家庭菜園で露地イチゴ。真っ赤なイチゴ収穫前の害虫対策3つのポイント

家庭菜園で真っ赤なイチゴの初収穫!

旬の露地イチゴの初収穫と害虫駆除と管理作業


露地栽培のイチゴが赤くなり熟れる頃の管理と作業はとても重要です。露地栽培のイチゴは実が赤く熟れるころ気温が上がるにつれて害虫が増えて管理が難しくなります。初収穫を前に赤く熟した大切なイチゴを害虫に食害されて失わないように管理しなければなりません。

 

 

せっかく大きく赤いイチゴを成らせてもあっという間に害虫に食害されたり水涸れで実が旨く熟せない状態に陥ることがあるからです。まず、あなたのイチゴの変化を確認し毎日のチェックと点検を行いましょう。

露地栽培のイチゴが真っ赤に熟すとその周りは、甘い香りに包まれてとても幸せな気持ちになります。でもこの時季にまず注意すべきことは急な夏の訪れです。住んでいる地域にもよりますが、都心部ですといきなり真夏のような気候になります。人間も毎日熱中症に注意が必要になりますよね。

空気が乾燥して強い日差しが照りつけます。その陽射を浴びてイチゴは赤く熟して葉も元気に育ちます。しかし水やりを忘れたり、あげるべき水が足りないとイチゴの苗は、途端に葉が萎れせっかく着いた大きな実が重く茎が折れてしまったりします。茎が折れると言うことは、その茎の先に成るイチゴが全部ダメになってしまうと言うことです。とても残念ですよね。

通常、イチゴ農園などでは、水を循環させて常に温度調整をビニールハウスの中で行っています。そして、極めつけは斜めに苗を植え実が下にぶら下がるように栽培して茎が折れない工夫が見て取れます。

しかし、露地栽培のプランターではそうは行きません。工夫としては、大きな実がぶら下がって着いた場合は、プランターを斜めがけにして対応出来ますがそんなに都合良く行きませんよね。

下の写真は茎が実の重みで折れています。かろうじて未だ大丈夫ですが、先には幾つかの実が成っているのです〜無念。

せっかく結実したイチゴが残念なことにならないように工夫して出来るだけ茎が折れないように丁寧に水をあげて水涸れを防ぎましょう。また肥料や日照不足でも茎の生長に影響が出ます。茎や葉を丈夫に育てる必要があります。

小さな鉢の場合は鉢自体を斜めに置くなど工夫をすると良いでしょう。状況を見て対処してください。

イチゴの苗への水やりと観察とチェック

丁度イチゴの実は一気に水分を蓄える時季になります。様子を見て薄い液肥を一週間に一度くらいの周期であげましょう。

特に沢山の実を着けているイチゴの苗にはしっかり水やり液肥を与えます。

また、栽培が長くなっているので培養土が流れているものはないかなどのチェックも一緒に行いましょう。冬の苗の植え付けから既に半年以上経っています。

毎日の水やりで鉢の中やプランターの中は、すっかりイチゴの根でいっぱいのはずです。また、水とともに流れ出てしまった培養土の量も結構あると思われます。苗の根本を良く観察してチェックしましょう。

イチゴの苗をよく見るといろいろなことがわかってきます。まず、害虫の存在です。そして、培養土の流出などです。併せてプランターの底を見てナメクジが居ないか?側面にカタツムリは居ないか?を確認しましょう。

実が大きくなり赤くなると食害に注意が必要

これも住んでいる地域によりますが、場所によってはも狙ってきます。その場合は、防鳥ネットを使用するしかありません。通常の町中であれば、さほど鳥の心配はいりません。

しかし、置き場所により地面を這う害虫が出現します。前回の記事でも書いていますがナメクジカタツムリの食害です。多くの場合、これらの害虫は夜間活動し赤く熟した実を食害します。また小動物にも赤く熟した実は格好のエサになります。出来るだけ鉢棚の上などに置くようにしましょう。

害虫が美味しいところを持って行く感じです。明日くらいには収穫かな?って楽しみにしていたら、なんと穴が空いて食べられているなんてことがありうるのです。

 

 

農薬を散布していないので害虫の食べ放題の状態です。どうすれば食害を未然に防ぐことが出来るでしょう。

ナメクジやカタツムリが登れないようにする

まずは、ワイヤーなどで出来た鉢台に載せて高い位置に鉢やプランターを置くようにします。また、ブロックなどを利用してその上に置くのも有効です。高い位置に置かれてしまうとナメクジも登ることが出来ないです。

しかし、載せる前にしっかりとイチゴの苗の周りに害虫がいないかを確認しましょう。一緒に載せてしまえば効果がありません。

私の場合、沢山のプランターがありますので、吊るせるものは壁に吊るします。また花の台の上に載せられるものは載せました。

まず、収穫期を迎えている赤く熟し始まった実を着けたイチゴの苗を優先して避難させます。未だ青い実をナメクジやカタツムリは食べないのです。ほんとうに憎らしいですよね。

出来るだけ夜回りをしましょう

夜の害虫なので出来るだけ夜にチェックすることをおすすめします。夕方の陽のある時間帯に水やりをして、そのままにしていると水分を察知してナメクジカタツムリが動き出します。

基本的に姿はかなり違いますがナメクジとカタツムリは同じ仲間で非常に近い種です。同じように食害をするのでナメクジだけでなくカタツムリも害虫として駆除を心がけましょう。

これらの害虫は、大きいものから小さいものまで既に活発に動き回っています。私のイチゴもちょっとした隙きにナメクジの被害を受けて慌てて対策を講じました。

幸いここ数日は乾燥した晴れた日が続き天候が安定していますのでもともとの壁掛け式に戻しました。壁に掛けると狭い場所でも日当たりが確保出来ますし害虫に襲われにくくなります。

ナメクジに熟したイチゴをまたやられた

避難させた直後の昨夜の点検で巨大なナメクジがプランターの側面を這っているのを発見しました。非常にあたふたしiPhoneを取りに戻るべきか?速攻退治すべきか?とても迷いました。

写真を撮りた~いってブロガー根性が湧き出しましたがここはやはり速攻退治だ!と考えすぐに捕殺しました。いつもハサミで切り取り殺して捨てます。でも、いきなりデカいナメクジの写真を見せられたら読者の方に嫌われそうですよね。

薬剤を使えないので捕殺するのが一番有効です。勿論、気持ち悪いですが放置は絶対にいけませんので心を鬼にして可愛いイチゴをナメクジの被害から守りました。

下の写真が今年の初収穫のイチゴになります。大きいのを幾つか持って行かれてしまいました。

残念なことに今朝今年初収穫をしている時に喰われているイチゴを発見しました。まさに昨夜のプランターの中のイチゴの実でした。

多分、たらふく食べて移動している時に私が発見したのだと思います。なんてこと~って叫びたくなります。丹精込めて育てた真っ赤なイチゴが収穫目前にナメクジに喰われるのは、なんとも言いようなく残念です。

出来れば、置き場所の地面にオルトランを散布

どうしても、地面を這う害虫を全てを一匹ずつ捕殺したり退治したりすることはできません。忙しい時もありますし夜に見回りは無理な場合もあるでしょう。

そのような場合は、出来るだけコンクリートの地面の上に置いて、更に花台の上に置きます。その下にオルトランを散布しましょう。

鉢やプランターが花台の上に置いてあるので薬剤はイチゴの苗には影響しません。そして、下を這うナメクジやカタツムリは近づくことが出来ません。

地面にプランターや鉢を直置きせず地面薬剤散布をすることでナメクジやカタツムリの食害からイチゴの苗と実を守ることがある程度可能です。

実は先日も赤くなりかけた大きな実を喰われた

未だ収穫ではないと思って雨を避けるために軒下に置いて居た時のことです。雨も上がり良い天気になったのでイチゴのプランターを軒下から移動している時に喰われた赤いイチゴを発見しました。

凄い喰われように愕然としました。とにかくこちらが大きい実が成ったと思って楽しみにしているものを食害するのです。

まるでこちらの心を読んでいるような感じすらします。それくらい大きく熟した実を見分けることが出来るということでしょう。

 

 

ナメクジやカタツムリの脳みその大きさはわかりませんがかなりの目利きと思われます。美味しそうなイチゴを食べまくるのです。長い間育てて収穫直前に喰われる悔しさは言葉になりません。

あなたのイチゴの苗は大丈夫でしょうか

イチゴの苗に着いたままお日様の恵みを沢山受けて育った完熟の真っ赤なイチゴを収穫して食べたいですよね。

でも、あなたが楽しみにしているのと同じようにさまざまなモノがあなたのイチゴの熟すのを待っている可能性があります。まさに食うか喰われるかです。防ぐ方法は食害する鳥や害虫を寄せ付けないことにつきます。

鳥の場合は、熟したイチゴの実をつけた鉢などを出来るだけ鳥の近づけない場所に移動しネットなどを掛けましょう。また、害虫の場合もイチゴの苗を害虫から遠ざけることがポイントになります。

オルトランする場合は、薬剤を地面に散布することで更に害虫からイチゴの苗を守ることが可能になるということです。

虫関係は、出来れば見たくないですよね。せっかく芳しい実を目の前にして害虫が一緒にいるなんて想像したくありませんし居たら怖いですよね。でも弱く薄い皮のイチゴの実は熟せば甘い香りで害虫を呼び込むので注意が必要なのです。

春イチゴの初収穫を成功させる3つのポイント

①しっかり水やりをして週に一度は②液肥を与えることでイチゴの苗を丈夫に育てましょう。苗自体に適度な栄養があると害虫や病気に強くなります。そして、③点検とチェックをしっかり行って害虫の食害を未然に防ぐようにしましょう。赤くなったイチゴは、出来れば早めに摘んでしまう方が得策です。

あと一日と欲をかくと敵に持って行かれる可能性が大きくなります。また、敵も同じ気持ちだと言うことを忘れないように管理をしましょう。

未だに花を咲かせるイチゴの苗もある

人間側は、すっかり収穫ムードですがイチゴの苗は次の花を咲かせる準備を着々と進めているのです。よく見ると花を更に咲かせているイチゴの苗があります。また、蕾の塊が勢い良く飛び出していました。この時季になると気温がぐっと上がって来ます。イチゴの苗の動きも早く活発になります。

これまで書きました管理やチェックをしっかり行っていれば、今年第二の収穫期を迎えることが出来るでしょう。

二回目の収穫は梅雨に迎えることになります

これから咲くであろう花が結実するのは約30日後になります。その頃は、梅雨の真っ只中になることでしょう。

水やりをしなくて良いかもと思っていませんか?以前にも書きましたが、イチゴの花は水や雨に弱いので受粉が旨く出来なくなります。

また、気温が下がる可能性も大いにあります。梅雨時のイチゴの栽培イチゴの収穫は非常に難しいと言えるでしょう。

今回春に収穫出来た方も次はより一層の注意が必要になります。また、梅雨の晴れ間も苗を疲れさせ害虫の種類も増えます。

暑く蒸し暑い季節は、イチゴの実や葉が腐り易い時季でもあるのでイチゴのプランターや鉢の中がカビや病気に襲われます。

 

 

枯れ葉やダメなイチゴを早めに取り除き常に清潔に保つようにしましょう。今回もダメになった実や葉を切り取りました。

せっかく結実しても形が歪なものは食べても美味しくありません。残念ですが切り取りイチゴの苗への負担を減らします。

ランナーが出て来た苗は?

梅雨の前のランナーを育てて小苗を作ることも出来ます。既に花を咲かせなかったイチゴの苗からは沢山のランナーが出て来ました。一部、花を咲かせ実を着けた苗からもランナーが出てきています。

このランナーを乾燥から守り根付かせればイチゴの小苗が出来ます。ランナーは、まだまだ年内何度も出て来ますので場所がない場合や夏にこまめに水やりが出来ない場合はハサミで切ってしまう方が良いでしょう。

イチゴの苗も増えるためにはエネルギーが必要なので必要のないものは切り取ることでイチゴの苗を疲れさせない工夫をしましょう。

親株の隣に新しい株が増えることもある

環境によってはランナーで増えず株で増えるイチゴの苗もあります。プランターの状況などでスペースに余裕があるとイチゴの苗は親株の隣に子供の株を増やします。自然と増えるので管理が楽です。ただしイチゴ親株のなせる技なので、運が良ければということになります。

今後の記事はまたこのサイトで時系列でお伝えしたいと思います。ぜひ続きをお楽しみにしてくださいね。

まずは、春の収穫を喜び栽培の楽しさを満喫

春の露地栽培のイチゴの苗は冬を乗り越えて長い時間を掛けて花を咲かせ暖かくなる春に花を咲かせ結実します。

 

 

そして、成ったイチゴの実は、開花から寒暖差や春雨、害虫などのさまざまな困難を乗り越えてあなたの努力で大きく生長しました。

美味しくて大きな実に満足されてイチゴを召し上がっていると想像しています。

この春のイチゴの実と夏のイチゴの実、秋のイチゴの実では当然味が違います。春には春の美味しさがあり非常に美味しいのです。

この味や栽培の感覚をしっかり覚えて次のステップに進めば難しい夏のイチゴ栽培も乗り越えて行くことが出来ると思いますよ。

毎回書いていますが、見えにくい葉の裏に産み付けられた蛾の卵や幼虫などは見つけ次第捕殺をしましょう。多分これからの季節はこの作業の連続になると思います。

これからの暑い季節は非常に手の掛る時季に突入することになります。ここを乗り越え延々と続くイチゴ栽培を楽しみましょう。

水やりと害虫駆除をしっかりすれば、あなたのイチゴの苗は季節ごとに花を咲かせ結実してまた真っ赤なイチゴの実を着けることでしょう。皆様のイチゴが真っ赤に美味しく大きくなりますようにお祈りいたします。

今回も長文をお読み頂きましてありがとうございます。香♡


 

 

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