畑・野菜栽培

ピーマンを食べた種から栽培する!超簡単リサイクル家庭菜園

ピーマンの種を育ててまたピーマン?

捨てるには惜しいピーマンの種!


夏野菜の代表格ピーマンの栽培ですが種や苗も安く済ませたいですよね。そこで食べたピーマンの種から沢山のピーマンを収穫する方法を実例をもとに記事にします。食べたピーマンの種を播く時期は3月から4月中旬です。そして収穫は早ければ6月半ばから可能です。また収穫時期は真夏を跨いで秋まで続くので他の夏野菜に比べて長く収穫することができます。土地柄や夏の暑さの加減にもよりますが、あまりの猛暑ですとピーマンが成りにくくなります。しかし暑さが落ち着くとまた結実するので気長に栽培をしましょう。

 

 

ピーマンを調理する時にちょっとひと手間ですがピーマンの種を取っておきましょう。ピーマンの種をキッチンペーパーなどにのせて乾燥させます。

キッチンの片隅などの風通しの良い場所で乾燥させましょう。ピーマンの種は房のままで乾燥させましょう。よく乾かすと種がポロポロと簡単にバラバラになります。

湿ったままですと発芽しにくく腐りやすいので必ず乾燥させてくださいね。直射日光を避けて一週間くらいで乾燥します。湿気が多い場所に放置するとカビてしまうので注意しましょう。

夏野菜のピーマンは栄養豊富な緑黄色野菜で夏の暑さや紫外線に疲れた体に良い栄養素やビタミンCを多く含むナス科の植物です。

生でも煮ても焼いても美味しくビタミンCが多いのが特徴です。特にフラボノイドを含んでいるため熱に強く調理によるビタミンCの破壊が少ないと言うのも嬉しいですよね。油との相性が良くさまざまな料理に使えます。

ピーマンの栽培は、畑でもプランターでも出来ますよ。種は食べたピーマンから頂くのでリサイクル的な園芸です。栽培も意外と簡単なのでぜひ最後までお読みください。

ピーマンの種を乾燥させ播いて苗を作る

ピーマンの種は乾燥させたら培養土を入れたポットに播きます。種は買ってきたものではないので出来るだけ大きくしっかりしたものを選んで培養土に播きましょう。沢山は必要ありません。ひとつのポットに4つくらい穴をあけて種を入れていきます。

培養土は新しく清潔なものを使いましょう。ここはお金が掛りますが安いものでも大丈夫なので購入しましょう。古い培養土ですと害虫の卵や雑菌などが混入している可能性があります。種から小さい苗を育てるのには清潔な新しい培養土と覚えてください。

 

 

ピーマンの種は深さ5ミリくらいのくぼみを培養土に作り、一粒ずつ入れる感覚で種を播きます。最後は必ず種が見えないように軽く培養土をかぶせるようにしましょう。

種が播けたら最後は静かに水をあげます。ジョウロなどで静かにあげましょう。また、ポットの下には鉢皿をあてがいます。培養土をカラカラにしないように水をあげましょう。

新芽は美味しいので害虫対策をする

ピーマンの種を播いたポットは芽が出たらナメクジカタツムリなどに食害されないようにワイヤースタンドの上にのせるなど出来るだけ高い場所に置きます。発芽を促すために適度な湿度を与えているのでピーマンの幼苗の害虫ナメクジなどが寄って来やすいのです。

また、地面が土のところに直接置くとナメクジなどのサラダバーになってしまいます。芽が出ない?芽を何かに喰われた?と感じた時は、必ず夜間にチェックすることをお勧めします。

ナメクジやカタツムリの類は夜行性の害虫なので夕方から夜間に活動を開始します。

ピーマンの種の発芽には約2週間ほど掛り気温や日照置き場所にも関係します。知らない間に発芽することもありますので害虫に注意しましょうね。

ひとつのポットから発芽した芽を間引く

ひとつのポットにピーマンの種は4つ播いたので上手く行けば4つ発芽します。ダメな種が混ざっている場合もあるので少し多めに播いておくことをお勧めします。

発芽し二葉が出て本葉が出てから一番丈夫そうな芽を残し間引きします。もしも他のポットから発芽しなかったり苗が欲しい場合は間引かず小さなスプーンなどを使って欲しい芽を他のポットに移しても大丈夫です。

ピーマンの苗は丈夫なので移植しても枯れずに上手く育ちます。必ずそっとやさしく扱いましょう。要らないアイスクリームのスプーンなどが小道具として使えます。

寒暖差からピーマンの新芽を守る

夏野菜の苗なので春の寒の戻りなど急激な気温の変化に弱いので、寒暖差が心配な場合は夜だけでも家の中に避難させましょう。

東京などの平野部ならあまり心配はいりません。逆に急に暑い夏日には、日陰に避難させる工夫をしましょう。

晩春の乾燥した強風も小さな苗にとっては脅威になります。その日の様子を見ながら大切に育てましょう。乾燥した熱風にあたると葉先が枯れてしまったり最悪苗が枯れてしまいます。

 

 

特にこの数年に多い4月〜5月に多い真夏日は要注意です晩春だというのに25℃を超えて真夏の陽射しが降り注ぎます。

2018年の4月末も真夏日が続き記録上始めての連続の真夏日が続きました。異常気象なのか?このまま境目のない季節の変化が続くのか?家庭菜園でも対応が必要ですね。

種から生まれたばかりの新芽は非常に弱々しいです。環境を整えれば元気に育ちますがひとつ間違うと枯れてしまいます。

どのような植物も同じですが日々の目配り心遣いが上手く育てて沢山収穫するためのポイントとなります。

ポットのまま苗に花芽が着くまで育てます

大きくなってきたら早く大きいプランターや畑に定植したいですが花芽が着くのを確認してからプランターや畑に定植するようにしましょう。これもトマトなどと同じです。花芽を確認してからの方が上手く育ちます。

ポットに植えたまましばらく様子を見ながら育てます。季節は徐々に夏になり暑くなって来ますので水やりを忘れないようにしましょう。ポットに入った苗の状態の時は朝晩見守るくらいの気持ちで接しましょう。

また、苗の大きさが10センチを超えたあたりから2週間に一度くらい薄い液肥を与えます。ピーマンは肥料が大好きなのです。

徐々に生長し小さな蕾が苗の中心から出てきますので花芽を確認してから次の作業に掛ります。

花芽が着いたら定植作業の合図です

必ず野菜用の深めのプランターを準備します。浅い花用のプランターでは暑い夏を越すことが出来ないばかりかピーマンの実が大きく育ちません。

野菜用のプランターの底に腐葉土を入れて更に新しい培養土を上に入れます。腐葉土2に対して培養土8くらいで良いです。

植える穴を掘り元肥の化成肥料を入れ軽く混ぜてからポットから抜いたピーマンの苗を植えます。苗と苗の間隔は20センチ以上あけましょう。

また、植え穴は深くなりすぎないようにポットの高さと同じくらいにしましょう。苗を立てた状態で茎を指と指の間に持って逆さまにすると苗はポットから簡単に抜けます。それをひっくり返すように植え穴に入れます。

畑の場合は黒マルチを使います

畑の場合は、畑に苦土石灰二週間くらい前に播き耕しておきましょう。その際、鶏糞や油かす、牛糞堆肥などの元肥を軽く漉き込んでおくと良いでしょう。

畑の場合はビニールの黒マルチを使用すると雑草や害虫、病気の予防になります。土の中に卵を産み付けるコガネムシの防御にもなりますよ。

コガネムシの幼虫は作物の根を食い荒らすので要注意です。コガネムシの幼虫を畑で見かけたら、すぐに取り除きゴミとして捨てましょう。ちょっと気持ちが悪いですが意外と動きが早いので見つけ次第スコップなどで捕獲しましょう。土の中では丸まっていますが、明るい場所では、動きが早くすぐに土に潜り込んでしまいます。

 

 

黒マルチに植え穴をあけて更にポットの大きさに合わせた穴を掘り化成肥料を入れてからポットから抜いた苗を定植します。

定植後はプランターの場合も畑の場合もお天気を見ながら水やりをしましょう。プランターの場合は底から水が抜けるようにたっぷりと与えます。

畑の場合は、土地柄にもよりますが定植後はしばらくこまめに水が枯れないように与えましょう。

また、2週間に一度は薄い液肥を与え続けます。ピーマンは肥料を切らさないように育てましょう。

花が徐々に咲き枝が増える

枝が増えて実が成り始まると枝が折れやすくなります。支柱を使って支えてあげましょう。通常ピーマンの苗は枝に沿って細めの支柱をクロスさせると枝への負担が分散されます。

また、実がなったら早めに収穫するとどんどん実が成ります。夏場は生長が早いので見逃すと赤いピーマンになってしまいます。赤いピーマンはピーマンの実が熟した姿です。実は赤いピーマンの方が栄養価が高いのです。赤くても食べられますのでぜひ食べてみてください。

初夏に収穫しながら追肥をすることで更に初秋にも収穫出来ます。苗を大切に肥料を与えることでより沢山収穫が出来るので薄めの液肥を与えることと追肥を続けることで納得の行く栽培が簡単に出来ます。

暑さで一旦生長が止まり初秋から再び収穫が可能

真夏は一旦、実が成らない時期があります。最近の猛暑で多くの植物が暑さで開花や結実が上手く行かない時期があります。

ピーマンもあまりに暑い時期気温が約32℃を越えると動きが鈍くなります。根気強く見守り秋口の収穫を狙いましょう。

暑い夏を越す時の注意はやはり害虫による食害です。毛虫や芋虫などが食害します。葉も茎も喰われれば苗にダメージが出ます。出来るだけ見守り虫の害を減らしましょう。

せっかくの家庭菜園ですから農薬は使わずに沢山収穫したいですよね。そのためには害虫は捕殺することが重要になります。

食べきれないほどの収穫で大満足

2017年のピーマンの収穫量はこれでもかと言うほど大量のピーマンでした。調理法はやはりピーマンの肉詰めが一番美味しく思い出に残りました。

ピーマンの大収穫へと導いた勝因は連作障害のない畑を使ったことにつきます。ピーマンの前の年はクローバー栽培をしました。所謂緑肥を植えてあった畑をピーマンの畑にしたのです。

畑での栽培の良い部分は、水やりが少なくて済むことと更に収穫が多く出来ると言うことでしょう。しかし狭い家庭菜園では連作障害の問題があります。毎年作るものを変えるのもひとつの手段です。しかし、さまざまな方法で連作障害を回避することも可能です。

 

 

クローバー栽培を一箇所で行いつつ畑を回すことが出来れば連作は可能です。また土自体を入れ替えることも出来れば更に栽培の選択肢が広がりますよね。

もちろんプランターなら毎年収穫が可能です。プランターの場合は水やりをしっかり行うことが肝心です。根は限られたスペースしかない中ピーマンの実を着けるために頑張っています。暑い季節は人間もピーマンも水が必要なのです。

ナス科の植物は同じ場所での栽培を避ける

ナスやトマト、トウガラシ、ピーマンはナス科の植物です。同じ仲間の植物は基本的に連作になります。トマト栽培の次の年の畑ではピーマン栽培は避けた方が良いと言うことになります。

逆も同じです。でも、間にインゲンや枝豆などを植えれば一年の空きが出来ます。冬に新しい土を作れば同じ場所でも問題は少なくなります。秋から落ち葉や残渣を集めて堆肥を作ることや完熟の牛糞堆肥を土に混ぜ込む作業をすることでも簡単に連作障害は回避出来ます。

夏の収穫の後はぜひ土づくりにも汗を流して次の年に備えるとますます家庭菜園が楽しく意義あるものとなるでしょう。

今回も長文をお読みくださいましてありがとうございます。

あなたの夏野菜栽培が豊作で楽しいものでありますようにお祈りいたします。♡香


 

 

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夏野菜・連作障害を避け収穫量を増やす。10月の庭土と培養土の再生法。

夏野菜が終わった畑の掃除

使用した培養土の消毒は10月中に済ませる


夏野菜の収穫も終わり近づく冬に向けて庭の畑の掃除は寒くなる前に済ませるようしましょう。収穫の終わったトマトなどまだまだ花が咲いているかも知れませんが、思い切って片付ける時季が来ました。

来年の収穫を増やすために畑の土を耕しましょう。また夏に枯れた花鉢の培養土の消毒法もご紹介します。

2017年の夏もいろいろと野菜を栽培しました。キュウリやトマト、ピーマンです。3月に種を撒いて発芽から定植まで振り返ると半年以上の家庭菜園を楽み過ごすことが出来ました。

園芸の楽しさは毎日生長する植物を観察して生長に応じた小さな気配りをすることです。また開花や結実など収穫までに喜びがあふれているところだと思います。植物も土も生き物です。収穫が済んだら次は土を育てて来年に備えましょう。

あなたの菜園ではこの夏の収穫は如何でしたでしょうか?旨く行って大満足という方も多いことだと思います。また、失敗して残念だった方もおられるでしょう。

 

 

園芸を長く続けると上手くいく年失敗する年は必ずと言って良いほどあります。人為的なミスなのか?それとも天候不順の為なのか?原因がはっきりしない場合もありますよね。

でも、それらの経験は大切な財産となり来年の収穫への希望と糧になることは間違えありません。

特にここ数年は、天候が不順で大雨や猛暑などが繰り返しています。本業の農家の方でさえ収穫が旨く行かないこともあるくらいです。

趣味として楽しむ園芸で失敗があることは当たり前とのんびり構えるくらいで丁度良いと思います。無理は禁物なのです。

二十四節気から作業を割り出す

9月の秋分を過ぎていよいよ季節は冬へと移り変わって行きます。夏の楽しかった家庭菜園もひと区切りをつける時季と言えるでしょう。夏の間楽しんだ家庭菜園の片付けはもう終わりましたでしょうか?

寒い時季にも何かを栽培するのも良いですが、狭い菜園の場合は一旦お休みするのも来年の夏野菜の栽培にとっては非常に大切な期間と言えます。

何しろ沢山の野菜を収穫した後の畑です。土にも休養が必要ですよね。

季節は10月に入り二十四節気の「寒露」を過ぎたところです。2017年の寒露は10月8日です。私はこの日に菜園の片付けをしました。

寒露に行う菜園の片付け

我が家の菜園では、トマトには未だ黄色い花が咲き続けています。トマトは、本来何年も生き続ける多年草の植物なのです。

原産はアンデス山脈の高地で原種のトマトは、実が小さく私たちが現在食べているトマトとはかなり味も大きさも違っているようです。

 

 

四季のある日本では寒い冬を越すことが出来ずに枯れてしまうので一年草の扱いです。

しかし、熱帯地方での栽培温度を調節出来る施設がある場合は、トマトは、延々と花を咲かせ実を結び続け何年も生き続ける植物なのです。

ですから東京の海に近い暖かい場所の我が家の庭では、まだまだ花が咲いて実が成り続けています。新しい脇芽が沢山出てまるでジャングル状態です。

ちょっと目を離した隙きにエラいことになっていました。しかし、直に気温が下がりトマトは枯れ始めます。また、今現在咲いている黄色い花は結実しても赤くなるまでに冬が訪れ苗自体が枯れてしまうことでしょう。

思い切ってトマトを終了する

現状大きくなっている青い実を残しダメな実や小さい実や花は撤収しました。現在大きい青い実は旨くすると赤くなる可能性が未だあります。

終わったトマトの切り落とした茎や葉は、庭の片隅に穴を掘りそこにどんどんと投げ捨てて行きます。お名残惜しいですが毎年の行事のような作業です。

今回は真夏に防草シートを掛けて雑草を退治した場所に穴を掘ることにしました。下の写真がシートを剥がした部分です。雑草は既にありません。

下の写真は残渣を埋めるために掘った穴です。そんなに深く掘っていません。ここに抜き取った茎や葉を入れて行きます。

キュウリの残渣は殆ど残っておらず、枯れた茎だけになっていました。9月に入って直ぐに寒い日が数日続くと直ぐにキュウリは枯れてしまいました。

先ずピーマンの茎や葉、ダメになった実を先ず穴に捨てました。

畑から生まれたものは再び畑の土に還して土の肥にします。植物を育てるには、土壌が元気でないと旨く行きません。来年のためにも夏の栽培のあとは畑の土を労る作業が不可欠です。

最終的にトマトの残渣も穴に入れました。大量の茎や葉を土に還します。

この葉っぱや茎の上に土を掛けその上に更にシートを掛けて終了です。盛り上がっていますが時間とともに凹みます。シートが風で飛ばされないように重石をしておきましょう。

土をベストの状態に戻す作業を早めに進めることは、来年の定植時期をしっかり早めに設定するためにも必要です。

 

 

それは、猛暑が来る梅雨前にキュウリもトマトも結実させて収穫量を増やす工夫のひとつだと感じるからです。

気候の変動で開花が受粉が阻害されている

毎年数日続くようになった熱帯夜猛暑日は、植物にさまざまな影響を与えます。トマトは30度を超える猛暑が続くと受粉が旨く行かないのです。一時的に花が咲かなかったり受粉しない時季があるのはそのせいです。

反面、秋に近づくと再び元気になり開花して結実します。でも完熟まで時間が足りません。日照時間が短くなるからです。

冬が近づくにつれ夜が早くやって来るのは周知の事実ですよね。気温の低下と日照時間は植物の生長にも大きな影響が出ます。秋になりせっかく花が咲いても諦めるしかありません。

ですから早めに発芽させて早めに開花させ収穫を早くすることで収穫量を確保する工夫が必要だと思います。

今年も夏野菜が終わった?でも

まだまだ元気にせっせと花を咲かせ結実しているものがあります。ピーマンです。ちょっとおふざけで種を撒いたのが今年一番の収穫時期を迎えています。食べたピーマンの種があったので苗を作り6本定植して凄い数のピーマンを収穫しています。

あまり期待していなかっただけにびっくりです。まさかこんなにいっぱいピーマンが成るなんてと我ながら驚いています。

ピーマンの料理だと、味噌炒めや肉詰めくらいしか思い浮かばないのですがあまりに沢山収穫出来て実際困っています。感謝して頑張って食べようと思います。

ピーマンは暫く残すことにしました

まだまだ、小さい実が成っていて花も咲いているのでギリギリまで残すことにしました。ピーマンを育てたのは始めてです。昔パプリカを栽培したことがありますが、沢山の実が成らなかった記憶があります。

多分、土が良かったのだと分析しています。今回ピーマンを植えた畑の場所は、数年何も栽培せずに緑肥のクローバー(シロツメグサ)を咲かせていました。

ピーマンを植える前の春に耕し土を作っておいたのです。今年は総じて土の出来が良かった様に感じています。

調べたところ収穫は10月いっぱい出来そうです。まだまだピーマンを沢山食べることが出来そうです。

ピーマンには熱に強いビタミンCが沢山含まれているので煮ても焼いてもビタミンCが壊れません。

 

 

ビタミンCが豊富な上にフラボノイド(ビタミンP)が含まれているため加熱してもビタミンCが破壊されず摂取出来るのです。夏に疲れた肌にも有効なビタミンCは、寒くなりはじめて流行っている風邪の予防にもなります。

美肌と風邪予防、ストレスの緩和にはビタミンCは欠かせないビタミンです。また、βカロテンも豊富で栄養満点野菜です。

季節に合った植物の恵があるのだと感じています。旬の食材が体に良いと言うのは自然に備わった栄養だと考えられますね。

庭の片隅の穴を利用して土を作ります

話しを来年の土作りの作業に戻します。収穫が済んだ植物の残渣(茎や葉)は、庭土の大切な資源です。再び土に還して来年の肥やしにします。

雑草もこの穴に捨ててしまいましょう。雑草の種が心配な雑草の場合、面倒ですが種の部分だけを切り落としゴミに出せば安心です。

米ぬかや油かすでしっかり発酵させることで種も死にます。残渣を埋める時に米ぬかや米の研ぎ汁があれば一緒に撒いておくと発酵しやすくなります。

また、乾いた土の場合は水を掛けておけば腐りやすくなります。まだ今の時季は気温が高いので土中の土壌菌やミミズなども活発に働いているので残渣が土に還るのは早いと思います。

葉や茎以外の根は、ゴミとして捨てます

抜いた植物の根っこは腐りにくいので燃やすゴミとして出してくだい。面倒な場合はそのまま埋めても問題ありませんが腐らずに残る場合もあります。

また、病気に罹った植物や虫の沢山付いたものも埋めずに捨ててください。虫の卵や幼虫など見かけたら全部ゴミ袋に入れてしっかり口を縛り捨てましょう。

要は、菜園の外から来たであろう悪いものを全部追い出すのです。雑草の種は外から来ますが育った葉っぱなどは菜園の栄養から育ったものです。しっかり菜園の土に還しましょう。

トマトなど収穫を終えた畑の作業

一気にやる必要はないですので徐々に土を他の場所に移動します。深さは30センチくらいでよいでしょう。穴が空くと思いますが穴には落ち葉を入れて行きます。

掃除した時に畑の穴に落ち葉と米ぬかもしくは、油かすと苦土石灰を撒いて行きます。この時、米ぬかや苦土石灰をしっかり絡ませるように混ぜましょう。無理な場合は、サンドイッチのように段々にしても良いです。

落ち葉は、穴の口切りいっぱいになるくらい入れましょう。落ち葉は、乾いていると思いますので米の研ぎ汁か水を撒いて湿らせます。その上にレジャーシートなどを掛けて雨を避けましょう。

せっかく栄養のある米ぬかや油かすを撒いて発酵を促しているので、雨ざらしにならないようにします。畑ごと発酵をするもです。

場所があれば他の場所で同じ方法で落ち葉堆肥を作るのも良いですが、春の終わりには畑にこの落ち葉堆肥を畑に戻すので畑の場所でやると楽です。この方法ならトマトなどの連作障害を防ぐことが出来ます。

落ち葉の発酵を待つ

落ち葉を米ぬかや油かす、苦土石灰と水で発酵します。徐々に温度が高くなります。外気温にもよりますが天候が良く暖かいと発酵も進みやすく70℃くらいになることもあります。

ですが雪が降るような寒さだと発酵が止まる場合があります。でも、春になれば一気に発酵が進むのであまり気にしなくて大丈夫です。

心配な場合は、出来るだけかき混ぜ、シートの上に保温出来る緩衝材(ビニールのプチプチ)などで保温すると良いです。要らない毛布なども活用出来ます。徐々に落ち葉は発酵して色が黒くなります。

続いて花鉢の培養土の処理・日光消毒の方法

植木鉢やプランターで育てていた終了した植物の培養土は、防草シートやレジャーシートを使い日光消毒をします。シートの上に使用済みの培養土を広げます。その時、培養土の中のゴミや根っこを取り除きます。

この時季だと雨が多いので、培養土は湿っぽいと思いますが、植木鉢やプランターから出してシートの上に広げてお日様にあてるだけです。

もし、土が乾燥している場合はゴミを取り除いてから少し水を掛けておきましょう。

広げた培養土を日光消毒する時の注意

コンクリートの上で丸一日掛けて日光消毒をします。陽当たりの良い場所を選んで行います。我が家の場合は西側の玄関ホール前でやりました。

出来るだけ涼しい朝のうちに行いましょう。陽当たりが良い場所で作業をすると熱中症の危険があるので要注意です。短い時間の作業ですが、まだまだ熱中症対策は必要です。

野菜用の培養土と花用の培養土は分ける

特に注意することは花用の培養土野菜用の培養土は分けて日光消毒することです。花用には、殺虫剤を使っている場合があるので混ぜない方が無難です。食べる野菜に殺虫剤が混入するのはイヤですよね。

干している培養をは猫よけをする

野良猫などのいる地域では猫を除けのネットを上から掛けておくと安心です。せっかく日光消毒をしているのに猫に糞尿で汚されてはたまりません。

どんな場合でも未熟な糞尿を培養土に入れると培養土がダメになって植物が枯れてしまいます。出来るだけ菜園に野良猫を寄せ付けないようにしましょう。

2~3回この作業を繰り返してしっかり消毒

日光消毒を2~3回繰り返しておくと安心して再度培養土を使うことが出来ます。培養土の状態にもよりますがしっかり消毒をしましょう。

最後の日光消毒の最後に苦土石灰米ぬかもしくは油かすを混ぜておくと良いでしょう。日光消毒が終わった培養土は大きなビニール袋か培養土を購入した時の袋に入れて封をして雨の当たらない場所で寝かせましょう。

 

 

徐々に雨降の日が増える10月後半には培養土を消毒する日が限られますが、もし、時間が取れない場合は、無理をしなくても大丈夫なので冬の間に寝かせて春に行うことも可能です。

再度培養土を使う時の注意と対処

いざ、使う時にあまりに培養土が砕けて細かくなっている場合は腐葉土鹿沼土を混ぜて通気を良くします。逆にパラパラと粘りが無い場合はピートモスを混ぜると良いと思います。

あくまで感覚的なのでわかりにくいですが培養土の状態を良く見て覚えましょう。

また、再利用する時に晴れていれば、今一度太陽の光にあてて苦土石灰を施してから使いましょう。苦土石灰を使用するのは、培養土のpHを中和するためです。

古い土は雨で酸化しているので苦土石灰を使って中和します。殆どの植物は酸性の土を嫌うので忘れずに行いましょう。日本の雨は酸性雨のことが多いので石灰で中和するのです。

私の経験では、再生した培養土に腐葉土を1/3くらい入れておくと培養土の古さを感じることなく使用出来ます。水はけも良くなりますので再利用の場合は、腐葉土を混ぜることをおすすめします。

畑も同じく耕す時は必ず苦土石灰を播く

秋に終了した畑は、秋に掃除をして冬の間休ませる場合は折をみて耕し、真冬には天地返しと言って土を耕しひっくり返す作業をします。

気温が下がる時季に土の中もしっかりかき混ぜで害虫を駆除しましょう。冬の寒さを利用して土の中に潜む害虫を退治する作業は農薬を使わずに虫を退治出来る絶好のチャンスでもあるということです。

ただし、寒い季節は無理をしないように作業をしましょうね。夏同様に厳しい環境での農作業には注意が必要なのです。

また、秋から冬の農作業の時も水分補給を忘れないようにしましょう。体調や気温などの様子を見て作業を進めましょう。

いかがですか?家庭菜園の成功のカギは秋から冬に掛けてのオフシーズの作業が大切ということです。

土も植物も生きています。一年中それらの世話をすることで沢山の収穫が齎されると言うことなのです。一年を通して家庭菜園や園芸を楽しみましょう。

今回も長文をお読み頂きましてありがとうございます。

皆様の来年の豊作を祈っております。香♡


 

 

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脱・トマト連作障害。毎年同じ畑でトマト栽培。最短60日の土壌改良法

毎年・家庭菜園のトマト栽培

もう連作障害は怖くない!狭い畑の土壌改良法


夏の家庭菜園の代表格トマト栽培には連作障害と言う言葉がついて回ります。トマトの「連作障害」と言う言葉をあなたも一度は耳にしたことがあると思います。

ナス科の植物であるトマトの栽培連作障害と言われれば、同じ畑でのトマト栽培はちょっと心配になりますよね。なぜなら年に一度のお楽しみのトマト栽培なので失敗は大きな痛手になります。

 

 

昨年もここでトマトを育てたなぁ〜って思うとなんだか連作障害は気になりますよね。しかし、狭い自宅の庭での家庭菜園なので場所を変更するのは難しいです。でも大好きな自分の菜園で好きな野菜を毎年収穫したいです。どうしたら良いのか迷います。

植える畑のスペースが限られた家庭菜園で、どのようにすれば連作障害を避けて美味しい野菜を沢山収穫出来るのでしょうか?私も毎年悩んでさまざま工夫をしています。

そして、私も毎年同じ大好きな野菜を連作で栽培しています。もちろん、旨く行く年と失敗する年がありますよ。

せっかく大好きなトマトを育てるのですから可能な限り安定的に収穫をしたいと言うのは人情ですよね。出来れば大きく立派なトマトを毎年安定的に沢山収穫出来たらすごく嬉しいです。

今回ここに書かせて頂くのは、これまで約10年に渡り続けてきた家庭菜園でのトマト栽培の連作障害にひとつの答えを見つけたことから記事にまとめることにしました。私も何度も失敗しています。諦めずに頑張りましょう。

トマト栽培は何回も経験していますが、栽培当初は畑での連作を避けるために野菜用のプランターを使用したり植える場所を変えたりとさまざまな工夫をして来ました。

しかし、陽当たりや水やりなどを考慮するとどうしても同じ場所になってしまいます。では、同じ場所でも連作障害を回避して、旨く栽培するには如何にすれば良い結果を得ることが出来るのでしょう。畑のスペースは限られています。連作障害は、非常に悩ましい問題です。

トマトの連作障害の脱出法を考えてみた

同じ土壌=畑での同じ作物の連作により、作物の栽培=生長に必要な同じ栄養素だけが減少し作物の生長と収穫に悪影響が出るのが連作障害です。代表的なものはナス科の植物です。

ナス科の植物にはナストマトピーマンジャガイモなどなど多くの野菜がありますよね。

 

 

その他の野菜の仲間ではキュウリスイカなどウリ科の植物にも連作障害があります。ほとんどの野菜に連作障害があると言っても過言ではありません。

回避方法として一番楽簡単なのは先程も書きましたが、場所を変えて栽培することです。畑を順々に変更しながら栽培をする方法です。でも、その場所がないのです。

場所がないなら手っ取り早く土を新しく交換する方法が良いと思います。しかし、土を全部取り替えるのも大変ですし無理があります。あまり想像したくない作業ですし、家庭菜園で過剰な重労働は避けたいものです。

小さい家庭菜園とは言えの土の量は結構な量です。例えば、畳一枚分の畑の場合も、そこにある土を全部交換するとなると代わりの土はホームセンターで買うの?って思いますよね。

新しい土を買うのはかなりの出費になります。だったら「トマトを買って来て畑では他の野菜を作れば良いではないか?」と考えが煮詰まってしまいます。

家庭菜園の小さな畑でも全部の土の交換無理と考えがちです。しかし全部は無理だとしても6割もしくは8割位交換するなら可能かもしれないと方法を考えてみました。

また、あまり重たい作業をしなくても済む方法はないものかとも考えました。

家庭菜園で筋肉痛はイヤですし農耕用の機械もありません。だって家庭菜園なのですから楽しく楽ちんなのが良いですよね。

まず収穫後のトマト畑に時間を戻します

晩夏に収穫が終わりトマトの枯れかかった苗を抜き取ります。次に何かを植えたいところですが、約半年間トマトを育てて畑の土はすっかり疲れています。秋は土壌改良の季節とお考えください。

なんと言っても栄養豊富なトマトを実らせて収穫したのです。この畑の土を少し休めて労る必要があります。すぐに耕し何かを植えたいところですがぐっと我慢して来年のトマト栽培に備えます

一先ず、苦土石灰は撒いて耕しておきましょう。トマトを育て古い苗を抜いた畑には、残った根やゴミなどが未分化のまま残っていると思います。

しっかりゴミを取り除きます。根や茎、葉っぱのクズなどです。中には害虫の幼虫がいる場合もあります。しっかり耕してお掃除をしましょう。例え虫の幼虫が居たとしても殺虫剤を使う必要はありません。捕殺(捕まえて殺す)して処理(燃えるゴミに出す)しておきましょう。

掃除を済ませて土の様子をみます

畑を耕して気がつくことは土が少し減ったと言う感じがするはずです。根とともに土が減ります。また、栽培後にはプランターでも土は減少します。栄養素が抜けると言うよりは土自体が細かく砕け隙間が無くなっている状態です。

この土を空気の層のあるふかふかの土に戻す作業をする必要があります。ここで登場するのが腐葉土などの資材です。

まだ来年の植付までかなり時間があるので、この畑の中に分解しやすいやわらかい落ち葉や枯れ葉を入れて畑で腐葉土を作るのも良いでしょう。

畑の中で落ち葉堆肥を作る

かなり土が盛り上がりますので土を他の場所に移しても良いですが畑の真ん中に枯れ葉米ぬか油かすを混ぜて重ねて山のようにしておいても良いでしょう。土地の広さなどスペースを考慮して計画を立てましょう。

畑の土壌の中の細菌微生物、ミミズなどによって枯れ葉は分解され土に還ります。暇を見て月に一度くらい土をかき混ぜると分解が進み易くなります。

下の写真は落ち葉堆肥の作り方を時系列にしたもので落ち葉だけですが土を掛ける場合も同じです。

 

 

因みに下の写真は、庭の片隅に穴を掘って落ち葉堆肥を作る場所を作りました。純粋な落ち葉堆肥が欲しくて穴の周りにもビニールを巡らせています。

枯れ葉などを入れた畑の土の山には必ず雨がかからないようにビニールシートを掛けておきましょう。時間とともに土はフカフカになると同時に嵩が減ります。

腐葉土を畑とは別の場所で作る

畑の他にスペースがあり別の場所で腐葉土が作れるのであれば、他の場所で腐葉土を作ってください。この場合も枯れ葉と米ぬかや油かすを水を混ぜて寝かせます。この時も必ずシートを掛けてください。上の写真を参考にしてくださいね。

この場合も月に一度くらいかき混ぜます。あまり神経質にならなくても良いですが枯れ葉だけですと乾燥して旨く分解が進まない場合があります。様子を見ながらかき混ぜて、たまに水を加えましょう。

腐葉土は購入しても良いですが、かなりの量が必要です。袋入りの腐葉土100リットル以上は必要でしょう。腐葉土は折をみて落ち葉を集めて自作するのが経済的で良いと思います。冬に落ち葉堆肥を作る作業をまとめた記事がありますので併せておよみください。↓

畑の土3ステップでリフレッシュ!連作障害回避の落葉堆肥作り

更に言えば土作りもまた楽しい家庭菜園の作業なのです。枯れ葉に土壌菌が棲み着くことで分解されて新しい土に生まれ変わります。土壌菌を利用して枯れ葉を発酵させるのです。土壌菌を育て腐葉土を作って土壌改良をして野菜を収穫するという循環を作るのです。

私が行った方法は種まきと同時進行でした

植付け60日前昨年のトマト畑に腐葉土を投入するという方法です。昨年栽培したトマト畑の掃除をして土を耕してゴミを取り除きました。

更に古い土を他の場所に一旦移動する方法をとりました。結構な力仕事でしたが、ほぼ全部の昨年の土を取り除きました。畑の広さは畳一枚強で深さは約40センチ弱です。

そこに他の場所で作った油かすを使い作った腐葉土を入れました。ただ、この腐葉土はかなり枯れ葉の形が残っていました。腐葉土と言ってもあまり分解が進んでいない若い状態です。

丁度、種まきをした3月の中旬に畑の場所の土を一旦移動して、未だ形の残るこの腐葉土もどき鶏糞を混ぜ苦土石灰を投入し再度強制的分解を促進させました。

腐葉土に鶏糞米の研ぎ汁を掛けてビニールシートで雨を除けました。週に一度くらいかき混ぜて毎回米の研ぎ汁を掛けました。乾燥した季節だったので水分をキープすることが大切です。

米の研ぎ汁にはが入っているので米ぬかを水に溶かしたような状態です。米の糖質で発酵が促進されます。

発酵させることで腐葉土は発熱して害虫の卵や雑菌が死滅します。

落ち葉が発酵するとかなり高い温度70度くらいまで発熱します。100円ショップで調理用の温度計を購入して温度を測ると発酵の様子がわかりやすいと思います。

カエデの葉で作った腐葉土なのでちょっと当初は白っぽい状態でしたが、米の研ぎ汁を混ぜ込んでいくうちに黒く砕けて行きました。また温度も下がってしっかり発酵は止まっています。

因みに腐葉土が発酵した状態の植付は絶対にいけません。せっかくの苗が腐ってしまうので要注意です。発酵のときに出るガスで苗が腐ってしまいます。

植付2週間前、黒く砕けたら昨年の土を戻す

畑全体に対して昨年の土は二割程度です。細かく分解した腐葉土に畑の土を戻して再び苦土石灰を混ぜて更に耕しました。

土というよりは、腐葉土のような畑の土になりました。色は黒く見た目はかなり変化しています。臭いはなく発酵も止まった状態になっています。

春になり気温が上がると腐葉土の分解も進みやすくなります。そこに約二割の畑の土を戻して混ぜて発酵を止めました。すっかり土は新しくなり、再びシートを被せて定植まで待ちます。

シートを掛けるのは土が雨にあたり酸化するのを防ぐのと雑草が生えるのを防ぐなどの理由からです。せっかく耕した土を野良猫の糞害から守る意味もあるのです。

温床で発芽させてポットで生長したトマト苗

キュウリと同様にトマトも種から自作の温床で発芽させたものです。種をまいた3月は寒暖差が激しく発芽に時間が掛かります。通常は種が発芽するまでには気温の積算温度が関係すると言われています。下の写真は温床の中のトマトの苗です。かなり湿度が高い状態で育てました。

 キュウリ苗の温床栽培の記事はこちらへ 

トマトの発芽に必要な気温は約25℃で積算では200℃になります。この25℃が積算されて200℃で発芽をします。なのでそのまま外気温で発芽を待つよりも温床を使うと早く発芽します。

何故早く発芽させたいのか

早く発芽させると生長がそれだけ早くなります。基本的には苗が熟し蕾を付けてから畑に定植します。

そのために早く発芽させ早く育てたいのです。早めに開花させ暑い時期が来る前に青い実を着けさせるのが目標なのです。

 

 

下の写真は植付直前のトマトの苗の様子です。かなりわさわさ大きくなりました。勿論、既に花芽(蕾)が着いています。

早く実を着けさせたいのには夏の気温が関係します。梅雨入り前後に開花させ実を着けさせじっくりと熟成させるとトマトの糖度が高くなるからです。

トマトが開花して結実するまで約45日以上かけて赤く熟させるのと、逆に結実が遅れて暑くなると約30日で赤く熟してしまいます。すると日照時間の問題でトマトの実の糖度が下がるのです。

露地栽培なので早く実を着けてゆっくり熟させて美味しいトマトを収穫したいと言うことです。出来るだけ早く開花させ青い実を結実させたいのはそのためです。

二十四節気の夏至までに開花と結実を目指すのが経験上良いと思います。2017年は6月21日が夏至です。今年は暦通りに旨く育っています。

家庭菜園と二十四節気の関係とは

園芸は二十四節気に従って行うと旨く出来るように私は感じています。まず、種まきは2月の雨水の日から3月の啓蟄に掛けて行うのが良いと思います。雨水(うすい)とは冬が終わり春になり雨が降る時季と言う意味です。そして啓蟄(けいちつ)は、気温が上がり虫が穴から出てくる時季と言う意味があります。

園芸にはこの二十四節気が当てはまることが多いのです。また、この暦を旨く覚えて園芸の作業を行うと上手に作物を育てることが出来ると考えます。

夏至は一年で一番昼間の長い日

家庭菜園に限らず植物の生長には日照時間が密接に関係しています。植物は日照時間を正確に感じているのです。発芽前は光を嫌うものも発芽後の生長には日照時間が非常に影響します。

トマトの種は光を嫌うので旨く発芽させるためには種をしっかり土の中に入れる必要があります。

気温の上昇と積算温度で発芽するのです。そして、開花し結実をしたあとは長い日照時間と適度な気温で徐々に糖度を高めじわじわと甘くなるのです。

今年は旨く行ったと言い切れそうです

現在、夏至を過ぎた6月の後半に差し掛かりました。既に多くのトマトが実っています。未だ青い実ですがしっかりとほとんどが房成の状態です。

梅雨も半ばになり梅雨寒の時季から蒸し暑い梅雨へと移行しています。昼間は真夏の暑さですが、寒暖差は8℃から10℃で推移しています。じっくりとトマトが熟す条件が揃いました。

梅雨明けしてしまうと毎晩のように熱帯夜の続く季節になるのでギリギリ旨く行ったと思われます。

東京の夏は、非常に暑く湿度が高く蒸します。また夜中でも30℃を下回らないことが多いです。するとトマトは一気に熟してしまうのです。急激に熟すことを避けるために早い段階での開花を目指しているのです。

これまでの懸案事項・早期発芽の問題を解決

毎年のトマト栽培では、種まきが遅れたり早く種まき出来ても発芽しなかったりと苦労してきました。しかし冬にレタスを育てていた温床を使うことで早く発芽させられる可能性があると考えました。

結果、種まきから一週間で発芽し、乾燥した季節も湿度の高い温床ですくすくと苗が育ちました。発芽したばかりのトマトの苗はかなり環境に左右されます。

例えばホームセンターで売っている苗も購入後に枯れるケースがあります。ホームセンターでは寒暖差乾燥で枯らさないようにと注意書きがされていました。

春、異常に乾燥した熱風にさらされる

東京の春は乾燥した風が吹いたりいきなり25℃を超える夏日になったりします。逆に冬に逆戻りする日もあります。今年は特にこの寒暖差が大きかったと思っています。昼間は夏のように暑く夕方から途端に寒くなるのです。人間も風邪をひく人が多くいました。

温床から出した苗が10分で枯れそうになり焦りました。すぐに気がついて水槽に入れて難をのがれました。温床のメリットとデメリットを感じました。なかなか奥が深いです。

 

 

しっかり花芽(蕾)を確認して畑に定植しました。5月下旬のことです。梅雨に入る前に定植が出来ほっとしました。

元肥は鶏糞を全体に混ぜて根鉢の穴には、緩行性の化成肥料のマグアンプkをひとつまみ入れました。

定植のあとはすぐにしっかりと根付き花も咲きました。気温が一定して曇った日が多かったことが良かったと思います。

いよいよ梅雨入りして

梅雨に入ると今度は雨がほとんど降らない日が続き温かい乾風が吹きました。既に畑に定植して二週間くらい経っていました。

まだ小さいトマトの苗は全てなぎ倒されていました↖上の写真です。気がつくのが早かったので何とか助かりました。

やはり異常気象なのでしょうか?かなり気候変動に振り回されています。大雨のあとの強風は繰り返し続いていました。

でも、元気にすぐに花が咲いてどんどん結実しました。丁寧に土壌改良をしたその成果を実感出来ました。

昨年はあまり旨く行かず右往左往しましたが、その反省を活かし今年は沢山の中玉トマトが実りました。

育てながら気をつけることは「脇芽欠き」

トマトの花芽の横に出来る脇芽を切りながら一本立ちで育てます。脇芽が育ってしまうと栄養が分散され実が成らなかったり小さくなったりします。

写真の赤い線のところにあるのが脇芽です。これを赤い線のところで切ります。これが「脇芽欠き」手でも切れますが出来るだけハサミで切った方が苗にダメージが少ないです。

また、苗の下の方にも脇芽が出やすくあっという間に大きくなります。苗の足回りにも目を配って脇芽に栄養を取られないように注意しすぐにハサミで切り取りましょう。

気づいたら脇芽に花が咲いていたなどとなると本筋の花芽に栄養が行かなくなるだけでなく苗ばかりが大きくなり過ぎて実が小さくなってしまいます。トマトの苗を良く観察して脇芽を切りましょう。

もう、同じ場所でも連作障害は気になりません

同じ場所でも土を旨く取り替えて最小限の出費で連作障害を乗り越えられます。落ち葉米の研ぎ汁も普通は廃棄するものです。

少しの米ぬかや油かすを旨く使い上手に土壌改良が出来ました。腐葉土に使う落ち葉は庭木の残渣でも良いですし近くの公園をお掃除しても手に入ります。

暇や場所がないと言う方はホームセンターで購入しても良いでしょう。早めに畑の部分の土を除けて混ぜ込み寝かすことで腐葉土がふかふかの土になります。そして、思った以上のトマトの開花と実を成らすことが可能です。

まだまだ夏本番はこれからです。トマトが赤くなるまでには今暫く時間が掛ると思いますが時間を掛けてじっくり赤くさせることで、甘くて美味しいトマトを収穫したいと思います。

今回も長文をお読み頂きましてありがとうございます。沢山のトマトを収穫しましょう。香♡


 

 

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実生キュウリ露地栽培は3月に種まき、苗は温床栽培で6月に初収穫。

家庭菜園で美味しいキュウリ栽培

畑もプランターも、苗は温床で育てて露地定植


露地栽培でキュウリを収穫のご紹介です。簡単に収穫して夏の食卓にキュウリで彩ることが出来ますよ。キュウリの旬は言わずと知れた夏ですよね。しかし、種まきは春3月です。寒い時季に温床で苗を育てしっかりとした苗を定植しました。

 

 

キュウリの栽培の方法は苗を買って来る方法と種を撒いて発芽させ苗を作る方法のふたつがあります。畑でもプランターでも楽しめるキュウリの露地栽培をご紹介します。露地栽培とは温室ではなく普通に空の下で栽培する方法です。

私は、毎年種を撒いて苗を作り露地キュウリを栽培します。キュウリの苗を購入して行うことも可能ですが、種から芽が出る瞬間の喜びはひとしおです。私は発芽する瞬間が楽しみたくて毎年種からキュウリを育てています。

今年も張り切って春に種まきをしました。今年が例年と違うところは3月の半ばに種を撒いて自作の温床を使い早めに発芽させたことです。早めに発芽させることで苗の生長を早くして梅雨に入る前に定植したかったのです。

今年初めての試みですがキュウリもトマト、ピーマンを自分で作った温床で発芽させてみました。温床と言っても暖房器具を使うのではなく徐々に強くなる日差しを使い大きめのプランターに使い古しの培養土を入れて100円ショップの透明なビニール製のテーブルクロスをしっかり掛けたものです。

園芸用の支柱を組んでビニールのテーブルクロスを掛けてしっかり洗濯バサミで下の部分を密封するだけです。

陽当たりの良い場所におけば温かい空気と適度な湿度で、発芽が促進されるのです。一週間くらいでキュウリは発芽します。意外な速さに驚きました。私もこの方法は初めてなので気がつくことが多くありました。

この温床は、普段は冬にリーフレタスを作っている温床です。この温床があれば冬にいつでも摘みたてのリーフレタスを食べることが出来ます。

陽があたり温かいので冬でも新鮮な葉物野菜が食べられるのです。その温床を春に使いキュウリやトマト、ピーマンの種を発芽させたのです。

 

 

温床の良いところは頻繁に水やりをしなくても大丈夫なことです。また、春から活躍する害虫から発芽したばかりの新芽を守ることが出来ることです。

暖かくなると、いち早く出てくるのがナメクジの類です。このナメクジカタツムリを寄せ付けないので温床を使うと楽に発芽させて、ある程度の大きさまで育てることが出来ます。

また、今年のように春が行ったり来たりし寒暖差が大きい年は、急激な寒さで小さな苗は枯れることがあります。この温床で育てていれば、急激に気温が下がり寒風が吹いても大丈夫なのです。

毎年栽培することでどんどんスキルアップできます

今年の課題は昨年の反省を踏まえ早めの種まきと畑の土作りの着手です。昨年は花粉症が持病の気管支喘息を悪化させて息苦しく作業が出来ませんでした。

今年は、新薬を使い気管支喘息の症状がほぼ治まっています。なので早いうちから苗作りと畑の準備に着手出来ました。

花粉症の鼻水の症状があるものの農作業に支障なく動くことが出来ました。しかし、ティッシュがないと辛い状態でした。

気管支喘息の新薬にご興味がある方はこちらへ

種まきや畑の準備の時季に野外作業が出来ないのは本当に困りますよね。花粉症はイヤです。毎年早めにしっかり農作業が出来るようにしたいものです。

苗を温床で育て暖かくなってから露地に出す

キュウリの苗は、二葉が出て本葉が4枚~5枚くらいに生長したら温床から出します。外気温もだいぶ暖かくなりました。若干寒暖差がありますが問題はなさそうです。

ただし、空気の乾燥が気になります。注意しながら温床から出すことにしました。写真はトマトの苗と一緒に写っています。丸い葉がキュウリの苗です。

温床からキュウリの苗を出したのは、5月の初旬になります。約60日ほど入っていた温床からキュウリの苗がおもてに出ます。しっかりしているしかなり良い出来ですので大丈夫でしょう。

しっかりしているとは言え植物は環境の変化に敏感なので注意して温床から出しましょう。一旦、直接外気に触れないように要らない水槽に入れて様子を見ました。

温床から出し乾燥を防ぎながら外気に慣らす

この水槽はリサイクルショップで安く購入しました。ただし、水を入れると漏れ出ます。既に水槽ではないですが園芸に役立ちます。ちょっとしたアイディアで園芸作業が楽しくなります。

普通にやってもなかなか旨く行かないとついついイヤになりますが、そのダメな状況を分析することで来年はもっと美味しいキュウリが沢山収穫が出来ると思いますよ。

キュウリの苗に肥料をあげて暫くポットのまま露地栽培をします。まず、もう少し大きくなるまでこのまま育てます。小さな花芽が着き始めたら定植の合図です。合図が出たら畑やプランターに植えましょう。

通常買って来た苗は、温室で育てて出荷されるので露地栽培で発芽させるより早く生長します。でも、寒暖差が大きい年は買ってから枯れてしまうこともあるので要注意です。

キュウリの接ぎ木苗のメリット

園芸店で売っているキュウリの苗は、安いものは種からのままです。中には接ぎ木苗と言ってカボチャなどの台木にキュウリの苗を接ぎ木した苗があります。

接ぎ木苗を使うメリットは、病気や害虫に強くなることと連作障害がなく沢山収穫が出来るところにあります。

この接ぎ木苗のデメリットは普通の苗より高価と言うことです。畑が狭く植え場所を変えられないなどの問題がある場合は利用すると良いでしょう。

 

 

この接ぎ木苗は自作も出来るのですが失敗すると出遅れてしまうので初心者の方には購入することをおすすめします。

しっかり苗が育つまで畑を耕す

その間に畑を準備しましょう。既に耕して苦土石灰を撒いてある畑ですが、一緒に育てるトマトの畑も準備中です。トマトの畑は、今年はぎりぎりまで土づくりをしています。

昨年出遅れてまったくダメでした。今年は腐葉土を八割入れて鶏糞で肥やした新しい土を作りました。キュウリとトマトどちらかと言うと土作りはトマトの方が手がかかります。

プランター栽培であれば大きめのプランターとたっぷりの培養土そして元肥の化成肥料を用意しましょう。

畑の方は、土に苦土石灰を二回に分けて入れています。また、元肥として化成肥料完熟の鶏糞を使いました。鶏糞が効力を発揮するのは30日後くらいです。

キュウリの畑の準備

土に元肥を入れたらしっかり混ぜて耕します。結構な力仕事なので毎回筋肉痛になり大変です。無理をしないように行いましょう。春や冬の作業はあまり気温が上がりません。しかし、畑の土を耕す作業は意外と体力を使いますし涼しくても汗をかくので水分補給をしながら行いましょう。

私も結構疲れて良い運動になりました。しっかり耕してキュウリ栽培を成功させましょう。

畑以外の栽培では大きめのプランターを用意

キュウリは出来れば畑で栽培した方が沢山収穫出来ます。しかし、畑がない場合はプランターで栽培することも可能です。プランター栽培の場合は必ず大きめの野菜用のプランターを用意しましょう。また、鉢を使う場合は10号以上で深い鉢を用意します。

どちらの場合も培養土をたっぷり入れて苗を植えます。培養土は高価なものは必要ありません。ただし使い回しの培養土ではなく新しいものを買ってください。はじめに入れるものは培養土とあれば腐葉土です。

元肥は培養土に入っていることが多いですので培養土の説明書をよく読んで肥料を追加するなりします。肥料を追加する場合は化成肥料で良いです。ベランダで栽培する場合は出来るだけ化成肥料を使うことをおすすめします。

天然素材の肥料の完熟の油カス鶏糞牛糞堆肥などは、完熟しているものの多少の臭いがあります。またコバエなどが飛来することもあるので避けた方が良いです。

培養土の用意が出来たら苗の根鉢を壊さないように逆さまにして取り出し植え穴に植えるだけです。ポット苗の状態で既に蔓が出ていると思います。出来るだけ早めに仮の支柱を立てておくと強風で倒れる心配がありません。

 

 

また、プランター栽培の場合は水涸れに注意が必要です。毎日夕方か朝にたっぷりと水をあげましょう。その時、葉に水がかからないように注意しましょう。

梅雨の前は意外と気温が高くなり乾燥もします。水が直ぐに涸れるので時間を決めてしっかりと水をあげましょう。ご存じの通りキュウリはほとんど水分です。水がないとキュウリの実が曲がってしまいます。

私は、ほとんど畑でキュウリを栽培します

我が家の畑は今年で10年目くらいになります。毎年毎年いろいろな作物を作ってきました。一番多いのがキュウリだと思います。夏に行うキュウリ栽培ではビニール黒マルチをすれば雑草除けになります。

また、雨が降った場合に葉の裏に泥が跳ねないので病気の予防にもなります。一番の目的は、土を空気から遮断して土の中の水分を維持することです。

また、夏になると現れるコガネムシの成虫が産卵するのを防ぐことが出来ます。畑の場合は必ず黒のビニールマルチを使用しましょう。100円ショップで購入できます。購入する際は穴が空いていない物を選びます。穴のない黒いマルチシートが良いです。

マルチシートを使えば大きくなったキュウリには水やりはほぼ不要です。異常気象の場合は別ですが、たまに雨が降ると言う環境ならほとんど水はあげなくても大丈夫です。土地柄土壌環境にもよりますので土を良く観察して工夫しましょう。

畑では、さまざまな植物を育てることが可能

キュウリ以外でもメロン小玉スイカも栽培が出来ます。あまり甘く出来なくても果物はワクワクします。ただしスイカなどは土の中の養分を沢山使うので連作は避けなければなりません。

夏野菜のキュウリであればしっかり耕せば毎年でも収穫が可能です。出来るだけ新しい腐葉土を入れたり油カスや鶏糞、牛糞堆肥などを畑に入れて土を肥やしましょう。

キュウリは安定的に沢山収穫できる栽培コストが掛からない経済的な野菜です。朝収穫して直ぐに食べることが出来るのは家庭菜園の特権です。また味も非常に良く夏の食卓が楽しくなると思います。

家で栽培したキュウリは新鮮なので買って来たキュウリにはない味わいがあります。八百屋さんで買うキュウリは最低でも3日経っています。かなり時間差がありますよね。一品でも美味しいおかずが増えるのは嬉しいですし夏バテ熱中症にも良い野菜です。

追肥などは葉の色艶などを見ながらしましょう

キュウリにはあまり肥料は要らないと思いますが、葉の様子を見ながら液肥や追肥をしましょう。まず、初収穫した後にどんどん大きくなるのでネットの準備をしながら様子を見ましょう。

肥料のやり過ぎは植物にとって返ってよくない場合もあるので緩行性の化成肥料が簡単で良いと思います。私はマグアンプkを使っています。

今回は、種まきから苗作り定植そして初収穫までの記事を書いています。同時進行で畑ではキュウリが育っています。

 

 

未だ小さい状態ですが既に雌花が咲き蔓がでてキュウリの匂いがします。黄色い花が可愛いですよ。

6月の初旬には初収穫をしました

定植から二週間くらいでかなり大きくなります。気がつくと葉に隠れて小さなキュウリが成っていました。キュウリの苗自体は未だ小さいですがまず苗を育てるために既に成っている小さいキュウリを収穫してしまいました。

今年の初収穫です。梅雨が本格的になる頃には苗も育ち沢山のキュウリが成ります。小さいものは間引き先に食べちゃいましょう。

雌花と雄花が咲けば何もしなくてもキュウリは結実します。他のウリ科の植物とくらべてキュウリは受粉がしやすいです。人工授粉などの心配もほとんどなくほったらかしで実が成ります。

暑い時季なので水やりも人工授粉もせずに収穫出来るのは嬉しいです。特に水不足であったりすると花や植物にあげる水の確保も考えないとなりません。雨水を溜める大きい容器なども用意してありますが雨自体が降らないと水を溜めることも出来ません。

キュウリの害虫について

最後になりましたが植え付け直後に出現する害虫は「ウリハムシ」です。ウリハムシとは名前の通りウリ科植物の葉や花を食害する甲虫です。色はオレンジ色で羽根があり飛びます。キュウリを植えるとどこからかやって来ます。かなり手強いですが家庭菜園なので農薬は使用したくないですよね。

みつけて捕殺するしかなく一匹ずつ捕殺します。キュウリの葉についてやわらかい葉を食い荒らし昼間は飛んで逃げて行きます。

そして人がいなくなるとまた来ます。兎に角一旦来るとかなりしつこいのです。

ウリハムシは夕方になると動きが鈍くなるのでペットボトルなどに水を入れて一匹ずつ捕殺する方法が楽です。触ると葉からコロンと落ちるのでその習性を利用して水の入ったバケツやペットボトルに落とし入れるのです。

バケツだと逃げやすいので洗剤やオルトランを少し混ぜておくと良いです。でもなんでも虫はイヤですよね。

でもウリハムシを放置するとどんどん食害されて小さな花芽や実も食い荒らすので要注意です。また、枯れてしまった葉を放置するとナメクジカタツムリがやってきて花芽を食害します。

上の写真は、現在のキュウリたちです。かなり大きく育ちました。梅雨入りして気温が下がり動きが鈍いです。ネットも設置していよいよ本格的な収穫シーズンが始まりました。

キュウリの葉が茶色く枯れた場合は直ぐに掃除をして枯れ葉を残さないようにしましょう。このまま梅雨明けまでどんどんキュウリの苗は、生長を続け雨が多くなると立派なキュウリが沢山成ります。

成ったキュウリは出来るだけ朝の早い時間に収穫しておくことをおすすめします。直ぐに大きくなるのでちょっと早いかなくらいで収穫した方が美味しいです。キュウリは一日で一気に巨大化します。

葉っぱに隠れているものを見逃さないように収穫をしましょう。いかがですか?あなたも旬のキュウリを露地栽培してみませんか?本当に美味しいですよ。

また、今回ご紹介した温床栽培もいろいろな工夫でさまざまな野菜を無農薬で栽培出来ます。冬でも、虫に喰われやすい葉物野菜も簡単に虫に喰われずに栽培が可能です。

ぜひ、あなたのアイディアで工夫してみてください。

今回も長文をお読み頂きましてありがとうございます。♡香


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家庭菜園6月のキュウリ栽培② kaori の「秘密の花園」

キュウリ栽培定植。その後 6月も終わり。あっという間にキュウリが成り始めました。

家々に囲まれた、細長い庭は、私だけの秘密の花園。

東京の片隅で kaori が書く 耕す生活・家庭菜園日記。


2016家庭菜園・キュウリ栽培、開花・結実

4月に種を撒いて苗を作ったキュウリの苗梅雨入り直後定植しました。この時点でかなり出遅れています。定植した後のキュウリの苗のその後をご報告します。

梅雨入りし沢山雨が降って直後に非常に陽射しが強くなる日が繰り返しありました。降っては晴れて暑くなる。陽射しが強い日が続きました。

何となくここ数年同じようなお天気です。雨の後の強い陽射しは、定植したばかりのキュウリには過酷すぎるのです。雑草除けの黒いビニールマルチをしている関係もありかなり土の中の温度が上昇します。

2015年は、梅雨の前に定植後、猛暑で全部の苗が枯れました。ここ数年かなり苦戦しています。以前は定植後に苗が枯れると言ったトラブルはありませんでした。

ここ数年、寒暖差が激しい気がします。また、梅雨時でも一旦晴れると陽射しが非常に強い気がします。地球温暖化の影響が出ているのでしょうか。

梅雨の晴間の強い陽射しでも生き残った苗

今年は、遅れての定植ではありますが、苗自体は生き残りました。徐々に生長していくと思います。しかし苗は若干弱々しいです。

ちゃんと根付いたので少し安心しました。ネットも装着を終えました。いろいろ考えて今年は乾燥にも暑さにも負けない強い畝づくりを試してみました。

しかし、4本の苗のうち3本の苗の親蔓が枯れてしまいました。多分種まきの時期が遅れたのが原因だと思います。先だけが枯れ親蔓を失いました。苗の先はやはり弱いのだと思います。

本来は、主に伸びる親蔓から脇芽が出て広がって行くのです。しかし、親蔓が枯れてしまうと脇芽が旨く出るか微妙です。運を天に任せ脇芽が出るのを待つしかありません。

でも、あまり気にしなくても、キュウリは、食べ切れないほど成るはずなので大丈夫でしょう。かなり能天気な性格です。多分売るほど成るに違いありません。

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ネットを付けて数日でしっかりネットにしがみつきました。親蔓が枯れた苗も元気です。ひとつ前の写真より全然育ちが良くなっています。こうして写真を見ると生長の早さを感じます。

3日くらいしか経っていません。色々問題はありますがあまり神経質にならないように趣味の家庭菜園なのでストレスフリーで行きましょう。

キュウリにも、色々な種類があるをご存知ですか?

漬物に良い四葉キュウリ(すうようきゅうり)は病気に強い耐病性のあるキュウリです。原産国は中国です。八百屋さんではなかなか目にしない四葉キュウリ漬物に適しています。

「キュウリのキューちゃん」のキュウリあれが同じ種類です。四葉キュウリだと思います。ボツボツが大きいキュウリなのです。

ぬか漬けにすると、とても美味しいキュウリです。実がシャキシャキしているので、お味噌で食べても美味しいです。ここ数年四葉キウリを育ててきましたが、今年植えたのは「強健夏秋キュウリ」です。凄い名前ですよね。

植物の病気にはカビの一種で「うどんこ病」があります。キュウリはうどんこ病に罹りやすい弱点があります。ウリ科の植物はうどんこ病に弱くキュウリも例外なく葉が白くカビてしまううどんこ病への対策が必要です。勿論、カボチャやズッキーニなどもうどんこ病になりやすいのです。

対策としては、うどんこ病にかかりにくい種を使うことが第一選択となります。せっかく栽培してもうどんこ病で農薬を使うのがイヤですよね。どんこ病に罹りにくい種類を選び「強健夏秋キュウリ」を植えることにしました。

以前、栽培した「四葉キュウリ」も今年の強健夏秋キュウリもうどんこ病に罹りにくい種類のキュウリです。

特に強健夏秋キュウリはうどん粉病抵抗種なので安心です。せっかく育てて病気に罹ってしまうのは残念ですよね。種を選ぶ時に説明や、袋の表書きをよく読みましょう。

この強健夏秋キュウリは「株式会社アタリヤ農園」の商品です。

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良い種を選び、しっかり保存。残りは次の年

この種は、実は一昨年の残りです。かなり古い種です。でも、沢山しっかり芽が出ます。無駄がないので残った種は口をしっかり締めてお菓子の缶に保存します。

キュウリだけでなく、トマトも昨年買った種です。庭が狭いので沢山植える場所がないのです。

でも、何年も発芽してくれます。ある意味種は命のタイムカプセルのように感じます。無駄なく栽培が出来ます。それに家庭菜園なのでお金は賭けたくないですよね。

残った種は、しっかり口をクリップなどで止めて乾燥剤と一緒にお菓子の缶などに保存しましょう。


話しが飛びますが、トマトの脇芽をみつけたので脇芽かきと言って脇芽を切り取る作業をしました。

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この日に行ったトマトの脇芽かきの写真も載せます。太い茎と葉っぱの間に出ている芽が脇芽で、これを切り取ります。そうしないとジャングルのように枝ばかりが伸びてトマトが大きくなりません。


定植から、一週間でキュウリを一本収獲

梅雨で雨が降るので小さい苗に普通のキュウリが成っている不思議な光景でした。

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栽培のはじめは支柱でキュウリを仮に固定しておきます。でも、どんどん大きくなることは確実なのでまず縦のネットを張ります。徐々に上にもネットを設置します。

基本的に真夏の作業は夕方からしか出来ずあまり沢山のことが出来ません。でも暑い時間におもてに出て作業をするのは危険なので避けましょう。

熱中症になって、誰にも見えない秘密の花園で倒れてしまったら、誰も気が付きません。死あるのみです。

炎天下での作業は、ある意味自殺行為なので涼しい時間帯だけにします。勿論、朝早くやっても良いと思います。

農作業の時は、必ず時間を決めて休憩と水分補給をしましょう。私は朝寝坊なので朝は無理です。

特に梅雨の時季は朝が辛くなかなか起きられないのです。歳を取ると寝ていられなくなると言いますがそこだけは若いままです。かなり沢山何時間でも寝られます。若いのか?違います。

早起きは三文の得と言われますので早起きになりたいです。そのうち暑くて寝ていられなくなりますね。

キュウリの栽培は、8回くらいやっています

キュウリ以外では、小玉スイカやマスクメロンが成りました。どちらも、食べた種から発芽させて収獲しました。

小玉スイカは、意外と美味しくできました。マスクメロンは、やはり温室がないと無理で熟すまで茎が老化して旨く行きませんでした。食べたら硬くて甘くありませんでした。やはりメロンはお高いだけありますね。

今思うと小玉スイカの栽培はとても面白かったです。雌花が咲いて人工授粉して結実を促すのです。

しかし、思ってもみなかった場所に実がついていました。多分ミツバチが受粉をしてくれたのだと思います。

実が成っても成らなくても非常に良い経験

種は、食べたものの種なのでタダです。目的は土を耕し土の出来具合をみるための栽培なのです。成った実はおまけ的な感じです。

しかし、最近は欲が深くなって確実に収獲を狙っています。人間、歳を取ると強欲になるものらしいです。

ここに引っ越して来て10年目の今年は、トマトとキュウリを栽培しています。そして、ゴールドキウイフルーツもふたつ成っているので秋まで楽しめそうです。

因に、今年のトマトは昨年の残り種でキュウリは一昨年の残りです。キウイフルーツは、2年前に苗を購入しました。

苗を買う時点で非常に挑戦的な気持ちになりました。昨年は花は咲きましたが、実は成りませんでした。

でも、今年はも見ることが出来て嬉しい限りです。後は、量を増やせるように来年に向けて世話をしたいと思います。

家庭菜園のキュウリの良い部分は?

朝、収獲した新鮮なキュウリをいつでも食べられることにつきます。季節柄安い野菜ですが無農薬で育てる楽しみがあります。

毎日野菜(キュウリ)を食べる習慣が出来ます。キュウリの苗が、茎を伝い命を注いだ実をすぐに頂くことができます。

食べた時に感じる生命力は、買ったキュウリの比ではありません。

私は、子供の頃キュウリが苦手で食べられませんでした。今では、キュウリは夏野菜代表になりました。キュウリが凄く好きになりました。

下の写真は、茎が割れる茎割れ病のようです。でも、多分大丈夫でしょう。意外とキュウリは強いです。

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近所のおじいちゃんが、飼っているワンコも好物

犬種は、パグなのですが野菜を食べないと嘆いていました。でも、私のキュウリは食べます。ワンコにも美味しい無農薬のキュウリはわかるのかな?

以前、ドラマ「結婚出来ない男」で、阿部寛さんが隣の家のパグにキュウリをあげていたので真似をしてみました。

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私のキュウリは、喜んで食べてくれました〜。私が育てたイチゴも食べます。動物は正直なのか?買ってきたキュウリは食べないそうです。

友人も美味しいと言ってくれます。梅雨が明ける頃にはキュウリのジャングルになりそうです。

収穫は、多い日で10本以上出来てしまうので配って歩くのが大変です。一人では食べ切れません。

今年は、既に水不足と言われています

裏庭でもイチゴを育てています。玄関ポーチとは、育ち方や開花時期が異なります。花が咲き終わって青い実が着いていました。

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プランターでの野菜栽培は、ショウガとサトイモだけなので水やりはあまり心配ありません。

ショウガは猛暑の方が良いので楽しみです。畑への水やりは、ほとんどしません。ゼロメートル地帯なので地下から水が上がってきます。深く掘り下げて作った畑は、地下から水で水やりが不要です。

また、今年はキュウリ畑にブロックを入れ畝を囲いました。これまではビニールマルチだけでした。ブロックで夏の強い陽射しから畝を守る壁をつくりました。

少しでも水分蒸発を防ぎ土の温度を上げないように工夫しました。キュウリの根を高温から守るために工夫をしました。やはり段々暑くなっている気がします。

旨く畑を作れば、水やりをしなくて済みます。夏に水やり無しで栽培が出来るのは助かります。

予報は、猛暑。我が家は、東京の海沿い

海に近いので都心よりは暑さが凌げます。しかし何故か雨雲が除けて通ります。雷雨も通り一本こっちに来ません。猛暑日は出来れば雨が降れば良いのですが不思議です。

海まで10キロくらいの距離。夜には、海からの風が吹きます。そして夢の国TDLの花火の音が聞こえます。近いけど遠い夢の国。物価が高い夢の国なのです。

近過ぎて行く気になれない夢の国?キュウリを食べながら夢の国の花火の音をタダで聞きます。

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練馬など、内陸の東京とは暑さが違います

風は、熱風。地面から沸き上がる蒸気?熱気?叔母が埼玉に近い、練馬区に住んで居ます。

たまに出掛けますが凄く蒸し暑いです。空気が重たく暑苦しいです。帰り道は池袋から新宿まで戻るとやっと空気が変わります。都心は空気が悪いので嫌いです。

東京の片隅で楽しむ家庭菜園は、贅沢の極み

キュウリ栽培の方は、まぁ、順調とは言いがたいですが何とか根が張り生長を始めました。暑いとか色々文句を言っていますが畑は、家の裏庭なのでちょっと出れば済みます。

二階の窓からもキュウリが見えます。遠くまで行く必要もなく家に戻れば冷たいものも飲むことが出来ます。贅沢の極みです。

東京で、このようなことをやっています。あまり出来ることではないと感じています。ある意味贅沢です。

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でも、人生ひとつくらいやりたいことや欲しいものを手に入れても罰は当たらないって考えています。楽しんで生きることはとても大切です。

楽しい家庭菜園でもガーデニングでも、好きなことを好きなように出来ることに感謝したいですよね。

今年もキュウリを沢山成らしキュウリ大臣になっちゃいましょうかねぇ〜。

皆様の健康な毎日をお祈りいたします。

長文をお読みいただきまして、ありがとうございます。 ♡香


家庭菜園6月のキュウリ栽培① kaori の「秘密の花園」

この「秘密の花園」を見る事が出来るのは、このページに来てくださった貴方と私と、野良ネコだけ。

家々に囲まれた、細長い庭は、私だけの秘密の花園。

東京の片隅で kaori が書く 耕す生活・家庭菜園日記。


庭を得た経緯は、また後日。

この庭と家を手に入れる為に、さまざまな困難を乗越えました。

土地争奪奮戦記が、出来ましたらお読みください。


2016家庭菜園・キュウリ栽培開始

今年も出遅れて家庭菜園キュウリの栽培を始めます。キュウリの苗は、4月上旬にから発芽させたものです。

毎年。出遅れます。種まきや畑の準備

種を播くくらい、すぐ出来そうで出来ない。

実は、酷い花粉症なのです。

スギとヒノキを何とかして欲しい〜。

庭は、10年目になりました

家庭菜園でのキュウリ栽培をずっと続けています。

はじめてキュウリの栽培をしたのは、10年前です。

新築して、引っ越ししてきた、最初の夏。

そのときは、苗を購入して栽培しました。

畑は、未だ無くて植木鉢でした。

地面もカチカチの粘度質で石ころだらけ。家庭菜園?って感じ。

何も育たないのではないかと思うほどでした。

しかし、毎年大量の落ち葉腐葉土を作り粘度を砕き、かきまぜて徐々に畑らしくなってきました。

はじめの頃は、穴掘りしているだけみたいな感じでした。

昨年の反省を込め、今年は、猛暑に対応した畝の乾燥を防ぐ工夫を施しました。

今年の夏はどんな夏になるのかな?

昨年、梅雨入り直後の猛暑で、苗が枯れてしまいました。

今年は、暑さ対策と水涸れ対策をしてみました。

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慌てて種を播いたキュウリの苗もだいぶ大きく元気です。

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耕して元肥を入れた畑にマルチ。穴を開けて植えて行きます。元肥は、化成肥料。ハイポネックスのマグアンプkです。

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ポットから出すと根がまわって、根鉢が出来ています。

実は、このポットに3株のキュウリの苗が、出来ています。

株をハサミで切って分解。本当は一本が良いです。邪道です。

出遅れて梅雨入りしているので、定植後にすぐ雨が降り始めひと安心。元気がよいのでどんどん大きくなると思います。

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こんな感じで定植が出来ました。植え穴に水を入れてしっかりと植えます。また、小さいので毎日水をあげて、様子をみましょう。

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上から見た感じ4本植えました。近いうちにネットを付けます。

家庭菜園の他に、さまざまな花もご紹介して行きたいと思います。

楽しんでお読みいただければと思います。

今日やっとキュウリの苗の定植作業を終えました。

そして、里芋も植えてみました。芽が出ちゃいました。

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芽が出た里芋も大きな鉢に植えました。

すでに梅雨。怠いし、なんだか目が覚めなくて寝坊。

50代になってからというもの何となく体調が優れないのは更年期障害?なのかな。体を動かして体力を付けたいです。

とにかく梅雨は嫌いなのです。

少しずつ、キュウリの栽培をレポートしていきたいと思います。

今日は、苗の定植だけです。

はじめてなので、私の庭をご紹介していきたいと思います。

食べられるものばかりです。

家を建てたのが10年前。その時、手に入れた土地です。

私の家の土地は、この土地 = 庭があったお陰で、私が買う事ができました。

なのでだいじに土を耕し、土づくりをしてきました。

土づくりは、ほとんどが、近くの公園で冬に貰ってきた、枯れ葉。葉っぱは、あまり気にしないでいろいろなモノを持ってきました。なかなか、腐葉土になりにくい葉っぱもありますが、選り好みをするほど、落ち葉もありません。

東京は、そのあたりが残念な場所です。腐葉土の発酵には、米ぬかを使っていましたが、途中から油かすに変更しました。

油かすの方が、発酵が早く熱が出やすい気がします。

キュウリの定植場所は、特等席

今回は、先日耕して元肥も苦土石灰も漉き込んだブロックで囲った菜園に植えました。この場所は、一番陽当たりが良い場所です。

特等席にキュウリの苗を植えました。

家庭菜園では、キュウリと、トマト、ナスなどが、盛んに行われますが、何故かこの秘密の花園では、ナスが育ちません。不思議。

さまざまな植物の不思議も体験しました。

今後、改めてご紹介します。

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この写真はキウイフルーツの花(2016年5月)

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日陰の庭で行う家庭菜園のコツは?

家が建て込んでいるので、なかなか陽が当たらないのです。

夏至を過ぎると徐々に陽射しが、減ってしまうので冬はニンニク栽培だけになります。

しかし、ずっと植えてあるキウイフルーツや、バラ、アスパラガスなど、しっかり冬を越します。

建込んでいるので、風があまり抜けないのです。

良い場合もあれば、悪い場合もあります。

水やりゼロで育てる野菜とフルーツ

土地柄、夏もほとんど水を撒かずに栽培が出来ます。エコ?って感じでしょうか。家庭菜園はお財布に優しくしたいですよね」。

東京のゼロメートル地帯なので、2メートルくらい掘ると、水が涌き出します。

粘土質の下は、砂。その下は、また粘度。液状化しそうな感じです。

空気に触れない粘度は、青黒い色をして、油のような川のような臭いニオイがしました。多分、メタンガスが溜まっているのかも?

畑の部分は、全部2メートル以上掘り起こして腐葉土を入れています。土を全部直しました。

石ころや、ゴミ、ガラスの破片。そして、何故か靴?

いろいろなモノが出てくる。10円玉が2個?

20円ご褒美を貰いました。お掃除したから、神様がくださったのかと思います。

10坪を2メートル掘るのは、結構、骨が折れました。

スコップは、二本目。木製のスコップは一年持ちませんでした。仕方なく、鉄のスコップにしました。鉄のスコップは、私には大きいし、重たいのです。ちびっこなので振り回されています。

鍬も壊れてお休み中。早く直さないと。とにかく粘度質の土は、堅い。重いのです。道具がすぐに壊れるのです。

ご想像ください。スコップが折れる土。カチカチ。

今日は、嬉しい事が、またひとつありました

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団地に住んでいた頃に、亡き母が、何方かにいただいた月下美人?が咲いていました。

引っ越して来てはじめての開花

引っ越して、持って来た時に、徐々に元気が無くなり小さい鉢に生き残っていました。

あまり雨の当たらない乾いた場所に移して3年以上たちました。

今日開花していました。

母は、だいじにしていましたが、開花を見ずに亡くなりました。母が亡くなったあと、団地のベランダで、毎年、花が咲くようになりました。なんてことって思いました。見たかっただろうと。

母が可愛がっていたので、私が水をあげたり、世話をしてきました。新しい家が10年目になって、再び花を咲かせる。

なにか不思議な気持ちがします。嬉しいです。

今年最大の楽しみは、キウイフルーツ

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昨年も開花しましたが、実は成らず、今年は2個だけが着いています。

収獲は11月らしいですが、徐々に大きくなっています。凄く大きくなるか、途中で破裂するか?心配。

以前、小玉スイカを栽培して破裂した経験が頭をよぎりました。ウマく収獲出来るといいなぁ〜。

これも順次記事にしていきたいと思います。

家庭菜園 kaori の秘密の花園をおたのしみに。

次はトマトの定植です。kaori の園芸は、奥が深いですよ〜!

皆様のご健康をお祈りいたします。

長文をお読みいただきまして、ありがとうございます。♡香