
秋から始める花粉症対策
春が楽しくなる舌下減感作療法の効果をご報告
現在2018年3月の半ばです。気温も上昇し始めスギ花粉の飛散はピークに達しています。2017年の10月から開始したスギ花粉症の舌下減感作療法『シダトレン』の効果をいよいよ実感できる季節に突入しました。
今年のスギ花粉の飛散量は非常に多いと言うことで、巷では花粉症デビューを果たす方が多いということです。
まず舌下減感作療法『シダトレン』の効果をご報告します。実はスギ花粉自体を感じていないのです。それって効果が出た〜と言うことです。スゴイと実感しています。見事に私は花粉症から卒業しま〜す。
人生の半分以上を悩まされて来た私のスギ花粉症と決別するときを待っていたのです。私が実行した『シダトレン』とはスギ花粉症の保険が適用される舌下減感作療法です。
『シダトレン』とはスギ花粉の成分を徐々に内服してアレルギー反応を起こさなくする舌下減感作療法のための薬剤の名前なのです。
私が『シダトレン』を始めたのは2017年10月でした。秋に差し掛かりもう間に合わないのではないかと少し不安でした。
また年齢が上がるに連れて効き目が出にくいと言う病院の主治医の先生お話しなどを考えると今年は花粉症になっても仕方がないか?と考えていました。
通常80%の人に効果があるそうですがすぐに効く人と時間が掛る人がいるそうです。効果は予想出来ません。
2018年の花粉の飛散量の予報は「非常に多い」とニュースで見ました。スギの花粉が多く飛散するとか言われるだけでイヤな気分になりますよね。それとスギの木から花粉が飛び出す映像とかを目にするだけで痒くなります。
毎年年末くらいから花粉症の抗アレルギー剤の服用を始めます。今年秋からは『シダトレン』を開始し服用していたので秋からスギ花粉への反応を抑えるために抗アレルギー剤を飲んでいました。
春が来てスギの花粉はあまり飛んでいない?
丁度気管支喘息の新薬ヌーカラの注射と診察のために呼吸器内科に行った時の話しです。主治医の先生から『シダトレン』の効き目はどう?って聞かれました。
「まだ花粉は未だ飛んでいないですよね~」と切り出すと「もう飛んでいるぞ!かなりムズムズしているぞ〜」って先生に言われました。先生も花粉症なのかな?『シダトレン』の効果だと先生がおっしゃいました。
実はスギ花粉が飛散していることすら私は感じていませんでした。その診察のちょっと前まで風邪を引いてしまい持病の気管支喘息を少し悪化させてしまっていたこともあり咳や鼻水、痰などのいわゆる気管支炎と気管支喘息の間のような症状を発症していました。
しかし、少し気温が上がり体調も回復するとさまざまな症状は治まり、冷たい空気で鼻水が出る程度までになっていました。
でも花粉症の症状はありませんでした。昨年非常に感じた喉の痒みとクシャミはまったくと言って良いほどありません。なのでスギ花粉は飛散していないと勝手に思い込んでいました。
既にスギの花粉は大量に飛散していた
よくよく考えるともう3月です。皆さんマスクをしていますよね。天気予報でも花粉の飛散情報が報じられていました。
不思議なのは自分に影響がないと飛散している情報すら耳に入らないと言う薄情な事実です。
でもシダトレンを使って効果を実感して早く記事にせねばと考え書かせて頂いています。
スギの花粉症は日本人に非常に多い春の花粉アレルギーです。春になると挨拶代わりに花粉の話題になるほど患者が多いのが特徴ですよね。友人などは薬を飲むと眠いしダルいと嘆いています。
また、気合で自分は花粉症ではないと言い張る友人もいます。認めたら終わりだと言うのですが意地を張って治るものでもありません。さっさと認めて楽になれって思っちゃいます。
私は痒いのが苦手ですし持病の気管支喘息がスギ花粉で悪化してしまうこともあり舌下減感作療法『シダトレン』での治療の選択肢を選びました。
一日一回パウチされたシロップ状のお薬を舌の下に入れて2分後に飲み込むだけです。始めは少量ずつ服用してアナフィラキシーショックなどの異常が無ければ最大量のパウチ型の薬剤に変更します。
一般的に花粉症は鼻など上気道のアレルギーです
人間の呼吸器は鼻などの領域は上気道と言って耳鼻科の領域です。そして気管支など肺に繋がる気道を下気道と言い呼吸器内科の領域となります。
私の患う気管支喘息は下気道の病気にあたる訳ですが大学病院の先生のお話しから気管支喘息の患者の多くに花粉症を併発している人が多いと言うことです。
多くの治療と調査の結果から気管支喘息の患者の多くが花粉症を発症していて尚且つ花粉症の時季に気管支喘息が悪化する方が多くいるのです。
要は、上気道も下気道も花粉症に罹ると言うことです。そこから導き出されたのが現在、私が治療しているシダトレンによるスギ花粉症の舌下減感作療法を呼吸器内科で行うと言う治療です。
通常はスギ花粉症の治療は呼吸器内科ではなく耳鼻科への受診で治療します。現に以前はあまり花粉症が酷いなら耳鼻科に行くようにと言われていました。でも、私の場合は気管支喘息が徐々に悪化して更に花粉症の季節に発作的な咳や息苦しさが出るようになりました。
新薬ヌーカラで下気道の花粉症は治まった
新薬ヌーカラは花粉症の薬ではなく気管支喘息など好酸球と言う白血球の一種を減らす効果のあるお薬です。気管支喘息の患者の血中に多く含まれる好酸球を抑えることで気管支喘息を悪化させる物質を減らすと言う注射の薬剤です。
そして気管支喘息の新薬ヌーカラは非常に高価な注射です。薬価は1本約15万円で保険適応されて約5万円程度で4週間に一度注射します。併せて最大量の気管支喘息の吸入薬や薬を服用しています。
新薬ヌーカラの威力は素晴らしいもので、私の場合ははじめての注射から約半年後にいきなり呼吸がラクになりました。発作もほとんど起こさなくなりました。
でも、いつまでヌーカラを使うのかわかりません。未だに使っていますし私にとっては無くてはならない注射の治療なのです。
それまで台風や雷雨、爆弾低気圧で発作を起こして寝込むことが多くありました。もちろん花粉症の時季は外出も控えるほど辛い時期もありました。
しかし、新薬ヌーカラが効果を発揮してからは、気管支喘息も治まり下気道の気管支でのスギ花粉症のアレルギーも起こらなくなり花粉による息苦しさが消えました。
鼻と喉などに残った上気道のアレルギー症状も克服
今回『シダトレン』を使用してすぐに効果を得られて本当に良かったと感じています。それは昨年の春の体験から下気道の花粉症が新薬ヌーカラで治まったにも関わらず上気道で症状があったことが原因です。
喉の痒みや鼻水が止まらない鼻も詰まるなどなどは新薬ヌーカラを使う前に感じていた花粉症とは違うのです。それは大昔花粉症を発症した頃の上気道に出る花粉症の症状そのものでした。
私の花粉症は上気道にのみ残った形となったのです。その時、呼吸器内科の主治医の先生に相談をして『シダトレン』をすすめられました。私はちょっと躊躇したものの使う選択をしました。
春の症状が酷い時にすぐに始めたかったのですが花粉が飛散している時季は開始できないと言うことと、さまざまな状況を鑑み秋10月に開始しました。
上気道のスギ花粉症も克服?
きっと効果が出て来たのだと考えています。スギ花粉の飛散が非常多いと言われている日でさえ花粉の存在を感じることがありません。毎年春に感じていた肌荒れもありません。兎に角花粉が悪さをしなくなりました。
まわりの人たちがマスクをして鼻水をグズグズしていても私は大丈夫です。一番良いのはクシャミや喉のイガイガと痒みがないことです。
喉が痒いと仕事に集中できないですし、のど飴などをいつも口に入れていないと痒くて我慢出来ないのです。でももう我慢はしなくて良いのだと思うとほんとうに嬉しいです。
今もなお『シダトレン』を服用しています。一日一回一包を舌下に入れて2分待って飲み込みます。今後も5年くらい続ける予定です。体質を改善するので時間が掛ります。
併せて、花粉症の抗アレルギー剤も服用しています。秋から飲んでいるので眠さも感じません。抗アレルギー剤は徐々に減らしていきたいと思います。
ただし、私は重度の気管支喘息なので今後もしっかりと治療をして将来は完治出来るようにして行きたいと思います。
現在大人の気管支喘息の完治率は約10%ほどらしいですが、いずれ今よりもっと良い薬が出来てすべてのアレルギーから解放される日が必ず来ると信じています。もちろん気管支喘息の完治は可能だと信じています。
病気はコツコツ前向きに捉え絶対治すと考えたい
気管支喘息は兎に角発作を起こさないことが大切です。発作のたびに気管支の壁は腫れて厚くなり気道が狭まり悪化して行くのです。
悪循環を起こせば狭まった気道がちょっとしたきっかけで発作を起こすようになるのです。
ですから発作を起こさないことが重要なのです。自分の苦手なことや場所を避け生活を見直すことと確実に薬を使うことで普通に暮らせるのです。
また出来るだけ新しい治療法や薬剤などの情報を豊富に得られる病院での治療が素早く確実に納得の行く形で効果を出すと考えます。
気管支喘息の治療は日進月歩です。同じく花粉症などのアレルギーの新薬も沢山作られています。これまで対処療法しか無かった時代とは雲泥の差なのです。
しかし、その新しい技術も薬も自分自身に恩恵を受けるためには常にアンテナを張り情報を得て実施出来る体制を作っておくことが重要です。諦めて暮らしていては治るものも治りません。
どうせ春だから仕方ないと思うならそこまで
春だけの我慢だし別に買ってきた薬で対処してやり過ごすと言う選択もできます。鼻水ごときで病院に行くのは面倒くさいからマスクだけして我慢していようと考えるのも自由です。我慢すればいずれ夏になりスギ花粉は行き去るでしょう。
選択肢はさまざまで花粉症の感じ方も人ぞれぞれです。しかし鼻も繰り返す鼻炎で副鼻腔炎などの治りにくい病気を引き起こすこともあります。スギ花粉だけでなくヒノキ花粉やイネ科の植物の花粉にも反応をし始めるケースも稀ではありません。アレルギーの連鎖を断ち切ることは必要だと考えます。
鼻をすすると鼻が悪くなると看護師さんが言っていた
たまに鼻をすごい勢いですするクセのある人がいます。ちょっとイヤですよね。ほとんどの場合鼻に病気が隠れている人が多いです。
昔、耳鼻科の待合室で蓄膿症の手術を受ける男性の患者さんが看護師さんに入院のための注意事項を聞いていました。
その内容が聞くともなく聞こえたのですが「ほら!また鼻をすすって!絶対にダメですよ」って怒られていました。
その男性患者は大きな音を立てて凄い勢いで鼻をすするクセがあったのです。音もスゴイし耳にも良くないですし汚いですよね。完璧にマナー違反です。
またマスクをしていても鼻水を常にすすっているのはおしゃれではありませんしマナー違反です。せめて鼻をかむくらいのことはして欲しいと感じています。
スマホゲームをしながら鼻をすするのはみっともない
最近感じることを書かせて頂けば、電車内で鼻水をすすりながら両手はスマホに取られショルダーバッグを高々と肩に掛けている女性が多いと感じます。
混雑している通勤電車の中ではバッグは体の前に持って出来るだけスペースを取らないようにするのはマナーです。リュックなども同じですし高校生は電車の床に学生カバンを置くのもマナー違反です。何よりも床にカバンを置くのは不衛生です。
また、わざわざ混雑している場所でスマホのゲームに興じる必要があるのか?自由な時間何をしようが自由だと思われるかも知れませんが、ひとり一人の心遣いで多くの乗客が乗ることが出来ます。
更に言えば最近増えている電車の乗降時にスマホを線路に落とす事故です。電車の中でスマホをいじり降りるときも手に持ったままであれば起きても仕方ない事故になります。
電車の乗降時にはスマホはバッグの中にしっかり収納しましょう。ポケットや手に持っての乗降は非常に危険です。線路に落とせば確実にスマホは壊れます。と言うのは前置きですがスマホに夢中で鼻をすすっている人は非常に多いです。
スマホを持つ手をティッシュに持ち替え鼻水をすするのはやめ鼻をかみましょう。しっかりと治療と投薬を行い花粉症を人に悟られないくらいのことはしましょう。せっかくキレイにメイクしていても鼻をすすっていればマイナスポイントは確実です。
いよいよヒノキの花粉が飛散を開始しました
スギの花粉が3月半ばをピークに飛散するのとクロスしてヒノキの花粉も飛散を始めます。シダトレンにはヒノキの成分は含まれていないため何となく心配です。
今朝も朝からクシャミが出ました。これはいったい何が原因なのだろうと考えますが昨年の酷い花粉症と比べたら雲泥の差ですしあまり気にしない方が良さそうです。
また、私のアレルギーの数値はスギ花粉に比べてヒノキ花粉は数値的には3分の1なのできっと大丈夫に違いありません。
先生からシダトレンが効果を発揮するとヒノキの花粉にも反応がしにくくなると言う説明を受けているので一先ず静観したいと思います。
あなたも舌下減感作療法『シダトレン』で春を楽しく
今回は、秋10月から開始して次の春に効果を発揮した舌下減感作療法『シダトレン』の効果を報告させていただきました。
ご興味があればぜひ治療を開始してみてください。病院で相談されると良いでしょう。体質的に合わない方もいるので検査が必要です。
基本的に毎日薬を飲むだけですので意外と簡単に実行することが出来ます。薬価は保険適応でひと月約2000円程度です。
長い目で見れば非常に経済的であると同時に生活の質がアップすることは間違えない事実です。使った人の80%に効果があると報告がされている保険適応の治療法なのです。
もう我慢はやめて試してみては如何でしょう?あなたの花粉症がラクになることをお祈りしています。
今回も長文をお読みいただきましてありがとうございます。♡香
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