梅雨と考えただけでイヤな気分になる
約50日の梅雨をやり過ごす方法。
梅雨は雨が多く降る季節です。夏に向かい日本列島のほとんどの地域で梅雨の期間がありますよね。天気予報で梅雨入りしたとか梅雨に入った模様とかいろいろな言い方があり報道されます。
梅雨と一口に言っていますが、実際の日数は約50日ほどです。その年によって梅雨の長さは違いますがほぼ平均して約50日前後となっています。
その年によっては非常に短い年もあれば、梅雨明けしないまま8月になってしまうような長くはっきりしない年もあります。
梅雨自体は自然の恵みであり生活になくてはならない水の確保に欠かせない雨の時季です。忌み嫌うことではありません。
しかし梅雨の湿気のために体調を崩し生活がしづらい人がいることもまた事実です。
梅雨入りと言われる前に「いよいよ来たなぁ~」と憂鬱になる方も多いのではないでしょうか?
私も梅雨に入りそうな時季になると体がだるくて眠くなります。ひどい場合は肩や首など持病がある場所が痛んだりもします。湿気で髪が上手くまとまらないのもイヤですよね。
ここで「入りそうな」と書いたのは梅雨に入る前には必ず走り梅雨というプレ梅雨があるからです。5月の半ばになると雨の日が多くなるだけでなく体調が徐々に悪くなります。
一番辛いのは梅雨空を見てイヤな気分になり憂鬱になったり体調が悪くなることでしょうか本当にイヤです。
梅雨の時季に憂鬱になったり体がだるくなる人は私だけでなく、多くの人が存在します。その理由はさまざまありますが一番多い理由は湿度の上昇と日照時間の減少が体調に影響するからでしょう。
梅雨の雨によって湿度が上がるわけですが、梅雨に雨が降る原因は梅雨前線という前線がの本列島の上空に出来るからです。
前線とは低気圧と高気圧のぶつかる場所です。冷たい空気と温かい空気の境目と考えるとわかりやすいですよね。
暖かく湿った空気は冷たい空気にぶつかると温度差で気体が水へと変化します。それが雨です。
雨が降っている場所は低気圧に覆われます。気圧が高い状態から低い状態になると人間の身体にも影響が出ます。低気圧が下がると体内の臓器にも少なからず影響するからです。
例えば、雨の前に神経痛が出るのは気圧が下がり血管が広がって神経を圧迫するからだと言われています。飛行機に乗ると足がむくんだり耳がキーンとしますよね。気圧の変化が身体に与える影響のひとつです。
また同じ気温でも湿度が変われば暑さや寒さの感じ方が違うのです。夏場に湿気を除去するだけでかなり涼しく感じるのはそのせいです。しかしここで書きたいのはもっと根深い部分です。
梅雨の憂鬱というのはイコール「嫌な気分」などという生易しいものではありません。逃げ場のない気分の落ち込みと体の重さや動けないほどの倦怠感のことです。
なぜ梅雨になると憂鬱な症状になるのでしょう。雨が降ることは雲で太陽が遮断されることと同じです。
日照時間が減ると脳内のセロトニンが不足します。セロトニンとは概日リズムと言って一日のリズムを整える作用のあるホルモンのことです。
要は梅雨空によって薄暗い曇りや雨の日が続くことで脳内のセロトニンが不足して目覚めが悪くなったり昼間に眠いダルいなど症状が現れるのです。
梅雨の時季に身体の不調を訴える人の多くは、もともと虚弱体質であったりホルモンのバランスの崩れで体調を崩しやすい女性に多いのです。もちろん男性もいますよ。
外見的には髪が乱れるのもストレスですよね。特にくせ毛の人は梅雨はイヤな季節です。縮毛矯正などで梅雨から逃げましょう。
一番の薬は梅雨から逃げる
どのような体質であれ梅雨の時季に憂鬱で体調が優れないのであれば、答えは一緒ですよね。
梅雨の憂鬱や体調不良を避ける方法は、まさに梅雨から逃げることが一番手っ取り早いと言えるでしょう。
梅雨のない場所に旅行することや移住するなどです。でも旅行はともかく引っ越しして移住するのはかなり大変ですよね。
大きく考えれば将来梅雨のない場所に住みたいという夢を持つくらいなら出来そうですが、今まさに憂鬱で体調が悪いのです。将来の夢もあったものではありません。
梅雨から逃げて移住?旅に出よう!
梅雨は約50日も続くうんざりする季節です。中間くらいの時季に休暇が取れるのであれば海外に出かけるのも良い方法です。
7月の初旬であれば夏休み前で旅行代金も安くて済みます。更に予約も取りやすいので梅雨から逃げるには持って来いですよね。
なんと言ってもここ数年の首都圏の蒸し暑さは東南アジア以上のものを感じます。
逃げ場のないコンクリートの熱から発せられる蒸し暑さで体調が悪くなっても仕方ありません。
海外旅行はかなり贅沢な逃げになりますが、近場の国であれば国内旅行と同じくらいの金額でも行ける国があります。
それに行く前からの準備期間を含めればウキウキ気分が約10日ほど続くことになります。梅雨の最悪の50日から約10日もエスケープ出来るのは非常に魅力的な逃げの方法と言えるでしょう。
国内でも山の温泉など気温が低い場所なら都心ほど蒸し暑さを感じることはなさそうです。
ただし、ここ数年増えている局地的な大雨の心配は捨てきれません。日本には逃げ場がなかなかありません。
私は、実際、梅雨時にバリ島に旅行したことがあります。約7日の旅でしたがその年の梅雨は非常に短く感じられました。
一時的に梅雨のない南国のリゾートホテルで過ごして、かなり身体が軽くなりました。帰国後一週間は身体が本当にラクでした。
南国のバリ島はもちろん非常に暑いです。湿度も高い国です。しかし、日本の梅雨のようなじっとりしたイヤな感じはありませんでした。日本はもう、世界一蒸し暑い国なのかも知れません。
汗を流して梅雨から逃げる
基本的に湿気が苦手なのであれば手短に岩盤浴や温泉、サウナなどで身体を温めて汗を流す行為で一時的ではありますが身体が軽くなりさっぱりします。
身体が温まるとぐっすり眠れるのも魅力です。私はとても岩盤浴が好きでかなり身体に合っていると感じています。
梅雨に身体が冷えやすいと感じている方は一回お試しください。意外と効果的ですよ。
動かせるなら身体を動かすことも効果があります。運動をすると言うことです。
蒸し暑いのに運動をするのはイヤと思われる方も多いと思いますがスポーツクラブならエアコンが効いています。
またプールで歩くだけでも一時的に湿度のイヤな感じから解放されます。泳がなくてもプールの中は地上の600倍の水圧がかかるので運動効果が高いのです。プールの中で歩けばダイエットにも繋がります。一石二鳥なのです。
なにより運動をして汗をかくことで体内の余分な水分が一旦抜けて身体のむくみが取れて新陳代謝が良くなります。エネルギーも使うのでシェイプアップにもなりますよね。
家に閉じこもり、ひたすら寝て梅雨から逃げる
ちょっとネガティブな発想のようですが、梅雨のダルさや憂鬱な気分を忘れるにはひたすら眠る方法もあります。
イヤな現実を眠って忘れるのです。一番カンタンで安上がりですよね。布団に入るだけで極楽気分です。
お仕事があって寝てばかりいられないかも知れませんが、土日はしっかり休むと決め込むことで気持ちが前向きになります。
この際、食事も掃除も極力手を抜きましょう。ひたすら眠ることを目標に生活をするのです。もちろん仕事はしますが、早く帰宅して布団に入る習慣を続けるのです。
梅雨は約50日間です。ざっくり一ヶ月半生活を寝ることを中心に考えてみるのはいかがでしょう。
これも実際体験したことがある方法です。かなり効果がありました。一心不乱に眠るために頑張るのです。
布団に入れはダルさも憂鬱も忘れられると考えるだけでも気分がラクになりますよ。
梅雨だけの楽しみ・梅を漬けてみる
梅雨だけの楽しみなんてあるのか?と思われるかも知れませんが梅雨と言えば梅です。ちょうど梅の出回る季節ですよね。
八百屋さんでさまざまな梅が売られています。梅を購入して梅酒を漬けてみるのはいかがでしょう?青い梅の青梅だけでなく完熟の梅でも美味しい梅酒が出来ます。いろいろな梅を使えばレパートリーが広がります。
最近の梅酒はホワイトリカーだけでなくブランデーに漬けたりいろいろな楽しみ方が出来ます。私が試したもので一番美味しかったのは完熟梅を使ったブランデーベースの梅酒です。味がまろやかで美味しいですよ。
お酒が苦手な方には梅と氷砂糖で作る梅シロップがおすすめです。シロップなら梅を洗って氷砂糖と漬けるだけです。アルコールが入っていないのでお子さんにも飲めますし身体がシャキッとする酸味がとても美味しいです。
更に踏み込んで梅干しを漬けるなど梅を使った梅雨の楽しみがあります。梅干しを漬けるには若干コツが必要ですが梅と塩と容器があれば作業が出来ます。
お料理や発酵などの化学反応が好きな方向けの楽しみです。料理や漬物はまさに化学反応です。たかが漬物と考えず男女問わず楽しめる梅雨の楽しみでしょう。
これも実際にやりました。我が家には沢山の梅酒や梅干しがあります。梅雨にしかない楽しみを見つけることでイヤな季節を乗り越えられそうな気がします。
庭やプランターで植物を育てる
家庭菜園などの季節です。お花や野菜を育てて梅雨のイヤな約50日を乗り切るのも良いでしょう。ダルくて本当に無理と言う方以外はキレイな花を愛でて心を癒やすのも良い時間だと思います。
幸い梅雨なので水やりの手間が省けます。紫陽花などの鉢植えを購入するだけで栽培がスタート出来るお手軽な楽しみです。水やりを忘れがちな方向けの梅雨時の園芸はいかがでしょう。
もちろん本格的な園芸を楽しめるなら梅雨時だけでなく長く付き合える趣味となるはずです。
私は家庭菜園を本格的にしているので梅雨時の作業をなんだかんだ言いながら頑張っています。
何よりも物言わぬ植物が生長する姿や収穫の楽しさは頑張ったものにしか体験出来ない楽しみです。
植物は手をかければ掛けただけの変化や効果を見て取れます。植物は裏切らないと言う部分がストレス社会に生きるあなたの気持ちを癒やしてくれるでしょう。
梅雨の憂鬱から逃げる方法・まとめ
①梅雨自体から逃げる、旅に出てやり過ごす
②運動をして汗を流し湿気を忘れる
③家に閉じこもりひたすら眠る
④梅雨だけの楽しみを見つける・梅酒などを漬けてみる
⑤夏に向けて家庭菜園や園芸を楽しむ
梅雨を乗り越える方法やさまざまな梅雨のやり過ごし方を書いてみました。難しいものもありますし、仕事が忙しいと無理なこともあります。
しかし、憂鬱で身体の調子まで悪くなる梅雨を普通に過ごすのは辛いですよね。生活に変化と工夫をして元気にやり過ごしたいと考えています。
何よりも憂鬱な気分を紛らすことのできる梅雨の季節ならではの楽しみを見つけることは非常に人生の糧になります。
毎年繰り返す約50日の梅雨ですが憂鬱なまま毎年過ごすのは辛い以外の何ものでもありません。病院に行ってお薬で治るなら良いのですが、なかなかそうもいきません。
体質的に梅雨の気候に弱い方は沢山います。でも命までは取られないのであれば、楽しみを探して実行することで生活が楽しくなればと考えます。
あなたが上手く梅雨を乗り切れますことをお祈りしています。辛い時には“エスケープ”することを思い出してください。心が軽くなりますよ。
今回も長文をお読みいただきましてありがとうございます。香♡
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