場合、これらの害虫は夜間活動し赤く熟した実を食害します。また小動物にも赤く熟した実は格好のエサになります。出来るだけ鉢棚の上などに置くようにしましょう。

害虫が美味しいところを持って行く感じです。明日くらいには収穫かな?って楽しみにしていたら、なんと穴が空いて食べられているなんてことがありうるのです。

 

 

農薬を散布していないので害虫の食べ放題の状態です。どうすれば食害を未然に防ぐことが出来るでしょう。

ナメクジやカタツムリが登れないようにする

まずは、ワイヤーなどで出来た鉢台に載せて高い位置に鉢やプランターを置くようにします。また、ブロックなどを利用してその上に置くのも有効です。高い位置に置かれてしまうとナメクジも登ることが出来ないです。

しかし、載せる前にしっかりとイチゴの苗の周りに害虫がいないかを確認しましょう。一緒に載せてしまえば効果がありません。

私の場合、沢山のプランターがありますので、吊るせるものは壁に吊るします。また花の台の上に載せられるものは載せました。

まず、収穫期を迎えている赤く熟し始まった実を着けたイチゴの苗を優先して避難させます。未だ青い実をナメクジやカタツムリは食べないのです。ほんとうに憎らしいですよね。

出来るだけ夜回りをしましょう

夜の害虫なので出来るだけ夜にチェックすることをおすすめします。夕方の陽のある時間帯に水やりをして、そのままにしていると水分を察知してナメクジカタツムリが動き出します。

基本的に姿はかなり違いますがナメクジとカタツムリは同じ仲間で非常に近い種です。同じように食害をするのでナメクジだけでなくカタツムリも害虫として駆除を心がけましょう。

これらの害虫は、大きいものから小さいものまで既に活発に動き回っています。私のイチゴもちょっとした隙きにナメクジの被害を受けて慌てて対策を講じました。

幸いここ数日は乾燥した晴れた日が続き天候が安定していますのでもともとの壁掛け式に戻しました。壁に掛けると狭い場所でも日当たりが確保出来ますし害虫に襲われにくくなります。

ナメクジに熟したイチゴをまたやられた

避難させた直後の昨夜の点検で巨大なナメクジがプランターの側面を這っているのを発見しました。非常にあたふたしiPhoneを取りに戻るべきか?速攻退治すべきか?とても迷いました。

写真を撮りた~いってブロガー根性が湧き出しましたがここはやはり速攻退治だ!と考えすぐに捕殺しました。いつもハサミで切り取り殺して捨てます。でも、いきなりデカいナメクジの写真を見せられたら読者の方に嫌われそうですよね。

薬剤を使えないので捕殺するのが一番有効です。勿論、気持ち悪いですが放置は絶対にいけませんので心を鬼にして可愛いイチゴをナメクジの被害から守りました。

下の写真が今年の初収穫のイチゴになります。大きいのを幾つか持って行かれてしまいました。

残念なことに今朝今年初収穫をしている時に喰われているイチゴを発見しました。まさに昨夜のプランターの中のイチゴの実でした。

多分、たらふく食べて移動している時に私が発見したのだと思います。なんてこと~って叫びたくなります。丹精込めて育てた真っ赤なイチゴが収穫目前にナメクジに喰われるのは、なんとも言いようなく残念です。

出来れば、置き場所の地面にオルトランを散布

どうしても、地面を這う害虫を全てを一匹ずつ捕殺したり退治したりすることはできません。忙しい時もありますし夜に見回りは無理な場合もあるでしょう。

そのような場合は、出来るだけコンクリートの地面の上に置いて、更に花台の上に置きます。その下にオルトランを散布しましょう。

鉢やプランターが花台の上に置いてあるので薬剤はイチゴの苗には影響しません。そして、下を這うナメクジやカタツムリは近づくことが出来ません。

地面にプランターや鉢を直置きせず地面薬剤散布をすることでナメクジやカタツムリの食害からイチゴの苗と実を守ることがある程度可能です。

実は先日も赤くなりかけた大きな実を喰われた

未だ収穫ではないと思って雨を避けるために軒下に置いて居た時のことです。雨も上がり良い天気になったのでイチゴのプランターを軒下から移動している時に喰われた赤いイチゴを発見しました。

凄い喰われように愕然としました。とにかくこちらが大きい実が成ったと思って楽しみにしているものを食害するのです。

まるでこちらの心を読んでいるような感じすらします。それくらい大きく熟した実を見分けることが出来るということでしょう。

 

 

ナメクジやカタツムリの脳みその大きさはわかりませんがかなりの目利きと思われます。美味しそうなイチゴを食べまくるのです。長い間育てて収穫直前に喰われる悔しさは言葉になりません。

あなたのイチゴの苗は大丈夫でしょうか

イチゴの苗に着いたままお日様の恵みを沢山受けて育った完熟の真っ赤なイチゴを収穫して食べたいですよね。

でも、あなたが楽しみにしているのと同じようにさまざまなモノがあなたのイチゴの熟すのを待っている可能性があります。まさに食うか喰われるかです。防ぐ方法は食害する鳥や害虫を寄せ付けないことにつきます。

鳥の場合は、熟したイチゴの実をつけた鉢などを出来るだけ鳥の近づけない場所に移動しネットなどを掛けましょう。また、害虫の場合もイチゴの苗を害虫から遠ざけることがポイントになります。

オルトランする場合は、薬剤を地面に散布することで更に害虫からイチゴの苗を守ることが可能になるということです。

虫関係は、出来れば見たくないですよね。せっかく芳しい実を目の前にして害虫が一緒にいるなんて想像したくありませんし居たら怖いですよね。でも弱く薄い皮のイチゴの実は熟せば甘い香りで害虫を呼び込むので注意が必要なのです。

春イチゴの初収穫を成功させる3つのポイント

①しっかり水やりをして週に一度は②液肥を与えることでイチゴの苗を丈夫に育てましょう。苗自体に適度な栄養があると害虫や病気に強くなります。そして、③点検とチェックをしっかり行って害虫の食害を未然に防ぐようにしましょう。赤くなったイチゴは、出来れば早めに摘んでしまう方が得策です。

あと一日と欲をかくと敵に持って行かれる可能性が大きくなります。また、敵も同じ気持ちだと言うことを忘れないように管理をしましょう。

未だに花を咲かせるイチゴの苗もある

人間側は、すっかり収穫ムードですがイチゴの苗は次の花を咲かせる準備を着々と進めているのです。よく見ると花を更に咲かせているイチゴの苗があります。また、蕾の塊が勢い良く飛び出していました。この時季になると気温がぐっと上がって来ます。イチゴの苗の動きも早く活発になります。

これまで書きました管理やチェックをしっかり行っていれば、今年第二の収穫期を迎えることが出来るでしょう。

二回目の収穫は梅雨に迎えることになります

これから咲くであろう花が結実するのは約30日後になります。その頃は、梅雨の真っ只中になることでしょう。

水やりをしなくて良いかもと思っていませんか?以前にも書きましたが、イチゴの花は水や雨に弱いので受粉が旨く出来なくなります。

また、気温が下がる可能性も大いにあります。梅雨時のイチゴの栽培イチゴの収穫は非常に難しいと言えるでしょう。

今回春に収穫出来た方も次はより一層の注意が必要になります。また、梅雨の晴れ間も苗を疲れさせ害虫の種類も増えます。

暑く蒸し暑い季節は、イチゴの実や葉が腐り易い時季でもあるのでイチゴのプランターや鉢の中がカビや病気に襲われます。

 

 

枯れ葉やダメなイチゴを早めに取り除き常に清潔に保つようにしましょう。今回もダメになった実や葉を切り取りました。

せっかく結実しても形が歪なものは食べても美味しくありません。残念ですが切り取りイチゴの苗への負担を減らします。

ランナーが出て来た苗は?

梅雨の前のランナーを育てて小苗を作ることも出来ます。既に花を咲かせなかったイチゴの苗からは沢山のランナーが出て来ました。一部、花を咲かせ実を着けた苗からもランナーが出てきています。

このランナーを乾燥から守り根付かせればイチゴの小苗が出来ます。ランナーは、まだまだ年内何度も出て来ますので場所がない場合や夏にこまめに水やりが出来ない場合はハサミで切ってしまう方が良いでしょう。

イチゴの苗も増えるためにはエネルギーが必要なので必要のないものは切り取ることでイチゴの苗を疲れさせない工夫をしましょう。

親株の隣に新しい株が増えることもある

環境によってはランナーで増えず株で増えるイチゴの苗もあります。プランターの状況などでスペースに余裕があるとイチゴの苗は親株の隣に子供の株を増やします。自然と増えるので管理が楽です。ただしイチゴ親株のなせる技なので、運が良ければということになります。

今後の記事はまたこのサイトで時系列でお伝えしたいと思います。ぜひ続きをお楽しみにしてくださいね。

まずは、春の収穫を喜び栽培の楽しさを満喫

春の露地栽培のイチゴの苗は冬を乗り越えて長い時間を掛けて花を咲かせ暖かくなる春に花を咲かせ結実します。

 

 

そして、成ったイチゴの実は、開花から寒暖差や春雨、害虫などのさまざまな困難を乗り越えてあなたの努力で大きく生長しました。

美味しくて大きな実に満足されてイチゴを召し上がっていると想像しています。

この春のイチゴの実と夏のイチゴの実、秋のイチゴの実では当然味が違います。春には春の美味しさがあり非常に美味しいのです。

この味や栽培の感覚をしっかり覚えて次のステップに進めば難しい夏のイチゴ栽培も乗り越えて行くことが出来ると思いますよ。

毎回書いていますが、見えにくい葉の裏に産み付けられた蛾の卵や幼虫などは見つけ次第捕殺をしましょう。多分これからの季節はこの作業の連続になると思います。

これからの暑い季節は非常に手の掛る時季に突入することになります。ここを乗り越え延々と続くイチゴ栽培を楽しみましょう。

水やりと害虫駆除をしっかりすれば、あなたのイチゴの苗は季節ごとに花を咲かせ結実してまた真っ赤なイチゴの実を着けることでしょう。皆様のイチゴが真っ赤に美味しく大きくなりますようにお祈りいたします。

今回も長文をお読み頂きましてありがとうございます。香♡


 

 

関連記事をあわせておよみください

家庭菜園で露地イチゴ。春の収穫後、6月梅雨入前のイチゴのお手入れ

家庭菜園での露地栽培のイチゴにとって梅雨はさまざまな試練の待つ厳しい季節です。梅雨入り前に弱った葉を切り枯れた葉を掃除して疲れた培養土をお手入れしておきましょう。… 続きを読む


家庭菜園で路地イチゴ。12〜1月の管理で大きなイチゴを収穫する

冬の管理でイチゴは沢山の花を咲かせます。沢山の花が咲くことでイチゴの結実を増やし大きなイチゴを収穫するチャンス…続きを読む

家庭菜園で露地イチゴ。摘果で大きいイチゴを収穫する3つのポイント

家庭菜園のイチゴの実を大きくする。 露地イチゴの実が着いたら行う摘果と間引き作業。 露地栽培のイチゴに花が咲き … 続きを読む 


家庭菜園で露地イチゴ。大きく美味しいイチゴを収穫する3つのポイント

プランターのイチゴが小さい。 家庭菜園イチゴ大きく甘い実を収穫する方法。 桜が満開になる頃、露地栽培のイチゴに … 続きを読む 


キウイフルーツ栽培・土壌改良と定植3年目の満開とミツバチの受粉風景

家庭菜園のキウイフルーツ満開。 芳しい甘酸っぱい香りの庭にミツバチが飛来。 家庭菜園でキウイフルーツを庭に栽培 … 続きを読む


★コメントをお書きいただく前に★

いつもサンカウントをお読みいただきましてありがとうございます。

コメントをお寄せいただく場合は必ず本名ではなくハンドルネームなどをお使いください。

本名を書いてしまわれますとインターネットの検索に名前が出てしまいます。

こちらからは判断がつきにくく修正が出来ない場合がございます。

コメントを書く前に各自ご確認をお願いいたします。