
乳癌撲滅。ピンクリボンフェスティバルが開催されます。
芸能人が、乳癌を発表することが多くなりました。
有名人も、乳癌だけでなく、さまざまな癌で人が亡くなる。
なかでも50歳前後の人が、罹患し亡くなっていること、とても残念です。私の近しい人たちも、癌で神様に召されました。なぜ、この世の中から癌は無くならないのでしょうか?
50代は、さまざまな癌の罹患率が、一番高い年代です。多くの癌の罹患率が、徐々に上がって行きます。
それに比べ、乳癌の特徴は、20代からはじまり、45歳~50歳で、ピークを迎えます。一気に上がり一旦下がります。
そして、再び、55歳前後で上がります。その後は、徐々に減ります。乳癌は、女性ホルモンの影響されると言われる理由です。
女性ホルモン・エストロゲンの減少は、更年期障害の原因になります。しかし、その反面、乳癌のリスクが減ることも事実です。癌よりは、更年期障害の方が、良いとは思います。でも辛いですよね。
閉経が遅れると、乳癌に罹りやすいというのは、皮肉な話しです。多くの女性は、出来るだけ女性ホルモンを維持したいと考えているからです。しかし、この女性ホルモンの分泌が長引くことで、乳癌のリスクが高くなるのです。
40代後半から50代が掛かりやすい?乳癌
乳癌の罹患率が、40代から50代がピークです。しかし、乳癌の危険性は、20代から急激に増えると言うことをご存知でしょうか?
20代から40代までの乳癌の増え方は、他の癌が、年齢と共に緩やかな上昇をしていくのとは逆に急激に増えるのです。50代を目掛けて尖った山のような上昇曲線を描くのです。
そして、閉経を迎える平均年齢50歳をピークに、徐々に下降します。不思議ですよね。乳癌とは、乳房の中の乳腺に出来る癌です。そのため、乳腺の発達に関連する、女性ホルモンの影響を受けるのです。
約60~70%の乳癌は、女性ホルモン・エストロゲンの影響を受けます。ですから、閉経が遅い女性は、乳癌に注意が必要なのです。
また、遺伝的要素も捨てきれません。ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが、乳癌に罹患する前に、乳房の摘出をした話しは、あまりにも有名ですよね。私もビックリしました。
そして、アンジェリーナ・ジョリーの母親の姉妹にあたる女性も、乳癌で亡くなっています。アンジェリーナ・ジョリー自身は、遺伝子検査で、手術を決めたようです。
徐々に解明される遺伝子と病気の関係は、今後病気の治療に期待が持てると共に、命をお金で買う時代が来るようにも感じます。
そして、65歳を過ぎると一気に乳癌は、減少します。その後、その他の癌が、徐々に増加します。緩やかに増え続けて来た癌が、頂点に達するのです。大腸癌、胃癌、肺癌と続きます。
よって、生きている限り癌には、要注意なのです。
丁度、50代が、すべての癌のピークなのです。乳癌に罹る人は、ほとんどが女性です。稀に男性が乳癌に罹患する場合もあります。
徐々に罹患率が高まる日本人の乳癌
年齢とほぼ比例する、その他の癌の発生率ですが、乳癌だけは、違う増え方と言えるでしょう。女性は、生涯の半分を、女性ホルモンによって、影響を受けます。初潮からはじまり、妊娠、出産、閉経まで、約40年の長い期間です。
乳癌の増加、低年齢化には、食事の欧米化が、原因のひとつを考えられています。栄養価の高い食事は、初潮年齢を引き下げます。そして、閉経年齢も引き上げられます。そして、月経の期間が長い。
このふたつの要因が、乳癌に密接に関係していると言えるでしょう。女性ホルモンに曝されることが、乳癌の発生に繋るのです。
ホルモン療法の普及。ピルなどホルモン療法の増加も、要因のひとつです。現在、日本人の乳癌での死亡率は、1980年代に比べ3倍以上に増えています。
1980年代には、4,141人代だった乳癌での死亡者数が、2014年には、13,240人に増加しています。多くの方が、乳癌で命を落としています。死亡率は、約30年で三倍以上に、大きく乳癌の罹患率が増加し、死亡率も上がりました。
罹患年齢が下がって来ているのも原因と言えるでしょう。欧米と日本では、以前は、大きな罹患率のひらきがありました。1980年代は、日本人の乳癌の罹患リスクは、低く、アメリカの1/3くらいだったと記憶しています。
しかし、欧米での乳癌の健診率は、大きく飛躍しました。早期発見、早期治療を成し遂げたのです。日本よりも、乳癌での死亡率が減少に転じたのです。
また、食事の欧米化が増加の原因?
日本人の栄養が良くなり、成長が早く初潮年齢が下がりました。長い期間、女性ホルモンが、分泌されることが影響します。生活の変化、成長の早さが、乳癌健診の受診率の低さも影響しています。
これらが重った結果、日本人の乳癌リスクが高まりました。そして、企業の健康診断に、女性特有の乳癌などは含まれていない。
20代の女性には、子宮癌、乳癌の検査がありません。最低でも35歳くらいから、それも希望者のみとなっているのです。
定期的に健康診断を受けているにも関わらず、項目がない。本末転倒です。検査項目になければ、よほどのことが、ない限り、検査を受けることは、ありませんよね。まさか自分が乳癌だなんて夢にも思えない。
項目がなく、知識がなければ、問題がないと考えるのは当然のことです。日本人女性たちは知識がない上に、健康診断に項目すらなかった。
アメリカの乳癌の健診率は80.4%です。これに比べて、日本では36.4%なのです。非常に低い乳癌の健診率ですね。
これは、若い女性が乳癌に罹らないと言われた時代の名残なのでしょうか?現在、50代の女性が若かった時代の話しです。
30代以下は、乳癌には罹らないと、決めつけられでいたのです。疑わしくても、なかなか検査を受けられませんでした。
約30年くらい前の驚く実話です
ある20代後半の女性が、乳癌の疑いを自己検診で感じました。彼女は、直ぐに病院へ行きました。ひとつ目の病院では「まだ、乳癌に罹る年齢ではない」。そう言われ、門前払いされます。
どうしても気になる、その女性は、自力で、セカンドオピニオンを探し続けました。そして、やっと三ヶ所目の病院で「乳癌」と診断されました。
幸い、癌の発生した場所が良く、部分切除で済みました。未だ結婚もしておらず、ショックは、計り知れません。部分切除しても、転移や再発のリスクはつきまとうことになります。しかし、20代の女性も、乳癌に罹る。その時は、珍しいと思いました。
しかし、最近では、ドラマや映画にもなるほど、20代の女性が乳癌に罹っています。今では、もう、珍しくはない病気なのです。
昔より検査も手術も格段に向上
昔は、医師の触診がメインで、先生が胸を触ってシコリが無いか確認する検査です。今、考えると検査になっていませんよね。
しかし、この診察は、未だにあります。医師の経験値もありますが、見逃す可能性は大きいです。大昔は、乳癌に罹った場合、摘出されるのは乳房だけでなく、大胸筋、リンパ節まで切除されました。見た目は、肋骨が浮き出るほどになります。到底人には、見せられません。
自宅に浴室がない銭湯に行っていた時代
私が、幼少期、家にはお風呂が、ありませんでした。家の近くの銭湯に行くと、乳癌の手術の跡が凄い人を、何人も目撃しました。子供なので、まじまじ見てしまう。結構、タオルや手ぬぐいで隠している女性が多い。でも、隠すから余計に目立つ。
逆にあまり気にしていない人も。昔は、今ほどと多くはなかったとは言え。それでも、多くの乳癌の手術の跡のある女性を見ました。同じ女性として、本当にお気の毒としか言いようのない状態。
親友が36歳で乳癌に罹りました
高校の同級生で、仲の良かった親友が、乳癌に罹患しました。36歳で、左の乳房を全摘出しました。凄くショックでした。子供は二人産んでいて、母乳で育てた経験のある女性です。
電話が掛かってきたのは、手術が終わり退院してからでした。早速、自宅へお見舞いに行きました。
「切ったところを見せてあげる」と軽く言われ、凄く怖かった〜。昔見た、女性たちのむき出しの肋骨のようになっているのか?すると、まったくキレイ乳首がない胸といった感じです。
丁度、縫い目は、乳房の下のラインに沿って縫って、半円形に縫い跡がありました。
そして、一年後に、乳房の再建術を受ける為に再び入院しました。既に胸の中に、豊胸用のバッグを入れてあると言っていました。
一年経って、彼女の乳房は元通りに
昔見た、乳癌の手術で、大胸筋まで切除した時代のあれとは、はるかに違うと感じました、健康な右胸の乳首を再建した乳房に移植する。
はじめに仕込んであったバッグに生理食塩水を投入して見た目は、まったく元通りにちゃんと左右のバランスを見て治してある。このような再建術があると言うことをはじめて知りました。
しかし、続くガンとの闘いと転移の不安
転移を防ぐため、彼女は、リンパ節を切除していました。後遺症は「左腕のむくみ」1.5倍以上に浮腫んだ腕が痛々しい。
左利きの彼女の生活の質を非常下げたと思います。また、浮腫で腕が辛いと言うことも訴えていました。足が浮腫んだ時って結構、違和感や怠さがありますよね。あれの酷い状態です。
でも、放置すれば命がありませんでした。当時のベストな選択と言えるでしょう。たまたま、乳房の引きつりに気がついた彼女は、東京の築地にある、聖路加国際病院に診察に行ったそうです。
聖路加に行ったのは、出産をした病院だからだと言っていました。直ぐに検査を受け、予定より早く結果をもらい入院し、すぐに乳癌の摘出手術になったとのことです。そう、悪い時には、直ぐに連絡があります。
彼女は、その後10年間。生存ののち46歳で亡くなりました。まず、骨転移になりました乳癌に多い骨への転移です。おそらく、肝臓にも転移していたと思います。
最後にお見舞いに行ったのは、地元の中ぐらいの病院でした。聖路加ではない病院に、入院しているとメールが来ました。検査入院だから、来なくていいからとメールに書いてありました。
来なくていいならメールするなよ!って、何だか嫌な感じがしました、無理矢理病院を聞き出しました。すると、意外にも私の家に近くで、何故こんな所に入院するのか?答えは直ぐにわかりました。病室に居た彼女は、死神に取り憑かれた様相でした。
昔見た、肝臓癌の末期状態の人と同じ肌の色。最期は、腹水と黄疸で見る影もなく癌の末期状態です。一瞬にして、もうダメ?そう思わされてしまうほどでした。私は、父親を癌で亡くしていたので、すぐにわかりました。末期癌の患者さんが、次々と亡くなる病院で、父は、検査入院をしていたからです。
マンモグラフィー健診は受けていなかった?
現在なら、希望すれば検査を受けることが容易にできます。でも以前は、自治体の検査に、マンモグラフィーがなかったのです。多分、彼女は、見逃してしまったのだと思います。
乳癌の5年生存率は、日本の場合は、87.3%と非常に高い数字です。早期の発見なら、かなりの確率で転移を防げます。そして、生存率が確保出来ます。
しかし、転移をしやすいのも乳癌の特徴なのです。早期発見して一刻も早い処置が必要です、5年生存率 87.3%です。では、10年はどうでしょう。乳癌のステージが早いほど、10年の生存率は高まります。乳癌は、転移をすることで徐々に、生存率も低くなります。
彼女の健診にマンモグラフィーはなく
区の健康診断にマンモグラフィーが、導入されたのは数年前です。そんなに前ではなく、乳癌の低年齢化や増加が認知されてからです。彼女は、健康診断で、乳癌検査を受けていなかった?マンモグラフィーも、エコーも受けていない可能性が大きいと考えます。
私は、会社の人間ドックで、毎年定期的に乳癌の検査を受けていました。しかし、離職したので、はじめて区の健康診断に行きました。さすがに今は、マンモグラフィーの検査設備はあります。
健診内容は、かなり適当?医師の診断も短く何かを言おうものなら、はいはいって、まるで、ベルトコンベアーでした。結果は大袈裟?すぐ、区内の病院で再検査とか?小さな文字で行きつけの区外でも良いとか?あぁ〜老眼には見えない。何となくいい加減な雰囲気で怪しいのです。
東京とは言え、片田舎での再検査は意味無し
区内の病院へ行くよりも、大学病院に行く方が近いのです。直ぐにお茶の水の大学病院へ診断結果を携え、出掛けましたが、すべて異常なしでした。なんてことでしょう。健康で文句を言ったら罰が当たりますね〜でも。
何ともなくて、文句を言うのも変ですが、幾ら健康診断の結果とは言え、病院に行くのには、それなりのお金が掛かる訳です。まぁ、病気でなかったことは、良しとしましょう。
それにしても、再検査を区内で受けさせようと言う魂胆が、見え見えです。小さい文字も、見えません。そして、不安を煽られます。私の父は、50代で大腸癌で死んでいるのです。父が死んだ歳まであと4年です。でも、死にたくありません。
大学病院の先生も、この数値や結果で要再検査?って。首を傾げていました。でも検査をして何もなければ、安心だから受けておくことにしました。健康診断で検査をしておけば安心ですよね。
3月に受けた健診結果で、すべてが終わったのは、10月くらいです。大学病院は、なんとも無さそうな患者は優先しません。5月に予約した検査は、三ヶ月後でした。
この時点で大きな病気でないことが、ひしひしと伝わってきます。友人の癌が、発覚した時も、父の癌が発覚した時も、病院から電話が掛かって来る。そう言うものです。
なんだか、高くついた健診でした
時間も、お金も返せ〜!って言いたいくらい。いくら健康保険が使えてもかなりの出費でした良い経験になったと思うことにします。大腸ガンのファイバー検査とCTスキャン、血液検査2回。尿検査などなど。糖尿病と、大腸癌の疑い?検査で余計痩せちゃいました。
何でも噂では、区の健診は大袈裟に結果を出す傾向があるらしい、因に内部告発です。50代になれば、たたけばホコリが出ること間違い無し。思いもよらない部分に、病気が隠れています。信頼出来る検査機関で、人間ドックを受診したいと考え中です。
11月に健診の予約が入っていないと自治体から
10月にやっと終わった3月に受けた健診の再検査でした。そして、11月のある日、区の健診予約センターから、電話がありました。今期の健診が予約されていないから、早く予約しろと言う内容でした。
えぇ〜!先月、やっと終わったのに、またですか〜?と、いきさつを一通り説明しました。電話をして来たのは、事務の女性。何を言っても意味がないし、大人げないのは承知しています。
もっと、偉い人から話しを聞きたいし、ちゃんと話しをしたいと申し伝えました。大袈裟に再検査をすすめるのは如何なものか?という部分です。大学病院の医師が首をひねる検査結果って。
ガイドラインは?素人にも合点が行かない基準
何ともないのに、いったい、いくらお金を使ったか?それは、さておき大学病院の医師が「基準が分らない」と言っていたことなどなどすべて伝えました。10月にすべてが済んだばかり。
思わず、また?また健診を受けるのか?と聞き直しました。健診だけで病気になりそうです。一先ず、保留にしました。あてにならない健康診断からどう身を守ればよいのか?
さまざまな人間ドックは、存在します。しかし、良いと言われるものは、やはり金額も高いです。
企業の安い人間ドックさえも4万円から5万円くらいします。これは、保険組合の負担なので、希望を出せば受けられました。
自営業だと、自費になります。行政の行う検査は無料。どちらが、良いのでしょうか?
私は、40代を過ぎたら人間ドックが、良いと思います。行政の行う健診では、眼底眼圧の検査もありません。眼底検査をすれば、40代から増える網膜の病気を知ることが出来ます。
通常の人間ドックなら、しっかりとこの眼底検査がついてきます。出せる金額でオプション検査も可能です。命は、既にお金で買う時代?近くまで?否、もう来ていきます。
どちらにしても、同じ医療機関で、長く続ける方が良いでしょう。毎年続ける健診の結果が、データとして蓄積されて行きます。昨年との比較が、容易に出来ると言う訳です。健診専用の医療センターなどが各地にあります。そこへ、自費で行くのも良いでしょう。
また、企業に所属していれば、人間ドックを希望しましょう。40代にならずとも、選べるなら、人間ドックがおすすめです。若い人ですら罹りやすい癌が増えているのです。
簡単な病気は、本当に治りやすく医療が進歩しました。しかし、病気は、克服しても、次の病気が生まれでます。かつて、結核が死の病であったと言われた時代があるようにです。
今は、ある程度収まっています。でも、結核も、まったくなくなった訳ではないのです。もっと恐ろしい病気になって襲いかかって来る可能性もあります。
乳癌やその他の癌も早く発見することが、可能なのです。早期発見で、助かることが出来ようになりました。
一番の有効対策は、自分で胸を触る
お風呂に入って体を洗う時、ソープの泡が胸についた状態の時、なめらかな状態で、胸を触ります。手のひらでなでるように。滑るようになめらかに触り、胸の中にシコリがなければ大丈夫。
特に、胸の上の方が、発生率が高いそうです。しかし、何処に出来ても、おかしくないのが癌です両手で、両胸を交互に触りましょう。人間の指や手のひらの感覚は、非常に繊細な感覚を持っています。
毎日、触っているうちにその違いを感じ取ることが出来るようになります。生理の前後に日を決めて自分で触診する方法もあります。しかし、ソープのついた状態で触る方が、分りやすいです。
何よりも、毎日のことなので忘れないで、簡単に出来ます。ぜひ実行しましょう。マンモグラフィーもエコー検査も大事です。でも、病気を見つけようとする習慣は、もっと大事だと思います。
ストレスを無くす、抗酸化物質をとる
このブログでも、さまざまな抗酸化物質や、フルーツや食べ物をご紹介して参りました。体をサビから守る。ストレスは活性酸素を発生させます。この活性化酸素こそ、癌のもと。体をサビさせます。抗酸化物質を食事に取り入れる。
旬の野菜やフルーツで体をいつも酸化から守る。ヨーグルトや発酵食品を取り、腸内フローラを活性化させましょう。
ガンを防ぐだけでなく、美しく美肌も目指せるのです。健康な人の肌が美しいのは、ここにも秘密がありそう。
kaori は、ピンクリボンフェスティバル に協力します
♥ http://www.pinkribbonfestival.jp ♥
あなたもぜひ、参加してください。
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