食べた種から発芽&栽培。果樹と野菜3ステップ簡単家庭菜園

発芽の瞬間が一番楽しい園芸のツボ

柑橘系果樹や野菜を種からの栽培を楽しむ


野菜や果物を食べながら種を見ているとこの種は発芽するのか?と漠然と感じることはありませんか。実際、食べた種を蒔いて発芽させるのは非常に楽しみではありまが本当に発芽するか不安ですよね。

 

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でも食べた種を蒔いて発芽させ育てるという3つの基本さえクリアすれば種から園芸を楽しみ更に上手くいけば収穫することは可能なはずですよ。実例を交えながら細かく記事にまとめます。

さまざまな植物の苗や種子は、ホームセンターや園芸店、インターネットで購入して楽しむことは簡単に出来ます。

しかし、種を蒔いて栽培するのは簡単に上手くいかない部分や、困難な部分に魅力があります。特に自身の手で種を蒔いて発芽させ収穫まで成功するという成功体験は植物の栽培を超える楽しさがあるのです。

それも自分が食べた野菜や果物の種子からなら喜びは格別なものとなるでしょう。特に自分の大好きな果物を食べてその種から再び収穫して食べると言うのは果物好きにはとても嬉しいことなのです。苦労や心配の多い分見返りも大きいのです。

これまでに私が種から収穫まで至った果樹は桃の木でした。私は桃が大好物なので食べた大きな白桃の種を眺め「この桃の種は埋めたら芽が出るだろうか?」と母に尋ねると「埋めてごらん」と言われ団地の庭の片隅に植えてみました。今から25年以上前の晩夏のことです。

次の年、種を埋めたことすら忘れたころ花壇に見慣れない芽が出現しました。いったい何?って考え葉をよく見ると桃の葉でした。食べた桃が発芽したのです。私は発芽がとても嬉しくて授かった桃を大切に育てはじめました。私の種からの果樹栽培の原点だと考えています。何となく昔話のような筋書きですが本当のお話しですよ。

その後、桃の苗は大きく育ち高さが2メートルを超える樹木になりました。実生の桃は生長が早くあっという間に大きな木になりました。発芽から2年目からは開花し3年目からは結実もして収穫をしました。栽培の途中さまざまな人から桃の実は成らないと言われましたがめげずに必ず実が成ると信じ栽培を続けました。

 

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見事に開花し結実した実を収穫した時の嬉しさは忘れられません。収穫した桃は以前自分が食べ種を得た白桃とは全然違う桃でした。色は桃色ではなくオレンジ色の実を持つネクタリンのような大きさの黄桃が成るようになりました。味は甘く酸味もあり美味しくて頑張って世話をした甲斐があったと感じました。

正に園芸の楽しさのツボを実感する体験でした。団地から転居することになり、桃の木とはお別れしましたが心に残る思い出となりました。将来また桃の木を育てたいと考えています。

桃栗三年柿八年?柚子の大馬鹿?

さて桃の栽培を経験したあと、引越しを経て庭のある家に住むようになりました。現在もいくつかの植物を種子から発芽させ栽培をしています。食べた野菜の種や果物の種などです。簡単に発芽するものもあればなかなかうまくいかない植物もあります。

今回は、種から栽培を続けている柑橘系植物を紹介しながら記事を書かせていただきます。下の写真は私が長年栽培している実生のユズの木です。

今、一番長く栽培している柑橘類は実生のユズです。種子からユズを育てて15年以上になります。しかし未だに実を成らせた経験はありません。花が咲いたことは二回くらいあります。なんとか花を咲かせようとさまざまな工夫をしました。

実がなかなか成らない実生のユズの木に対しては環状剥皮(カンジョウハクヒ)という方法があります。環状剥皮は非常にリスクが高く最悪の場合木が枯れてしまうこともあります。下の写真は環状剥皮をした跡です。

環状剥皮とは、木の根元から10センチくらい上の部分の樹皮5~10ミリの幅で環状=ぐるっとひと回り樹皮を剥く対処です。カッターなどで樹皮を剥き剥いた部分は保護のテープを巻いて回復を待ちます。

ユズの樹皮を剥くことで、葉から根に行く栄養分を遮断すると木が弱ります。弱った樹木は危機感を持ち子孫を残すようになるのです。木を弱らせることで開花結実へと導く方法なのです。

基本的に果樹は自身が安泰であるとなかなか子孫を増やすことをしません。よく出来ていますよね。

我が家のユズは発芽から15年以上経っているのですが、発芽当初は未だ団地に住んでいて団地ベランダの片隅で園芸をしていました。その頃頂いたユズの種を蒔いて発芽させました。10個以上発芽して当初残った苗は8個ほどでそのうち引っ越しや猛暑などを経て現在は一本が鉢植えで残っているだけです。ユズの種類はオニユズです。

 

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環状剥皮を行ったのは今から6年くらい前でその当時は未だ3本のユズの木が残っていました。残った3本のユズの中で一番元気の良い一本に環状剥皮処理を行いました。枯れたらどうしようととても不安でしたが未だ二本残っているからと考えて挑戦して次の次の年に花が3個咲いて実らずに終了しました。更に残っていたユズの木も枯れ残ったのは一番元気で環状剥皮をした一本だけになりました。いずれ花が咲き実がなる日を楽しみにして育てています。

諺に「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年」というのがあるほど実を成らすまでには非常に長い年数が掛かります。挿し木の苗を買って来ればすぐに実を成らすことが可能です。しかし、やはり種から芽を出させて園芸を楽しみたいと言う園芸好きには食べた種から収穫するという行為は特別なことなのです。

種子からの栽培は敷居が高そうに感じるかも知れませんが種を取っておいて蒔いて発芽させる3つの行程を経れば簡単に栽培が始まります。

ミカンや柑橘類を食べて種をとっておく

ユズをはじめ柑橘系の果物の種というのは案外種らしくここが種ですというのがわかりやすいですよね。身近な果物だとミカンや伊予柑、オレンジなどです。手始めに実践するなら柑橘系の植物がお手頃だと思います。果物からとった種はきれいに水で洗ってからキッチンペーパーの上で一旦乾燥させておきましょう。乾燥してから培養土に蒔くと発芽しやすいです。

実は、最近はじめた柑橘系の植物の苗がだいぶ大きくなり不思議な状況になっています。名前は「愛愛柑」です。ポンカンとオレンジを掛け合わせた新種のミカンですが美味しかったので種を蒔いてみました。

はじめは発芽は無理かと思いましたが家の東側の大鉢に20個以上の種を蒔いて鉢の底には鉢皿を置き水分を出来るだけ保って放置していました。すると数ヶ月後に何かが発芽?すっかり忘れ去っていたところに発芽したので思い出しました。

愛愛柑の種の発芽を確認しました。種を蒔いたり育てるのが好きなので蒔いたことを忘れて発芽してから気がつくことがしばしばあります。

食べて発芽させた愛愛柑の苗の栽培を開始

私のやり方ですが大きめの鉢を使って沢山の種を一緒に蒔き保水や水やりに気を使うことで発芽しやすくなると感じています。

また発芽直後は害虫のナメクジなどに食われやすいので注意が必要です。

季節によりますが柑橘系の植物の葉には、アゲハチョウが産卵をするので卵を産み付けられたら早めに駆除する必要があります。空を舞うアゲハチョウが如何にして柑橘系の植物を見極め産卵するのか?とても不思議です。似たような植物は沢山ありますよね。でも必ずアゲハチョウの幼虫が成長するために必要な柑橘系の植物に産卵します。

調べたところアゲハチョウは空を舞いながら、まず柑橘系と思われる植物を発見すると近づいて葉の味見をするのです。味見と言っても食べる訳ではなく足にある感覚機関を使いお目当ての植物が柑橘系の植物であることを確認するのです。ちょっと目を離すとあっという間に産卵され新しく柔らかい葉が食われてしまします。防御したい場合は、親のアゲハチョウが近づけないようにネットを掛けるのが良いでしょう。

薄い黄色の半透明な卵が葉についていたら、早めに取り除きましょう。家の近くでアゲハチョウを目にしたら柑橘類の植物の葉、特に柔らかい新芽をよく見て早めに卵や幼虫を発見し駆除しましょう。卵は擦れば取れます。

また幼虫は割り箸などで取り除けば殺虫剤を使う必要はありません。殺虫剤を使いすぎると葉が傷む原因になりますので出来るだけ害虫は捕殺しましょう。とにかく観察あるのみです。

 

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大木であればあまり気にする必要はありませんが、小さな苗や発芽当初は要注意です。アゲハチョウの幼虫は独特の姿をしており食欲が旺盛です。下の写真は幼虫でも既にかなり大きく成長した姿です。

卵から孵ったばかりの姿は真っ黒な細い毛糸クズのような姿をしていて存在がわかりにくく発見が遅れます。葉が食われてから見つかるケースが多いです。黒いゴミのようなものが葉についていたら要注意です。

あっという間に食い荒らされ丸坊主にされてしまいますよ。果樹にとっては葉は大切な光合成を行う器官です。栄養を作り出すためにはしっかり葉を守り育てることが肝心なことです。

いよいよ柑橘系の果樹の苗を育てる

愛愛柑が発芽してから様子を見て元気な芽を選んでポットに植え直しをしました。季節は暑さが過ぎ去った秋11月のことです。

なんとなく栄養不足で早くポットに分けて欲しそうな感じを受けました。長く植物を育てていると植物が何をして欲しいのかがわかってくるのです。

プラスチックのポットを用意して新しく清潔な培養土植え替えて行きます。ポットに植替えを行い寒い季節を日当たりの良い場所で栽培を続けていると春には新芽が沢山出て来ました。

青々として非常にきれいな緑色をしています。とても柔らかいのでここでも害虫に注意です。農薬を使えば害虫の被害は簡単に防げますが出来るだけ目で見て被害を食い止めましょう。

春に出た新芽は当初ナメクジとアゲハチョウの産卵、幼虫の出現で若干被害を受けましたがすぐに対処してなんとか元気に生長を続けています。毎日水やりをすることと極力アゲハチョウの成虫を寄せ付けない工夫をして栽培をしています。

愛愛柑の苗に白い何かが?もしかして蕾

ところで最初に書きました不思議な現象について書いて行きます。未だ高さが10センチほどの愛愛柑の苗ですがなんと蕾らしきものが着いています。

柑橘類の蕾の着き方は新芽の先に白い蕾が着いて開花するのですが我が家にある苗は未だ小さい苗で幼木にもなっていませんがやはり蕾だと思われます。ほぼほぼ開花しても結実には至らないと考えています。でも、なんだか楽しみでワクワクします。園芸の楽しみはやはりこのワクワクにあるのかと思います。

記事を書いてから約一週間が経過しました。ここ数日は夏日の良いお天気が続き気温も上がりました。例の白い蕾は開花しましたので追記します。

ちょっと歪ですがミカンの良い香りのする小さな花です。愛愛柑は意外と開花しやすい種類なのかも知れません。先の生長が楽しみです。自分で種を蒔いて収穫したミカンを食べたいです。愛愛柑の花はどうなるのでしょう?

数日後愛愛柑の花は枯れました。やはりまだまだ小さい苗なので今しばらくの辛抱です。そのうち沢山の花が咲いて実を収穫することが出来ると信じています。

それにしても日差しが眩しい季節になりアゲハチョウが我が家のユズや愛愛柑に産卵する機会を狙っています。ユズには相変わらず今年も開花の形跡なしです。アゲハチョウから守る為に防虫ネットを被せています。今朝も2頭のアゲハチョウがユズの木にまとわりついていました。実は私は蝶が苦手です。

食べた果物の種の末路=同じ果物は成るの?

愛愛柑はもともとはポンカンとオレンジの交配によって生まれた品種です。しかし基本的には食べた愛愛柑の種から同じ愛愛柑が出来るかというとそれは違います。始めに書いた白桃のお話しと同じで基本的に食べた果物の種子から同じ果実が成る樹木を生長させることは非常に難しい問題があります。

 

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プロの農家の方が開発して美味しい果物を生産しているのですから簡単に種が同じ性質を受け継ぐことは稀です。

万が一、種が生長して何かしらの実が成っても同じ味や形は求めることは、ほぼ不可能というしかありません。

そんな簡単に同じ美味しい蜜柑が出来るならミカン自体が農業のお仕事として成立しませんよね。素人の楽しみとしての園芸と言うことで種の生長を楽しみましょう。

沢山の種から沢山の植物が生まれて来た

種を蒔いて園芸を楽しむことはやはり非常に楽しい趣味だと言えますよね。私の経験の中ではピーマンやトマト、小玉スイカ、パプリカなど沢山の野菜や果物を食べた種から育てて収穫する楽しみを味わって来ました。

小さな家庭菜園ですからあまり沢山の種類を一気に育てることは出来ませんがその年年で育てて行く楽しさは何物にも代えがたい経験になります。

下の写真はトマトの種です。食べた時に種をキッチンペーパーなどの上に置いて乾燥させ乾いたら培養土に蒔くと発芽します。

特に食べた種というキーワードは不滅の楽しみが詰まっていると考えます。あなたも食べた野菜や果物の種から栽培をする楽しみをぜひ味わってください。

また銀杏(ギンナン)を土に埋めたらイチョウの芽が出ました。

栽培と言うより偶然の発芽なのですが、実は埋めたというより、もう食べられないと思って庭の肥やしにしたゴミから発芽したイチョウなのです。

庭を掃除していて銀杏から芽が出ているのを見つけて植木鉢に植えて栽培を開始しました。

一応、イチョウなので秋には黄色く紅葉して更に冬には葉が落ちて枯れ木のようになります。

春になり新芽が吹き出し更に大きくなりました。今は未だ小さいですがこの先このイチョウは大木になるのか?非常に将来が心配なひと鉢です。

私のブログのサンカウントの中では、さまざまな植物の栽培風景をご紹介していますが多くの植物に囲まれ栽培を続けることを皆様と共有出来ることを経験し、これからもいろいろなことに挑戦していきたいと感じています。

栽培方法や種のとり方などは記事にまとめていますのでそれぞれの記事も併せてお読みくださいね。今回も長文をお読みくださいましてありがとうございます。♡香


 

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